「語数コンダラ型停滞」?

[掲示板: 〈過去ログ〉多読で壁を感じたときの広場 -- 最新メッセージID: 420 // 時刻: 2024/5/2(20:36)]

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100. 「語数コンダラ型停滞」?

お名前: オシツオサレツ
投稿日: 2003/11/20(21:41)

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むやみにながく、まとまりがつかないですが、
私の場合(@200万)の停滞報告です。

●停滞期間:130万〜170万。

●1〜100万語までの状況
 1日1万語のペース
 レベルあげはやい
 キリンは、当該レベルの2つ上ではなく、3〜4上の本を読んだ

●停滞の原因?
1.100〜200万語は上記の事項の反省から、「英語初級・中級者に対するSSS英語学習法の多読法」のレベルごとの語数を参考に、読み足らないを強化しようとした。
2.今読まなければならないレベルの本で、語数もかせげて自分の苦手なタプの英語(簡単な口語)の力がつく本を無理して読もうとしていた。
3.仕事が忙しくなった。
4.読書速度が遅いのが気になった。

1と2について
 「楽しい」感覚を忘れてた。
 
 レベル2〜3の気楽に楽しく読める本をともかく探しまくった。
 Nancy Drew , Baby-Sitter Little Sister、Muximmum Boy、Dragon Slayers'
 Academy、児童書が読みたくないときは、LET'S-READ-AND-FIND-OUT SCIENCE など
を読みました。

3について
 語数コンダラ(もしくはのんびり〜でぃんぐを忘れてた)
 みちるさんも書いている「下りエスカレータ症候群」。

1日に読む語数を決めてしまうと、「毎日同じ量もしくはそれ以上読まないと英語が
読めなくなる」という思いこみが生じ、「読めない」と感じると、日々の自分の状態
や、読んでいる本との相性などが原因であっても、「英語力がおちている/おちるの
ではないか」と思ってしまう。

 これについては、多読で得た単語とこれまでの受験勉強などで意味を丸暗記して覚
えた単語の「精度の違い」というか、「解像度の違い」?が、関係しているのかもし
れない。
 知っていたはずの単語が、多読で得た単語と同じ所から出てこないというか、うま
く説明できないですが。
 以前にあった日本語ポップアップ(読んでいる単語の意味が日本語でうかぶ)がな
くなってきて、意味を丸暗記して覚えた単語がでてくると「知っていたはずだけど、
知らない単語」みたいに感じ、そのせいで読めないような気がするのかもしれません。
 そうはいっても、そんなふうに意味を丸暗記して覚えた単語の「組み替え」?も、
起こっているような気もするのです。ふさわしい用例をみつけると、逆に言葉が浮か
ぶようなことがあったのです。ある本を読んでいるとき「この場は dignity につい
て語っているな」とか、読んでいて思いついたことがありました。

4について
 とばし読みを忘れてた

 日本語の本の読書速度は私もかなり速い方でした。私の実感では、その速度で読ん
でも、ゆっくり読んでも基本的には理解力はあまり変わらないと思っています。辞書
や参考書を使って読まないのであれば、自分の持っているものを総動員して読むしか
なく、かえって速く読む方が快感に感じるものです。
 ところが、レベル2〜3って読んでいると「このレベルなら理解できるはず」と思っ
てしまうので、かえってとばせなくなりました。しかしこれもひさびさにキリン読み
をしたらよみがえってきました。

●その他の症例
以上の症例よりもっと自分にとって大変だったのが、「英語が、ともかく読めない、
聞けない、というか読むのがこわい」という状態です。(130万語付近)

 これについては、原因はよくわかりません。「この状態は、ペギー双葉山さん命名
の『さなぎ』かもしれない」ととりあえず症状に名を付け、「英語脳が出来つつある
状態なんだ」と、自分をだまくらかせたので、楽になった気がします。だからほんと
に「さなぎ」に該当しているのかどうかはわかりません。
 130万語付近はまだ1日1万語のペースで読んでいたのですが、仕事が忙しくなって、
心身ともに無理がきたようです。(横書きなので眼を横に動かしていると、まばたき
を忘れ、眼が疲れるのかも。そんなの私だけか)
読める時間が制限されて、あせりも感じました。
 もしくは、キリン読みのせいで疲れていたのかもしれません。
 この「さなぎ停滞?」については、未だにすごい恐怖感があり、多読の妨げになっ
ているように思います。だから前兆を感じたときは、全然読まないこともあります。

●まとめ
楽しく読める本を冷静に見つける。
(そしてAmazonから頼んだ本が読みたいときに届く、、)
日々の自分の状態を「楽しく読めているか」を基準に判断する。
無理しない。
やっぱり、多読3原則を毎日唱えることが必要かもしれません。

それから、読書手帳は、私もやはり本を読み終えた時点で記入してしまうので、投げ
た本や読み途中の本の語数は一部しかカウントしておらず、読書記録を見ると、全然
読めていないような気になっていました。100万語以降は、あまり冊数にこだわらず、
バナナさんご提案のように1日読んだ語数メインの読書手帳にした方がいいかもしれ
ません。

多読を始めた当初は、まず100万語通過というのが、大きな目標ですが、それ以降は、
「多読と長く付き合っていくためにはどうすればよいのか」ということを考えていく
必要があるのでしょう。(100万語までにゆっくりペースを掴んできた人はその必要
はないでしょうが)
ともかく今の時点で「レベル3までで100万語」も達成したので、当初の歪みも多少は
直せたかなと、気が楽になりました。

これ以上考えていると、また読めなくなってしまいますので、ここいらで失礼いた
します。


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