Re: 100万語おめでとうございます

[掲示板: 〈過去ログ〉100万語通過報告 -- 最新メッセージID: 8032 // 時刻: 2024/5/17(19:26)]

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3615. Re: 100万語おめでとうございます

お名前: fiddle
投稿日: 2004/5/21(09:54)

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cipoさん、はじめまして、fiddleと申します。

〉100万語通過しました。去年の7月からなので、ちょうど10か月ほどかかり、全部で135冊読みました。

おめでとうございます!!

〉前日の夜、「この感じだと明日あたり100万語いくな」と思いながら寝たところ、夢にキムタクが正装で登場。上等の赤ワインを持ってきてくれて乾杯しました(笑)。なんか英語でロマンティックに賞賛し優しい言葉をかけてくれたので、私は力が抜けてしまって・・同席していた色々な人に泣きながら感謝の言葉を英語で語っていました。別にキムタクの熱狂的ファンとかいうわけではないんですが、カンヌ映画祭へ向かう姿をテレビで見たからでしょうか・・・・な〜んて、こんな話はどうでもいいか。つまり潜在意識の奥〜の底〜の方まで嬉しいということです(笑)。

おお、英語の夢でロマンティックに賞賛というところが素敵!

〉通過本は ”Lady Chatterley's Lover” 「チャタレイ夫人の恋人」です。ただ、もちろんご覧の通りまだまだPBをがんがん読めるレベルでは全然ないです。だいたいレベル3〜4のGRを中心に読んでいるところに、たまたま家のものがこれを買ってきたのが以前翻訳で読んでお気に入りの本だったため無理やり通過本にしてしまいました。しかもキムタクがお祝いにかけつけてくれたので義理を感じて(笑)、相当無理してその日のうちに100万語にかけこみました。

〉でも、ペーパーバックといえば2ページ目には進めたためしがなかった私にとっては、30ページばかりを特に苦痛もなく読んで(前から知ってるとはいえ)筋が追えるだけでもびっくりです。本当に多読に出会ってよかったです。200万語にいったらどうなるかな?と思うとドキドキします。

PBで通過って、すごいすごい。もう何でも来い!ですね。

〉OBW3あたりをかなりしつこく読んでいたら、特に読みたい意欲のあるものならキリン読みができるようになり、それからは体調と気分に合わせて、レベルの幅を大きく上げ下げして色々読むようになりました。特に80万語くらいでブッククラブに入会してからは、宝の山を手にした嬉しさで少しスピードアップした上、CDやテープが借りられるので、疲れた時はリスニング・リーディングで語数をかせぎました。音声教材の語りは思っていたより表現豊かな朗読で楽しかったです。音声教材までは自分では買えないので本当に助かります。
〉ただ、新宿はちょっと遠いので・・将来せめて、各県に1つブッククラブができるといいですね〜。

私もブッククラブ入っていますが、遠いのです。小田急で行くと安いけど時間がかかるし、
JRで行くと帰りに買い物が出来るけど高いし…と、毎回悩みつつ通っています。
でも、確かに宝の山ですよね。もっとたくさん読んで聴くまでは、通い続けたいと思ってます。

〉***以下感想・長文です**(多読とは「魔法の杖」かも?)**

〉英文科を出たのに英語には挫折して、ペーパードライバーならぬペーパー英語教師&英文科卒となりました。失意の中で別の道を探しているうち音楽にはまり、声楽で音大に入りなおして現在はぼちぼち音楽の仕事もしつつ歌の修行中です。
〉しかし、声楽って結局語学が大事で、やっぱり語学やらなきゃという感じになり、とりあえず一番必要なイタリア語やドイツ語はおいておいて、手っ取り早く英語のやりなおしを始めたのが、多読を始めたきっかけでした。

おおお、歌の方でしたか。実は去年亡くなった姑が声楽科出身だったので、親しみを感じます。
姑の同窓生にもたくさん会いましたが、声楽の方はみなさんパワフルですよね。
cipoさんの投稿を読んでいても、なんだかパワフルさを感じます〜。

声楽で英語というと、ミュージカル方面が多いのでしょうか?
「West Side Story」レコーディングのメイキングビデオで、
ホセ・カレーラスが英語〈米語なのかな?)の発音が悪くて
バーンスタインにねちねちと苛められていたのを思い出します。

〉受験英語にどっぷりつかってがんばったつもりだったのに、肝心の英語をマスターすることにはことごとく挫折感を味わってあきらめてきていたので、この「超〜〜脱力」した効果的な方法でとにかくまずは自信を持てたことが最大の喜びです。

〉以前、クラリネット奏者の方の講演を聞いたことがあるのですが、その方はこんなことをおっしゃっていました。
〉「ある渡り鳥は海を渡る時に小さな枝をくちばしにくわえて飛んでいく。疲れたらその枝を海に浮かべてその上で休むのだ。この小さな枝さえあれば、どこまででも飛んでいける。音楽家にとってのこの小さな枝とは、脱力できる技術である。」

私は趣味でヴァイオリンを弾いていますが(もうあしかけ38年!)、この脱力の必要性、難しさは日々実感しています。

〉多読を習慣にすることができたことは、もしかしたら、この「渡り鳥の枝」を手にしたことと同じなんではないか?と考えると、私は思わずうっとりとしてしまいます。
〉100万語達成はゴールではないと思いますが、もうこれからはどこまでもいけるし好きなところ(話すことでも、映画の方にも、名作文学へも他言語へも)どっちにもいけるという自信がわいてきたという感じです。

その調子その調子!

〉今後の目標はというと、「私が薦めて100万語達成した人を100人にする!」ということ。ちょっとはりきりすぎのような気もしますが、あと人生も何十年か残ってると思うし、100万を100人でごろもいいしということで。

壮大な目標ですね。私も頑張ってみよう(まずは子供から)。

〉もう5人くらいには薦めてみましたが、会員番号1番は、今50万語あたりでダールの童話ばっかり読んでいる夫になりそうです。(私は完全GR派・夫は完璧に正反対の児童書派です。)
〉とりあえず英語300万語を目標に、それからはイタリア語・ドイツ語へいけたらなあ、と思います。なんといっても、多読を始めたら、時間がいくらあっても足りなくて、本当に心底、「長生きしたいなー、こんなに読みたいものあるもんなー」と思っております。食事も塩分ひかえちゃったりして。

数年前にバルトークのカルテットのレッスンを見ていただいたときに、
「バルトークの音楽って、ハンガリー語のアクセントなんだよねー」と先生に言われ、
音楽って(器楽でも)、やはり基本は言葉なんだなと痛感したことがあります。
(でもハンガリー語なんて中々縁が無くて……)
確かにドイツ音楽はドイツ語っぽいし、フランス音楽はフランス語っぽいですよね。
私も、英語の多読がある程度出来るようになったら(っていつのことやら)
ドイツ語の多読をやってみたいなとひそかに思っています。
夢は、バイロイトで指輪を観ること、
ああ、ほんとに、人生いくら時間があっても足りないですね。

〉それでは酒井先生はじめSSSの方々・HP上で励ましてくださった方々や書評や掲示板に参考になることをいっぱい書いてくださった方々すべてに感謝しています。
〉長々と書いてしまってすみませんでした。

楽しい投稿ありがとうございました。
これからもますますHappy Reading!!


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