図書館員が多読の実践者って理想ですね

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196. 図書館員が多読の実践者って理想ですね

お名前: momiji
投稿日: 2006/4/2(20:36)

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OKAZUYAさんはじめまして。
momijiと申します。

"OKAZUYA"さんは[url:kb:193]で書きました:

〉私が書誌データについて聞いた司書の方は多読についてよくご存知でした。

こういう状況(図書館員が多読を実践)って理想ですよね。
多読に理解のある図書館員がいるなんて、うらやましー。

よく、酒井先生が、
多読をやっている社会人とその子供からはさみうちして中高生へ、
そして学校へ多読を普及という作戦のお話されますが、
そんなかんじで図書館に多読用図書をたくさん受け入れてもらえるように
この挟み込み作戦があるのでは?と思うんです。

図書館に多読を普及するには、、
自治体への方向への攻め方もありますが、
下からつまり図書館員から攻める方向もありかなと思うんですよ。
図書館員が多読を実践していれば、その図書館員にとって、
多読用図書の必要性は十二分にわかっているわけですから、
その図書館員がいる図書館での多読本への理解は相当変わると思うのです。

図書館員って読書好きが多いし、英語で苦労している人も多い
(仕事で使わざるを得ない)ので英語の多読実践者への
なかなかよいターゲットだと思われます。

〉彼女から聞いた話では(聞き違いがあったかもしれません)、
〉一般に流通している和書では既に入力済みのデータが提供されているが、
〉洋書の場合はそのような書誌データがないか、もしくは書式が違うために
〉手入力が必要で、それがネックになるとか言うことだったと思います。

〉書誌データは全国共通で使えるか、各地でフォーマットが違っても、
〉パソコンを使えば、それほどの手間でもないので、

それほどの手間でもないわけではない(つまり難しいし、割と手間)のが、
専門家の仕事とされている所以なのですけど・・・。

〉このデータが普及すれば、各地の図書館や高校・大学、専門学校などで
〉普及が始まるような気がします・・。

日本の場合は、
公共図書館、学校図書館(除く大学)、大学図書館+専門図書館、
といったかんじで大きく分けて3つに分かれていて、
それぞれが書誌データの扱いが違うんですよね。

少なくとも、大学図書館系の場合は、
洋書を所蔵することは一般的ですので洋書の書誌データを作成することも
大して問題にはなりません。
しかも、いったんどこかの大学図書館が書誌データを入力すると、
他の大学図書館でもその書誌データを利用可能ですので、
書誌データの入力の問題はそんなに大きくないですね。

ただ、高校や専門学校、公共図書館は、この書誌データを利用することは
できないので、問題になってるわけですね。
(どうして利用できないか?についての説明は日本の図書館の歴史を
含めたとても長い話になるので省略させてください・・・)

公共図書館まわりの書誌データの共有やフォーマットについての
いろいろな問題は、図書館関係者、研究者が日々解決を模索中なので
ですけど、なかなか難しいみたいです。

〉そうなって欲しいと思う人が増えるだけでも現実は変化するような気がします。

それはそうだと思います。
そして、なにか意思表示があればもっと効果的だとおもいます。
なんでもいいんです。本のリクエストを出すとかでも。

欧米と日本の司書の経験がある人が、
「欧米では、わりとはっきり、利用者からこうして欲しい、
ああして欲しいと要望が出るのだけど、
日本の場合、日本人の文化的な背景からきているのだけど
はっきりと要望が出ることはほとんどないので、
要望をくみとることが難しい。」
という話を聞いたことがありますし。

図書館に期待をしてくれる人がいること
とてもうれしく思います。

OKAZUYAさんの体験、とても参考になりました。
ありがとうございます。

それでは。


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