100万語通過しました。(半端じゃなく長いです)

[掲示板: 〈過去ログ〉100万語通過報告 -- 最新メッセージID: 8032 // 時刻: 2024/4/29(08:18)]

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[報告] 3487. 100万語通過しました。(半端じゃなく長いです)

お名前: MOMA親爺
投稿日: 2004/5/8(00:35)

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100万語通過しました!

通過したのは奇しくも私の愛読シリーズ「A to Z series 」の最新刊「Unwilling Umpire」
(第21巻)でした。
2003年4月にスタートし、この3月下旬に念願達成です。ああ〜、よく続いたなあ!
というのが感想でした。
いろいろ面白かったこの一年でした。掲示板のみなさん、SSSの皆様、古川さん、
まりあさん、マリコさん、そして酒井先生本当にありがとうございました。我ながらよく
続いたものだと思います。飽きっぽいから、MOMA親爺は。
家人からは「どうしたの、今度は」という目で見られている次第。これホント。
「掲示板読む暇があったら多読しなさい!」というのは真実だけど、掲示板と接点がなく
なったら私の場合続かなかったでしょうね。

経過や雑談を交えながら、とりとめなく一年を振り返ります。

【いきなり児童書の世界へ】
  最初はスターターキットで始めました。ちゃんと律儀にSEG Bookshopより買いました
  ことよ。GRを20万語くらい読みました。書評もいきなり書いています。ところが
  5月に児童書につかまり、実際それ以降はほとんど児童書しか読んでいません。丁度
  中学に入った娘がいたので、読ませたくて児童書を追い求めたというのが私のこの一
  年かもしれません。
  一冊一冊で素晴らしい本が紹介されているのも知っていましたが、できればシリーズ
  ものが欲しかったですね。理由は私の身近にブッククラブが無く、手軽に本が入手で
  きない。シリーズ物なら、1冊面白ければ、大体安心して次の本を注文できるからです。
  20万語以降GRがほとんどない理由は、スターターキットのGRを娘にみせても、余り乗
  ってこなかったからなんですね。読み聞かせをしても余り乗ってこない。これはこま
  った。ところが娘の夏休みに、「Frog & Toad」シリーズを見せたら、これは結構す
  んなりはまってくれまして、これなら児童書で行こうと決めた次第です。誤解がある
  といけないので少し補足しますと、娘はぎりぎり「帰国子女」です。英語を読むこと
  に、あまり抵抗はなかった。ぎりぎりというのは彼女がアメリカにいたのは幼稚園〜
  小学校2年までだったので、小学校高学年まではぎりぎり、からくもつながっていた
  という状態だったわけです。

  はじめはシリーズものにどのようなものがあるか良くわからなかった。ほんとに五里
  霧中ですね。「快読100万語」やSSSのHP紹介で、MTH、A to Z mysteries、  
  Nancy DrewやJ・Wilsonなど一杯シリーズがあることはわかりましたが、どれが自分
  の好みに合うのかよくわからない。レベル2〜3で絞り込みたいし・・。
  私自身ミステリーが好きだったのとSEG Bookshopの購入セットのトップで目立ってい
  たという理由で、はじめは「A to Zシリーズ」で行くことにしました。

  その後の経過はもうSSSの掲示板さまさまです。ほとんどの情報は掲示板から得て
  います。この一年おあつらえ向きに、季節折々にいろんな本・シリーズが話題になっ
  ていきました。モニターを前に「ふむふむ。な〜んと、ふむ!」てな感じで、
  次第に増えるアマゾン・カート。毎月家内のカード・チェック
  「なんか、今月買いすぎじゃないの、アマゾン。ちゃんと読んでるんでしょうね?」

【児童書シリーズ雑感】
★A to Zシリーズ
  発行済みの21巻は全部読みました。とても快適。私の基本図書ですね。面白いか
  と云われれば、それほど波瀾万丈でもないし、恋もなければ、いじめもない。ただた
  だ平々凡々なのかもしれませんが、でも暴力はないし、なんか安心して読める。3人
  探偵団の毎回の活躍は、やはり面白い。ペースメーカーのようなもんです。子供に
  是非読ませたいシリーズです。酒井先生曰わく「学生には人気があるシリーズなんで
  すよ」とのこと。娘は第一巻のAbsent Authorを読みました。面白いけどちょっと難
  しかったとのことでした。
  追加:こんなクイズページがあります。児童書トリビアの泉  
  [url:http://www.kidsreads.com/funstuff/trivia/atoz-triv.asp]
  
  満点だったんだけど、なにか?「アホ」ですって?「わかってはいるんですけど・・・」

★Marvin Redpostシリーズ(ペギーさんご推薦。あと一時期掲示板でやたら盛り上がった)
  ペギーさんにお借りした。とても面白かった。全部で8巻ありますが、それぞれが
  面白い。私個人は第2巻の「Why pick on me」が一番面白く、そして娘もこの本には
  はまりました。それで全巻購入して、今娘に与えていますが、娘は第一巻「Kidnap
  at birth」にいたく感銘を受けたようです。学校の自由課題でこの本をねたにレポー
  トを書いたらしいです。詳しくは教えてくれないけど・・(とほほ)。
  サッカーはあと「There is a boy in the girl's bathroom」「Someday Angeline」
  を読みましたが、いたく感銘を受けました。「Someday Angeline」はダールの
  「Matilda」とともに印象に強く残ります。Holesも読みましたが、これは後ほど・・・。

★Jake Drakeシリーズ(ペギーさん推薦)
  ペギーさん推薦で、これも面白かった。このころ「いぢわる」用語を一杯知りました。
  ダールを読んでいた時期と一致するので罵詈雑言・いじめっ子用語がぐんと増えまし
  た。作者のAndrew ClemsensにはFrindleという本があることも掲示板が盛り上がった
  ので知りました。で、このFrindleは最高でした。最初の〜20ページがちょっとか
  ったるいけど、そのあとはこれは素晴らしい!。最初がつらいのはダールのMatilda
  もそうだったな。逆に最初の1ページ目から引き込まれたのは、同じくダールの
  「BFG」でした。とてもきれいな出だしでした。いまでも鮮やかに導入部の光景が思
  い出せる。MOMA親爺が感情移入するのはBFGみたいな奴なんだわね。

★Dahlシリーズ(快読100万語推薦)
  8冊くらい読んだかな。マチルダがやはり良かった。サッカーも良いけど、やはり僕
  はダールが好きだ。あの文体はやはり本当の小説家だとおもー。文章に無駄がないと
  いうか、一行一行が好きです。秋男さんと同じく、こんな文章が書けるようになりた
  いと思います。(思うくらいはいいでしょう)

  他の文章で「これは!」と思ったのはsumisumiさんに薦められた「Sala Tall and
  Plain」。読み始めてすぐに分速をぐっと落としました。なんか「さっ」と読んでし
  まうのがもったいない気がして。

  さて「チョコレート工場」はまだ読んでいません。これはとっておきにしたいと思っ
  ています。「My Uncle Oswald」も随分昔に購入したけど、ツン読です。「Someone
  like you」「The Man form the South」は若い頃翻訳で読んでいます。これも2〜3
  周目には読みたいと思っています。学生時分、ダールはかなり気に入っていたんです。

★Judy Moodyシリーズ(まりあさんご推薦)
  これは装丁がクール。中身もぐっとクール。今娘がはまってくれています。先日福岡
  の紀伊国屋で探し求めていたaudio tape を発見し即購入(1000円しなかった)。
  家族で聴いています。これが私の初めての多読と多聴の出会いです。このテープの
  添付文書にシリーズ5巻目の新作のことが出ていました。「Dr. Judy Moody」という
  らしい。そして今、アマゾンを見たら「Judy Moody Star-Studded Collection」とい
  うのも新作で出るらしい(いずれも6月〜7月です)。娘に言わせるとこのシリーズ
  は読みやすいのだそうです。少なくともA to Zよりは難しくないとのたまいます
  (しんよー出来るかどうかは定かではない)。厚いけど文字がでかいからな。
  それに絵もかっこいいし。

★Fudgeシリーズ(中学生時代アメリカで生活したX氏の推薦。)
  5冊あるのかな。これはMOMA親爺の最も好きなシリーズですな。レベル4〜5という
  のがMOMA親爺の最近の評価。書評には3〜4と書いてあるけど。これはとにかく会話
  が好きです。児童書の子供達は多くは田舎か地方都市に住んでいますが、この主人公
  達はニューヨークのど真ん中で生活していて、物語の雰囲気が他とちょっと違う。
  しゃれている。児童書のいろんな小生意気な主人公諸君のなかではFudge君が一番好
  きですなあ。「お前、大きくなったら一緒に飲みに行こうな」って感じかな。

★Nate the Greatシリーズ(掲示板ご推薦)
  最近凝っています。10冊くらいよんだかな。この「はーどぼいるど文体」まったく
  もって「よ〜やるよ」って感じ。レベル2とは思えない世界です。僕も娘も10冊く
  らい読みました。児童書入門としてはお奨めです。なんといっても薄い。文体が
  「はーどぼいるど」なので、行間が読めないとつらいかなと思っていましたが、そう
  でもないみたいです。RosamondというNateのガールフレンドがクールな奴で、結構
  いけます。子供が喜びます。
  と書いた矢先ですが、娘が「もう飽きた」といっております。わがままな奴です。
  すいません(苦笑)

  同じような薄い本で最近The Ink Drinkerシリーズというのを読み始めました。これ
  もなかなかユニークなシリーズですが、こちらはレベル4くらいのようです。とにか
  く薄いので、レベル3から上に上がるときには、打ってつけのシリーズかもしれない
  なと思っています。内容は「活字中毒」のドラキュラのお話です。もっとも彼は本を
  読む訳じゃない。ストローを本の真ん中に刺して「ちゅうちゅう」吸うのね。それで
  Ink Drinkerなのね。今時のドラキュラの中には血液でアレルギーが出ちゃうヒトが
  いるらしいのね。そんなはなし。
  これは原作フランス語からの翻訳物ですね。

★Amelia Bebelia シリーズ(掲示板ご推薦)
  これもレベル2にしては単語が難しいと思います。というか話の核になるのが言葉の
  意味の取り違えなのですが、この単語がなかなか。おとぼけ勘違い平行棒って感じだ
  けど、この違いはなかなか一筋縄ではいかない。面白いのは面白いんですが・・どう
  だろうと思っていましたが、娘がはまってくれました。ただ、ただですよ、Ameliaの
  ことを娘は、あの「おばさん」というのです。「あのおばさんシリーズ、他にはもう
  ないの?」しょうがないなあ(苦笑)結局7冊くらい読みました(僕も娘も)。

★Mary Kate & Ashkeyアニメ漫画シリーズ(神田の三省堂の本棚で目にとまる。)
  これはきれいなアニメ漫画です。薄いし、やさしいだろうと思って何冊か読みました
  が、結構難しい。レベル4あげちゃう。娘もすぐに飛びつきましたが、「難しい」と
  いいました。私は5冊読みましたが・・。薄いのでレベル3突破にはいいかもしれま
  せん。

★GooseBumpsシリーズ(掲示板および、はらぺこあおむしさんご推奨)
  ホラーです。「Haunted House」風(見てないけど)。レベル4ということで手を出
  さなかったのですが、ごく最近読み始めたら、へたなレベル3よりも読みやすいよう
  です。アメリカの子供のよむホラーですが、日本の親爺には丁度心地よいレベルかも
  しれません。一つの章が短いことも読みやすさの秘密でしょう。とはいうものの、
  はじめからなんだかおどろおどろしい雰囲気。「妖怪人間ベム」を思い出してしまう。

  なおこれもレベル3突破にはいいシリーズかもしれません。でもうちの娘は怖がるな
  これ。

★Andrew Lostシリーズ(博多ジュンク堂の本棚で目にとまる)
  私にとっては久しぶりの掘り出し物。最新検索でみるとminamiさんが書評も書かれて
  おり、それによると作者のJ.C. Greenburgはzack fileの作者(Dan Greenburg)の奥さ
  んということです。夫婦で児童作家なんですね。内容はお子様SF。ミクロの大きさに
  縮んだ主人公の冒険談。いきなり飼い犬の鼻の穴の中でスリルとサスペンスが始まっ
  ちゃうのですね。鼻毛がやけにリアル。鼻水がやけにグロい(図解つき)。単語に科
  学用語がいくつか出てくる分、レベル4だけど、実質3くらいの快適さで読めました。
  これ一作で終わらないんだ。ちょうどいいところで「次作に続く」となるんですね。
  う〜〜んこのやろ。

  ZACK fileは新宿ブッククラブにいったとき、清水さんに薦められましたが、まだ手
  をつけていません。これは2周目ですね。

★Unfortunate Eventシリーズ(不幸本の回覧:掲示板で知る。まりあさんご推薦)
  最近第二作をお借りしました。なんだかこのシリーズ一作でもう、充分!という方も
  多そうだし、実際私もそうだったんですが、いや〜悪くないです第二作。独特の文体
  はこれは「講談本」のようです。「お客さん、それを期待しちゃあ〜いけねえよ。
  いやなら、読むのやめなよ」と作中何回も合いの手がはいるんだな、このシリーズ。
  作者は相当性格悪いね。HPを見てくださいよ、Snicket君の↓。
  [url: http://www.lemonysnicket.com/faq.html]

  2作目を読んでしまったので、この先はまるかもしれません。こまった。
  実は、回覧本は2作目で終了なのよね。ところで3兄弟の不幸は今でも続いているら
  しく、アマゾンによるともうすぐ11巻目がでるのだそうである。
  作者によると13巻まで続くらしい、おお、さすがに不幸本。

★Junie B. Jonesシリーズ(掲示板で知る。そらさんご協力)
  これも最近はまっています。Junie Bちょっとはしゃぎすぎかな。レベル2というこ
  とですが、幼児語が難しく感じられるところも多いです。アメリカの幼稚園や幼稚園
  児ってここまで自己主張するのかな。Junie B.とつきあうのは大変そう。
  とかなんとかいいながら、3冊読んだぞ。

お次は、感傷的に・・・

【サッカーのHolesとイタリア紀行】
  昨年5月の連休にイタリア出張があり、なにか一冊持っていきたくてHolesを買いま
  した。シベリア上空で読み始め、イタリアに着いてからもホテルで寝る前は読み続け
  ました。一日郊外に電車で出かけチリからやってきた道に迷ったという2人の若いカ
  ップルと知り合い、一緒にボマルツオという庭園公園に遊びに行ったのですが、酷暑
  のなかただひたすら歩き続け、じりじり日焼けしながら、ペットボトルの水が無くな
  る恐怖を味わいながら、スタンレーと同じことをしているような気分になり昼と夜で
  同じようなことをしている不思議な経験をしました。

  ボマルツオというのは「怪獣庭園」といいます。実にシュールな庭園でした。学生の
  頃(若桑みどりさんという方の本で知りました)から知っていましたが、ローマに着
  いてから行くことを思い立ったので、結構大変でした。
  テルミナ(終着駅ですな)で切符を買うところからして大変でした。面白かったけど。
  人を誘ってわざわざ行くようなところではないと思ったので一人で行きました。で、
  チリ・カップルの女性が私に「どこにいくんだ」と聞きます。「いや〜あの〜、ボマ
  ルツオという公園にね、そのね・・」という感じでいったら、彼女が「私もなのよ!」
  というではありませんか。
  実は彼女も学生の頃読んだ本で「怪獣庭園」のことを知り、願いかなってはるばるや
  ってきたところだったのでした。嘘のような奇遇だ。大変盛り上がってしまいました。

  「あなたの読んだ本と私の本は同じ本だったかもね?」と言われたのですが、「いや、
  きっと違うとおもー」といってしまいました。風流を解さないMOMA親爺。

  彼女はノートを持っていて、公園のことが詳しく書いてあります。長年書きしたため
  たノートだったんでしょうね。実はスペイン語だったのでさっぱりわからなかったけ
  ど。で、道中(8km歩きました!)私に公園のことを詳しく教えてくれます。

  なんか映画の世界みたいでしたよ。

  ヒッチハイクもしました。野郎二人は木陰に隠れています。彼女が車を停めるわけで
  す。成功率はかなり高いと思いました。彼女ラテン系の美人だったから。

  3台目に来た農家のおっちゃんが、まんまと引っかかったわけです。そこで我々が登
  場するわけですが、「お前らは後ろだ!」と指さされ、トラックの荷台の干し草の山
  の上に男2人で乗り込みました。いや、風の気持ちよかったこと。なにしろ異常に暑
  かったですから。トリフォーの映画みたいだと思いました。いや「勝手にしやがれ」
  ・・・「冒険者たち」?古いなあ、MOMA 親爺。ジョアンナ・シムカス覚えている人
  いませんよね?

  こんなことを昼間しながら、夜中にHoles を読んでいました。

  読み終わった時に異国にいて感情が高ぶっていたのか、久しぶりに感想が書きたくな
  り投稿をしてしまいました。今考えれば読んでない人のことを全く無視した無謀な投
  稿でした。すんません、皆さん!あの無頓着な投稿がきっかけで「ネタバレ」コーナ
  ーが出来たのではないかと勘ぐっています。
  このころ酒井先生はイギリスに居られ、これも不思議な気分でした。

  いろんな国があり、いろんな人がいることを実感しました。いろんな物語がいろんな
  言葉で書かれているわけです。これを知らずに死んでしまうのはもったいない。
  多読を始めてすぐに、こんな奇妙でエキサイティングな経験をしたのはラッキーでし
  た。この楽しい思い出は少なからず今も細々続けている私の多読のモチベーションの
  一つです。Holesもなぜかまつわりついているし・・・。

【PB】
  何回かPBに挑戦しましたが、あまり快適ではない。読めないわけでもなさそうなん
  ですが、もう少し「快」な気分で読みたかったので、お引き取りいただいています。
  レベル6(Holes)をいきなり読んで、いい気になっていたわけですが、これはやはり
  基礎体力が足りないなあと思い、もっぱらレベル3までに集中することにしました。

【児童単語】
  私は単語に敏感なのか、一つ本を読むと必ず数個の単語がくっついて来ます。読んで
  る最中はもちろん辞書は引きませんが、読み終わっても何個か頭の中に残ってしまう。

  3月頃「児童単語」のプロジェクトをやりたくなったのはそのせいです。はじめの頃
  はgiggleやgrinなんかね。イメージがめまぐるしく変わって面白かった。プロジェク
  トはぼちぼちまとめていますが、密かに発表していきます。これはある意味「SSS
  禁」なのかもしれないなあ、と先日酒井先生とお話しているときに思いました。余り
  益するところはないのかも、いや逆に害のほうが大きいのかもしれないと思い、しば
  らくは眠らせます。これはこれで面白いんだけど、でも学校英語の延長の発想にすぎ
  ないかもしれない。そうではないかもしれない。よくわからない状態です。

  先日娘とA to Zシリーズを読んでいたとき、出てきたclownに目がとまって「これ知
  っているか?」と聞いたら「道化師、ピエロでしょ」と言います。知ってるんだと感
  心したんだけど、本を読み終わってしばらくして「clownってなんだったけ」と聞く
  と、もう全然覚えていません。
  おそらく文脈のなかでしかイメージがまとまらないんだろうけど、こっちの方が自然
  かもねとも思います。
  中学校の間に100万語くらい読んでくれないものかしらん。ホントにそう思います。

  私はまだまだPBを快適に読めません(当たり前じゃないか!まだ100万語)。自分
  自身の読み方を変えなければいけないのかもしれない・・・とも思います。単語がく
  っついてくるようでは、だめなのではないかとも思ってしまう。よく児童書で「あの
  子は今そんなphaseなのよ」というのを見ます。MOMA親爺もこんなphaseをいくつか
  乗り越えていかないといけないのかもね。まだまだ続けますよ。どんな世界が待って
  いるかわからないところが、魅力だとおもー。当分レベル2〜3を続けます。レベル
  2〜3は奥が深いです。

【書くこと】
  仕事で英語を書く機会がないわけでもない。いや硬い文章です。定型的な固めの文章
  にはモデルがあるから、なぞらえるだけでなんとか形になります。難しいのは軟らか
  い文ですよね。メールの文章なんか典型的。誉めて、なだめて一緒に仕事しませんか?
  というようなお誘いの手紙。手紙で一番難しいのは「金策の依頼」だそうですが、そ
  れに近いかな。あるいは脅迫状・・ほどではないけど「あれ、どうなってるの?早く
  してよ」というような手紙。あるいは誘いの手紙に対するやんわりとした断りの返事。
  ああ!

  私が多読していて、一番うれしかったのは、このような手紙を書くことが苦痛でなく
  なったことかもしれません。レベル2〜3というのがいいようです。これは表現の宝
  庫のような気がする。この表現いただき・・なんてノートに書き写すような、まじめ
  なことはしておりまっせん。ただ読んでいるだけですが、なんだかじわじわ・・くる
  ような。私にとって今そんなphaseなんでしょう。
  これ酒井先生にお話したら「是非書いてください」といわれたので書きました。

【児童書情報】
  新しい児童書シリーズを捜すのに、
   (1) まずは旧約・新訳の書籍
   (2) 掲示板情報
   (3) オフ会等々での交換
   (4) 掲示板の皆様との貸し借り
  などが頼りでした。最初の頃はアマゾンの児童書案内
  つまり洋書 > Subjects > Children's Books
    [url:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/browse/-/4/ref=amb_fb_nav_4/249-9586558-4452314]
  で捜したり、いくつかのWEBサイトをサーフィンしたりしていましたが、海外のサイ
  トで今でも眺めるのは、ここ一箇所(↓)だけになってしまいました。
  皆様良くご存じかもしれませんが、Kid's Series.com
    [url:http://www.kidsreads.com/series/index.asp]
  シリーズものしか扱っていないのが、単純で明快。
  今後は幅を広げたいのですが、その前にKid's Series.comをあらかた征服してやろう
  かとも思っています。

【最後に】
  ここまで続けられたのは掲示板のおかげですし、あるいはオフ会の盛り上がりです。
  個人的にお礼を差し上げなければならない方も、また余りに多いのです。ありがとう
  ございます。

  掲示板といえば、この一年いろんな本が紹介されて大変楽しかったです。まるで私の
  ためにタイムリーに本が登場するような気がしていました。それでこれからも気楽に
  本の紹介が登場するといいな、と思うのです。「これ読みました!感激です」なんて
  いう投稿。何回も繰り返し同じ本が登場してもいいと思います。「Frindle はこれで
  5回目のブーム」でもいいし、「Marvin Redpostのヒジキスト」は何回話題になって
  もいいと思うのです。

  いつでも新規参加者はいるし、その新進タドキストが掲示板の騒ぎを見て「ふむ、
  ふむ」なんていってアマゾンのカートに直行するのも、また愉快ではありませんか。

  以上です。皆さん、もしこの長文をお読みになったのなら、お疲れさまでした。
  どうもありがとうございます。

  さて、2周目はどんな本を読んでいこうかな?楽しみです。

  

ではでは、皆様Happy Reading!


▼返答


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