昼夜逆転、100万語通過いたしました!(長文御免)

[掲示板: 〈過去ログ〉100万語通過報告 -- 最新メッセージID: 8032 // 時刻: 2024/4/30(00:30)]

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[報告] 1769. 昼夜逆転、100万語通過いたしました!(長文御免)

お名前: ぽんきち
投稿日: 2003/9/30(04:24)

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みなさま、こんにちは、ボストンのぽんきちです。
100万語通過ラッシュの中、私も通過いたしました!

渡米後、「読書で英語力をつけよう」と思い立ったものの、自己流で適当に
本を選んでいたのでは、絶対に続かなかった、どころか、挫折してさらに
英語嫌いになっていたことと思います。
そうならなかったのは、酒井先生やSSSの皆様、書評・掲示板の皆様方の
お陰だと思います。本当にありがとうございます。

通過報告書くうちに、やはり長くなりました。報告というよりは、自分の
まとめになってしまったかも。適当に読み飛ばしてくださいませ。

■1.読書内容
地の利を生かして、図書館で借りたか、本屋で立読み、がほとんどです。

○期間:7/24〜9/28(67日間)

○通過本:Jacqueline Wilson の"Vicky Angel"
 (濃かった・・・そして、良かった!)

○レベル毎の冊数
========================================================
      レベル   0  1  2  3  4  5  6  7  8  9  ?
PGR   (冊数)   -  3 10  3  -  1  -  -  -  -  - (計) 17
SIR   (冊数)  19  9  3  -  -  -  -  -  -  -  - (計) 31
児童書(冊数)   -  8 13 16  4  3  7  1  -  1  1 (計) 54

(レベル毎総計)19 20 26 19  4  4  7  1  0  1  1 (計) 102

総計 102冊
========================================================

○児童書・詳細
Frog and Toad ×3 / Madeline ×6 / Olivia ×2 / Gingerbread Man
Ameria Bedelia ×4 / Marvin Redpost ×8 / The Boxcar Children #1〜3
Magic Tree House #1〜8 / AtoZ Mystery #1
20th century children's book treasury(これ、お得なのでオススメ!)
Johnny's in the Basement / A Series of Unfortunate Events #1
There's a Boy in the Girl's Bathroom / MR.POPPER'S PENGUINS
Skellig / Vicky Angel
Roald Dahl ×9
(The Witches/The Twits/Fantastic Mr. Fox/George's Marvelous Medicine
 /EsioTrot/Matilda/James and the Giant Peach/The BFG/
 /The Giraffe and the Pelly and Me)
Chaelotte's Web / Rowan ×3 / Holes
Harry Potter #2

■2.心に残った本 (というか、思い入れのある本)

○Rowanシリーズ(特に3巻目の"Rowan and the Keeper of the Cristal" )
1巻目"Rowan of the Rin"は、"Chaelotte's Web"とともに、図書館の司書さんに
紹介されて、多読開始2週間目くらいに読みました(完全にキリン)。冒険物
ファンタジーで、深みのある背景と人物造形に1巻目で心奪われ、2巻目は同じ
パターンかよ、とちょっとがっくり、しかし懲りずに3巻目を読むと、これが・・!
息詰まる緊張感、ぐいぐい引き込まれて最後は思っても見ない展開で、尚且つ大収束。
打ち上げ花火のような一冊でした。多分、最も速く読んだ本だと思います。

○There's a Boy in the Girl's Bathroom
主人公が今の自分から抜け出そうとしてあがく姿、今のおたおたしてる自分と
重なって身につまされて、何度も涙ぐんでは辛くて読み進められなくなりました。
多分、最も遅く読んだ本だと思います。本の中で出てくる、サリンジャーの
"Rase High the Roof Feam. Carpenters"、この邦訳「大工よ、屋根の梁を高く
上げよ」を渡米時に持ち込んでいたので、久しぶりの日本語読書もしました。
なぜか渡米後に読みたくなる気がして持ってきたのですが、こんな形で読むとは・・・
本にもご縁ってあるのねえ、と強く感じた一冊。

○Roald Dahl
作家は誰が好きかと言われるとDahlです。飄々とした登場人物、毒や皮肉、
すんごい想像(創造?)力、Rhyme、言葉遊びの数々。今も十分楽しめたけれど、
もっと力をつけて再読したらもっともっと楽しめそうな、そんな匂いがぷんぷん
します。初Dahlの"The Witches" を読んでいる時に、「映画監督の Tim Burton
が次回作 "Charlie and the Chocolate Factory"でWilly Wonka役にJohnny Depp
起用か・・」という新聞記事を読んで、すごく嬉しかったのを思い出します。
Tim Burton 大好きで、Johnny Deppもかなり好き、今読んでるDahlが原作で、
何よりも新聞記事がすいすい読めたという感動!
(未だに新聞はろくに読めない・・・)

■3.投げた本、4冊
・Goldman Sachs:PGR4
 :せっかく見つけたGR、しかし経済物は無理でした
・Miss Hickory:LV?(6くらいか?)
 :その時まだきつかったけれど、再挑戦したい。ほのぼのした話らしい。
・Five Children and It:LV?(7〜8くらいか?)
 :難しすぎて投げ。挑戦する気もなし。GRで出ているのは読んでみたい。
・Danny the Champion of the World:5
 :せっかくのダール、なぜか乗れず早々に投げ。これは近々読みます。

■4.経歴
中・高と英語は興味なしで成績も最も悪かったです。「理系やし、いらん」
が言い訳でした。読書は好きで翻訳小説も読んでましたが、「例え翻訳がまず
かろうと、今自分が英語で読むよりは原文への理解は高いはず」と思って・・・
いや思い込んでました。大学院に行ったので論文読みなどは一応しましたが、
就職してから英語に触れず、海外旅行にも行かず、英会話学校行った事もなく、
TOEFLなど受けず、映画は吹き替えで見る、という日々。英語から逃げて逃げて
ついに逃げ切れそうかと思った矢先の三十路過ぎ、夫が2年間のアメリカ行き
決定。これも人生か、と、ほとんど英語の勉強もしないまま4月末に渡米。

怖い物知らずというか、英語の勉強したことない者のお気楽さで、
「アメリカで半年も暮らしたら英語ペラペラやろ」と安易に思っておりました。

■5.渡米後、3ヶ月間(多読に至るまで)
○〜1ヶ月目
当然、英語はできず。夫の仕事相手の人に会っても誰に会っても挨拶だけ。
日常生活では電子辞書を肌身離さず持ち歩いて調べまくり。よしよし、この
調子でドンドン英語に慣れてくのね・・!しかし、生活の立上げ後、生活に
慣れてくると・・あれれ、主婦業って英語できなくてもどうにかなっちゃう。
(まあ、ダンナのお陰なんですけど。。)
逆に、安穏と暮らすだけでは、到底英語なんか喋れるようにならーん!

○学習開始
危機感を感じて、ようやく生まれて初めての自発的英語学習スタートです。
参考書買ったり、英会話クラスに通ったり、図書館や英会話クラスで借りてESLの
教材を色々聞いたり読んだり。映画大好きなので、図書館でDVD/ビデオを頻繁に
借りて、勉強と称したお楽しみも。(TV見る時も含めてほとんど英語字幕利用。)
出発点が低いので、何をやっても力がつく気がしておりました。

○行き詰まり
段々聞けるようになってきて、簡単な(本当に簡単な)会話も汗だらだらでできる
ようになったような気がするものの、最も意識していたリスニング力が、なんだか
頭打ちに。キーになる単語を知っているかどうかで理解が全く変わるので、自分の
語彙の少なさも聞き取れない一つの原因なのかなと思うようになりました。また、
お楽しみのTVも、字幕を読んで理解するスピードがおっつかないことも多い。
もっと早く読んで意味が取れるようになったら、もっともっと楽しめるのに。。

「語彙を増やす&読むスピードを上げる」となると、「当然、読書でしょう!」
と張り切ってハリポタを購入。しかし、辞書地獄に陥り全く進まない。。。

○出会い
途方にくれながら、Webをブラブラ。
Amazonで「いっぱい読めばしっかり身につく 今日から読みます 英語100万語!」
を見て直感的に「これだ!」と思ったんですが、夫に「買っていい?」と聞くと
「ダメ。日本からだと送料高いでしょ」。家計は厳しいのに英会話に通わせてもら
っている身としては何も言えず。数日後、未練たらしく再度Amazonを見に行って
レビューを読む。「あれ、これって、掲示板?ってことは、サイトがある??」
と検索して、そして・・・SSSに行き着きました!
(ここまで書いてAmazonに行ってレビューを再読してみました。レビュアーは・・・
buhimamanさん・・・って、わっ、まりあさんなのですね。ありがとうございました!)

で、サイトの方法論をじっくり読んで、最初は当然GRを探したのですが、本屋にも
図書館にもすごい少ない!移民用HowTo本とかESL本はあるくせに・・

■6.多読
0〜20万語
・GR(レベル1〜5)は少ないので、ある物読みきったらすぐ上のレベルに移る。
・少し読みかけていたハリポタは続きが気になるので、SSS方式で無理やり読了。
20〜40万語
・図書館の司書さんに紹介された物や面白そうなものを適当に読む
40〜70万語
・ようやく、書評でGRだけでなく児童書も紹介されてることを知って、利用し始める。
 自分の読んだ本のレベルが1〜6くらいをまばらに埋めていることを知り、愕然。
・やっぱ下のレベルを厚く読まなきゃ!と不安になり、SIR・児童書で0〜3のレベル
 を集中的に読む。
・GRを読んでいないことが不安になり始める
70〜100万語
・丁度、たこ焼さんの400万語通過報告を見て、大感銘を受ける。
・70万語で掲示板初書込み。アドバイスを頂き、やっぱ自分の好きなように読めば
 いいかな、と思い至る。(GRをお借りできることになったのが大きい!)
・掲示板多読にハマル(ダンナから白い目で見られる・・・今もそう)
・再度、レベル1〜6で、好きなのを幸せに適当に読む

危ない進め方だったと思うのですが、とにかくSSS3原則に従って読んだことと、
児童書は相性が大きいこと、そして掲示板で不安が解消できたことで、先に
進めたと思います。

あと、読み飛ばし・辞書不使用・返り読みなし、については、最初からほとんど
苦にならなかったのですが、それは多読前にTV/ビデオ/DVDなどを(大抵は字幕付で)
結構見ていたのが訓練になったのかなあ、と想像しています。

■7.多読の効果
英語の文章が書きやすくなった、とか、実利的なことは細かく色々あります。
が、何よりも、「英語の本を楽しめること」
私にとっては、これに尽きます。そんなん、想像したこともなかったです。

先日、夫が読書している私を見て「英語読んで笑ってんの?!」と驚きました。
一応英語使って仕事をしている彼がそうなのだから、大抵の人にとって
「楽しめるなんてあり得ない」という思い込みがあるのではないでしょうか。
(いや、夫は「(英語できない)お前が?!」だったのかもしれませんが。。)

「翻訳されたものを読んだ方が理解が大きいはず」との思い込みも消えました。
私はその思い込みが強すぎて「原文を読んでみたい」と思ったことすらなかった
のですが、今は、夢は膨らむ一方です。
今の目標は・・・ブラッドベリの「華氏451度」です。

■8.最近のモットー(というか自分への戒めです・・・)
「考えるな感じろ」

最近ようやく、TVのコマーシャルを「感じ」られるようになってきました。
(って、なんのことやら、ですよね・・・)

■9.今後の方針
本当にありがたいことにGRのセットをdumboさんから借りられることになりました。
これまでの100万語は、英語への偏見をなくすという準備段階だったと考えて、
できるだけ(できるかな?)順序良くレベルアップしながら、速度も意識して
読みたいです。読みたい児童書も山積みなので飽きないように同時に読もうかと。

今後、読書ペースを上げるか下げるか、悩みどころです。まあ、本能の赴くままに
やろうかと思うので、どうなることやら。。

また、リスニング・スピーキングがちゃんとできるようになりたいので、
Shadowingも開始しました。自己流ですが、続けて行きたいと思っています。
今まで自転車でウロチョロしてたのですが、イヤホンつけて自転車は怖いので
歩きに変えました。歩いて喋って、なので、ダイエット効果が楽しみです。

あとは、こっちでもっと英語を使う機会を持ちたいなあと、思ってます。

■10.最後に。
あと、私の残念としては、本当に日本にいるうちにSSSを知ってれば!
Bookclub会員になりたい!酒井先生はじめSSSの皆様、掲示板の皆様にも
お会いしたい!オフ会にも行ってみたい!
(多分、1年半後くらいに帰国しますので、その時はよろしくお願いいたします)

とにかく、お陰さまで100万語読み進められました。
本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
長文・駄文、失礼いたしました。

▼返答


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