100万語の大波を越えて( 長いです )

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2048. 100万語の大波を越えて( 長いです )

お名前: 上天気 http://www.jotenk.com
投稿日: 2003/10/26(22:22)

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真珠湾攻撃の前日に生まれた戦中派、8月14日に多読をはじめてから今日10月26日「つばめ号とアマゾン号」でひと波のり越えました。
読んだ本は多読推薦セットを順番に購入してゆきました。1A・1B・2A・2B・3A・3B あいだにコスト・パフォーマンスで勧められていた `20th Century Children's Book Treasury` と `You Read to Me and I'll Read to YOU` をいれ、Magic Tree House のシリーズ1を加えました。

孫のために買ってあった Disney Magical Stories の20冊。ディズニー映画20本を要約した25ページくらいの本、挿絵もはいっていて楽しめました。
 
ほかにPBのAgathe Christie `And then there were none` 若きころ読んでクリスティーのとりこになった本。マザーグーズの童謡になぞらえて招待された10人が次々と殺されて誰もいなくなった離れ小島。では殺人者は誰だったのか? 何度も映画化されていますが、いずれも原作をこえられなかった。いちど原書を読んでみたくて挑戦しました。しまうま読みでなんとかクリア。 

そして念願の「ツバメ号とアマゾン号」で大波を突破しました。アーサー
ランサムは小学校のころ市立図書館で全巻読破してから大事な本となっていました。ヨットを始めるようになってから取りそろえようとしましたが絶版状態。神田の古書店に登録して出物をじっくり待つ作戦。1年以上たって忘れたころやっと入荷の案内、プーンとかび臭い本でしたが全12巻本棚の特等席に鎮座ましましています。そんな思いいれがあって通過本となりました。

高校卒業後は英語の縁のない生活を続けてきましたたが、やり直したいとのきっかけは48才のとき。 石川達三のベストセラー「48歳の抵抗」に
あやかったわけではありませんが、リタイア以後の生き方を探っているうちに少年時代の夢だったギリシャ神話の世界を巡ってみたいにたどり着きました。オデッセウスの放浪の船旅、黄金羊の毛皮をもとめたアルゴー丸の航海など追体験すべくヨットで巡航することを目指して準備をはじめました。

まず希望のヨットを建造するための勉強から、日本にあるヨット関係の本に
あきたらずに洋書の輸入から。当時は紀伊国屋に注文しても船便で2,3ケ月かかっていました。遊びに海外に出たときは洋書店めぐり。 重い本を
ふうふう持ち帰ったのも今となっては楽しい思い出。しかし読み始めて愕然、辞書片手で一句一句しらべる状態にあえなく撤退。パソコンで翻訳できると知ってスキャナなど一式とりそろえて始めましたが、当時はOSもWin3.1の時代で翻訳ソフトも出始めのころ、出てくる和訳自体が意味不明とあって全面退却とあいなりました。

60才になって建造を依頼していたヨットがやっと進水。いままでヨットの
ヨの字も知らないものが半年間ヨットに住み込んで大阪で越冬して練習に励みました。その甲斐あって少しは自信もついて、シングル・ハンドで北前船のコース日本海を北上して小樽に回航しました。いま地中海へヨットを持っていこうと準備中で時間の余裕ができた。この期間を利用して日常会話くらいは出来る力をつけようと英語の勉強を再開。

「英語は絶対勉強するな」を見つけて開始してから8ケ月、まだ第3ステップの英英辞書引きの段階をウロウロしています。本のやり方と変えて基本英単語3500語をAからアルファベット順につぶしていきました。解説文に出てくる不明語は目をつぶって、とにかく曖昧語は全部引いたつもり。終わった結果をみると派生語をふくめて1300語くらい。私の実力はこのくらい。40年以上たっても このくらい頭に引っかかっていただけでも良しとしなければ。

今は解説文に出てくる単語を追っかけていますが現在のところ40語くらい追加しました。コウビルドの学生版を使っているが、定義文の語句はある程度
つかめる目鼻がたちました。定義文の語句さえしっかり身につけば、この辞書に出てくる語句はすべて理解できるはず。一応はこれが第三ステップの卒業のはずなんですが.....

そんな中ここのサイトを見つけて、これだ!と思って開始。もともと読書は
大好きで、ジャンルに関係なく読んできました。特にミステリーや冒険小説を偏愛してほとんどの翻訳本を読んできた。マンションに転住したさい置く場所がなく泣く泣くほとんどを1/2ブックへ処分してしまった。帆船小説はヨットに乗るようになって、ますます愛着がわいてきました。ほとんどはナポレオン時代の英仏海戦を題材にしています。これらを原書で読める力を目標としたいが、日常会話を目的とするならレべル3までの本をたくさん読むようこちらで勧められている。当面の目的はこっちなので、2〜3をじっくり読んでゆきたいと思っています。

そのうち手付かずのヨットの洋書が10冊以上あるので、これもいつか読めるようになればと期待しています。100万語まで 160 冊読んだことになります。目にはいる活字はわかるが何をいっているのか理解できない文章もたくさんありました。総語数がすくないこともあって最後まで無理に読みきった本もなかにあります。ちょっと三原則に反しますが、何せもったいない一念で読み通しました。

あちこち話が飛んだり別な英語の勉強方法と首尾一貫しておりませんが、試行錯誤しながら英語の学ばなければならない現実をそのまま綴るのも参考になるかと、あえて自分の体験を述べました。

多読をやって一番の収穫は文章の頭からそのまま読み進めてゆけば良いとの事がわかったことです。翻訳ソフトで失敗したのも、構文の係りぐあいが複雑で理解できなかったことだったんだと今なら指摘することができます。

札幌でオフ会の開催を読んで参加したかったのですが、行事とぶつかって
見送りました。次回の機会がありましたら是非出席したいと思っています。
ながながと駄文しつれいしました。皆様のご健闘おいのりいたします。


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