394冊で100万語通過しました!

[掲示板: 〈過去ログ〉100万語通過報告 -- 最新メッセージID: 8032 // 時刻: 2024/5/3(14:16)]

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[喜] 3358. 394冊で100万語通過しました!

お名前: ありあけファン
投稿日: 2004/4/18(22:56)

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みなさん こんにちは ありあけファンです
ついに,100万語通過しました!

通過本は,PGR2 の『FLY AWAY HOME』.すごく感動的な物語でした.
通算,394冊目での通過となりました.
多読を開始したのが,昨年の7月27日ですから,
266日(9ヶ月弱)での通過となります.
1周目を完走できて,ほっとしているところです.
それと同時に,SSSの方法ならば,今後も続けられそうなので
いろいろと読みたい本などにも,思いをめぐらせています.

以下,かなり長くなりますが,
(1)SSS多読を始める前の英語歴
(2)多読との出会い
(3)100万語通過までの道のり
(4)100万語通過しての感想
(5)今後の予定
(6)私のお気に入りのベスト10
などについて,詳しく報告させていただきます.

(1)SSS多読を始める前の英語歴
 SSS多読を始める前の英語の学習は,10年間もの間,中断,再開を幾度となく繰り返し,結局は全然進歩していないという状況が続いていました.このような状況があまりに続くとさすがに,学習法そのものが悪いと思うようになり,「忙しくてもできる英語学習法」を模索して学習法の本を読んだりして研究するようになりました.
 自分なりに(どちらかというと自我流に)学習戦略を組み立てることを試み,それを段階ごとに,第0課程,第1課程,第2課程,..と分類し,順番にこなしていくシステムを考えました.リーディングに関しては基本的に,
「文法の簡単な復習」→「分析的方法」→「音読」→「多読」→「速読」
という流れであったと思います(「多読」は第3課程となります).
 最初の「文法の簡単な復習」は,中学校の教科書をざっと見直し,すぐに「分析的方法」に入りました.この時点で,直読直解を意識していましたので,著者が「直読直解への具体的な筋道を示す」と主張する『英文○○教室入門編』という受験参考書を用い,絶対に和訳をしないように注意しながら,何回も読みました.確かに,これで和訳せずに内容をイメージできるようにはなってきましたが,まだまだ読書とは程遠いものでした.
 次の「音読」は,『英会話・○○○○・音読・入門編』を用い,CDを聴きながら繰り返し音読しました.この作業を続けることにより,新しい英文でもずっとスムーズに内容が理解できるようにはなりましたが,まだまだ読書とは程遠いものでした.こうして,「多読」の必要性を強く意識するようになりました.

(2)多読との出会い
 実は,多読はかつて1度試みたことがありました.OBW1の『Under the Moon』と『Aladdin and Enchanted Lamp』を読んだのですが,時間がかかるし,なかなかストーリーに乗れなかったのです.そして,3冊目の『The Coldest Place on Earth』の前半でダウン.シリーズのStage1でダウンしたことのショックは大きかったです!
 自我流の学習法を「音読」まで試みてから,「多読」の必要性を感じるものの,「自分の今のレベルで多読なんてできるわけがない」という,半ばあきらめムードで,たまたま本屋で立ち読みした『今日から読みます英語100万語!』が本格的に多読への出会いとなりました.「中学2年生でも読めるような簡単な本を大量に読むことから始めて...」という表現に「私にもできそうだ」と思い,PGR0 を数冊,衝動買いしてしまいました.レジで支払いを済ませてから「ああ,乗せられてしまった」とも思ったのですが,買ったからにはもう読むしかない! 内心,OBW1のようになるのではないかという不安もあったのですが,PGR0の英文がやさしいのと絵の助けが大きいことが幸いし,1冊,また1冊と読んでいきました.今回は,1冊目より2冊目,2冊目より3冊目,...とどんどん読みやすくなっていきます.他にどのような本が発売されているかを調べるためにインターネットで検索しているうちに,偶然,SSSのHPに出会いました.なんと,ここでも PGR0から読むことを薦めているだけではなく,掲示板で語数を報告しながら読み進めるシステムに共感し,語数カウントツールを試作し,SSS式多読法を実践するに至ったのです.

(3)100万語通過までの道のり
 始めたときは,「本当に100万語も読めるのかどうか?」,「今までと同じように中断してしまうのではないか?」という不安がありましたが,比較的早期にその不安が解消しつつあることに気づきました.こんなことは,これまではなかったことでした.
 もう一つ,100万語読む過程は,多読の威力を,身をもって知る過程であったと思います.SSS方式で多読を始めてもしばらくはまだ,半信半疑だったのか,
「文法の簡単な復習」→「分析的方法」→「音読」→「多読」
に深くこだわっていたのですが(当時の自分の掲示板への書き込み履歴から,人に薦める時もこの順序を守るように言っていたのがわかります),だんだんと多読そのものをそのまま受け入れるようになりました.

 以下に,これまで読んだ本のリストを要約して記します.
(シリーズ名は略号を使わせていただきます)
レベル0
 GR
  ORT1 18
ORT1+ 6
ORT2 18
ORT3 18
ORT4 14
PYR 3
PGR0 24
OBW0 4
PYR1 4
MGR1 10
 絵本・児童書
ICR 4
HLR 10
SIR 1
SIR 7
HLR 1
ICR 14
CRG1 8 (Curious George Series LEVEL 0)
AW 5
その他 2
レベル1
 GR
PGR1 19
MGR2- 12
PYR3 4
CER1 4
OFF1 6
PYR4 6
 絵本・児童書
CRG2 6 (Curious George Series LVEL 1)
SIR2 13
PER2 2
ICR2 22
LLI 2 (Leo Lionni の作品)
LRAFO1 6
HLR3 7
SIR3 4
ICR3 11
レベル2
 GR
OBW1 14
PGR2 23
OFF2 2
OBW2 3
 絵本・児童書
LRAFO2 10
PEA 2 (PEANUTS Series)
HLR4 1
RDS2 3 (レベル2のRoald Dahl)
CSC 2 (THE COBBLE STREET COUSINS)
SIR4 1
AZM 1 (A to Z Mysteries)
MTH 12 (Magic Tree House Series)
MTHR 3 (MTH Research Guide)
MVR 2 (Marvin Redpost Series)
BSL 5 (Baby-Sitters Little Sister)
レベル3
 GR
なし
 絵本・児童書
MSB 2 (Magic School Bus Series)
NDNS 6 (Nancy Drew Notebooks)
FHM 2 (Full House Michelle Series)

(4)100万語通過しての感想
 本当にうれしいです! でも,同時に,「ええっ? もう通過したの?」という感じもあり,まだ今ひとつ,実感がわきません.正直言って,いろいろな感じが錯綜しています.書きたいことはいっぱいあるのですが,そのうち,特に強く感じたことを書いてみます.
 まず,直読直解もピンからキリだというのがわかりました.最初のころも一応,英文の順序通りに訳さずに内容がわかったのですが,今では読みやすさがずいぶんと違うし,理解度も雲泥の差です.それは,たぶん,どれだけ物語の中に吸い込まれることにあるのだと思います.
 訳語による誤解,特に,よく使われる語彙に関して,その意味するところを多読以前に間違って理解していた例が次々と見つかりつつあるのです.もちろん,今現在の理解も何百万語か読んだときには自動修正されていくのでしょうが... 意味などというのは,元々ことばで定義したりできるものではないのかもしれません.何百万語か後に,どのように感じるのか,ちょっと楽しみです.
 実は,このような誤解が生じる可能性は「音読」をしていたときに,本能的に察知し,過度の刷り込みトレーニングは後々修正が効かなくなり危険だとも思いました.所詮,ある語句が一つの文章で使われる意味は一つだし,しかも全く同じ条件はあり得ないので,1回限りのものだと思います.本来,1回限りのものを必要以上に繰り返して,刷り込むのはどうかと思います.あえて,繰り返すとしても,ちょうどピラミッドのようにそれ相応に裾野を広くする(つまり,多く読んでいろいろな場面にたくさん出会う)ことが必要だと思います.
 そして,多読の最大の成果として,とにかく,中小の停滞があったにもかかわらず,「続いた」というのが感激です.そして,今後も「続く」方法であると確信しています.忙しいときでもなんとかなる! さらに,riricoさんが書いておられるように,「ブランクがあっても多読で身についた部分はちゃんと体に残っている」ように思います.忙しくて自由な時間がなかなかない取れないと,ついつい,安易に結果が早く出る方法に飛びついてしまいたくなりますが,安易な方法で身につけたことは多読と違って,大量の仕事が急に入ったりして短期間のブランクがあっただけで,簡単に抜けてしまうように思います.よって,多読,しかもSSSで推奨するように「肩の力を抜いて」,「多少のブランクも気にしない」という方式こそ,超忙しい人には案外,効率的な方法なのかもしれません.

(5)今後の予定
 レベル0〜2を中心に100万語読みましたので,今後は,GRのレベル制限を徐々に解禁しながら,まずは,200万語,そして,1000万語を目指して,いろいろな児童書なども併せて読んでいきたいと思います.
 今までは,入手困難さやコストなどの関係から再読が多かったのですが,レベル3以上になると本にかかるコストも安くなるし,タイトルも豊富になるので,できるだけ新しいものを多数読むようにしていきたいと思います.
 それと,シャドウイングにも力を入れたいと思います.現在は,ORTを中心にしていますが,手元にある音声付きのテキスト,そして,セットも発売されたことだし,新しいものもいろいろと試してみたいと思います.

(6)私のお気に入りのタイトルベスト10

『MAISIE AND THE DOLPHIN』(PGR0)
『BLUE FINS』(MGR1)
 この2つは,人とDolphinとの感動的な物語です.

『The Coldest Place on Earth』(OBW1)
 南極探検の実話.極点をめざすスコットとアムンゼンについてです.

『THE SECRET GARDEN』(PGR2)
『FLY AWAY HOME』(PGR2)
『Frog and Toad Together』(ICR2)
『GREG'S MICROSCOPE』(ICR3)
『IN AUNT LUCY'S KITCHEN』(THE COBBLE STREET COUSINS SERIES #1)
 この4つは,とても透明な心温まるお話です.

『Dinosaurs Before Dark』(Magic Tree House Series #1)
 映画のクライマックスのスピード感あふれるハラハラドキドキが読書をしていて楽しめる!

『Karen's Witch』(Baby-Sitters Little Sister #1)
 Karen の考えること,行動が面白い.素直に子供心に返って,楽しく読めます.

(7)最後に
 これまで,酒井先生はじめ,SSSの方々,掲示板で常に励ましてくださった多数のタドキストの方々には大変お世話になりました.また,福岡オフ会の皆様とは2回にわたり同じ時間を共有できて大変な励みになりました.
9ヶ月間続けてこられたのは(そして,たぶん今後も続けていけるのは)これらの多くの方々に支えられているからです.深く感謝いたします.

最後まで読んでくださってありがとうございました.
今後とも,みんなでささえあって,楽しく多読を続けていきたいと思います.
どうかよろしくお願いいたします.

Happy Reading!!!!!!!!!!


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