英語ゲーム100時間通過!

[掲示板: 〈過去ログ〉英語で趣味を楽しむ -- 最新メッセージID: 1605 // 時刻: 2024/5/17(10:45)]

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928. 英語ゲーム100時間通過!

お名前: 泊義 http://d.hatena.ne.jp/hakugi/
投稿日: 2007/3/20(01:10)

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皆様、こんにちは。

最近、英語ゲーム(北米版ゲーム)を楽しんでいる泊義です。


先日、ゲームボーイアドバンス用北米版ファイナルファンタジー6(以下、
北米版FF6)をクリアしました。プレイに用いたゲーム機はNintende DS 
Liteです。ゲーム内に記録されたクリア時間は、33時間8分。

私はこれで、北米版FFを3〜6までクリアしたことになります。
そのプレイ時間(クリア時間)をふり返ってみました。リスニング時間や
シャドーイング時間だと自分で計る必要があるので横着な私は初めから
諦めておりますが^^;)、ゲームだとプレイ時間を知るのは楽でいいです。

下記は、ゲームクリア直後にセーブした際、ゲーム内に記録されたプレイ
時間です。

・北米版FF3:31時間29分
・北米版FF4:21時間15分
・北米版FF5:27時間49分
・北米版FF6:33時間8分
●合計:113時間41分

英語ゲームプレイ時間、これでめでたく(?)100時間突破しました!(こんな
こと、誇っていいのでしょうか?^^;)

既に英語ゲームを100時間以上プレイなさっているタドキストの方は、
恐らく何人もいらっしゃると思います。ただ、SSS「英語で趣味を楽しむ」
掲示板で「英語ゲーム100時間通過報告」をしたのは、ひょっとしたら
私が初めてでしょうか!? だとしたら、なんだかんだいってもやはり
嬉しいですね^^。



今回北米版FF6をプレイして、オリジナル(日本語)→北米版(英訳)に
関していくつか興味深く思うことがありましたので、少しご紹介いた
します。


●「エクスカリパー」
エクスカリバー(Excalibur)は、FFシリーズではお馴染みの最強クラス
の剣。そもそも由来は、アーサー王伝説ですね。 

さて、FFシリーズにはエクスカリバーのパロディとして、「エクス
カリパー」なる剣も登場します。最高レベルのエクスカリバーとは
似ても似つかぬ代物で、最低レベルの攻撃力の剣です(笑)。 

この「エクスカリパー」が、ゲームボーイアドバンス版FF6には登場
します。それが北米版ではどういう表現だったかと言うと、
“Excalipoor”でした。 

私は笑いながらも、うまいなあと感心しました。 

「エクスカリパー」は、日本語では「パー」と入っているから、語感
から何となくマヌケな印象を受けます。それを“Excalipoor”では
“poor”の部分に込めているのでしょう。しかも「パー」と“poor”で
音感も近いし。英訳者のセンスに拍手です。 


●「必殺剣」
FF6にカイエン(Cyan)というキャラクターがいます。もともとFF6は、
西欧風の世界観なのですが、カイエンは東洋的な人物で侍(Samurai)
という設定です。またFF6にはキャラクターごとに特技があり、カイ
エンの特技はオリジナル版では「必殺剣」となっています。

この「必殺剣」、北米版FF6では“Bushido”なのです(笑)。


●「河童」
FF6ではモンスターの特殊攻撃によって、主人公たちが河童になって
しまうことがあります。この「河童」、北米版FF6では“imp”でした。
“imp”は、おとぎ話などに登場するいたずら小鬼、のようなイメージ
があります。でも“imp”だと河童のニュアンスは伝わらない気もします。
実際、FF6では「河童が水属性を持つ」ことはゲームに僅かながら関係
するのです。北米の人には「河童」と言ってもピンとこないだろうから、
(水属性を削ぎ落とすのもやむなしで)英訳を“imp”にしておいた、という
ことでしょうか。

ところで、石田英一郎『河童駒引考』(岩波文庫)という本の「出版社/
著者からの内容紹介」によると《河童が馬を水中に引きこもうとする
——日本各地にあるこの伝説の類話は,朝鮮半島からヨーロッパまで
ユーラシア大陸全域に見られる》とあります(といっても私はこの本を
未読なのですけど^^;)。

だとするならば、ヨーロッパなら、“imp”という水属性の消えた訳語
ではなく「河童」に相当する訳語があるのでしょうか? 北米版FF6で
「河童」の訳語が“imp”だったのは、まさに「北米版」だったから!?

なんて、考え過ぎ(足らず?)ですかね(笑)。でも、こういうことに思い
を巡らすのも、日本ゲームを英訳した北米版ゲームをプレイする醍醐味
なのかもしれません。



以上は、私がオリジナル版FFと北米版FFとを通じて面白いと感じた一例
です。多読・多聴・シャドーイング等と同様、英語ゲーム(北米版ゲーム)
の楽しみ方も人それぞれだと思います。

私も色々試行錯誤をしながら、英語ゲーム(北米版ゲーム)をプレイして
います。割と単純な作業であるレベル上げ(経験値稼ぎ)をしながら、英語
音源を聴きながらシャドーイングをやってみたりもしました。
RPGのレベル上げし「ながらシャドーイング」ですね^^;)。

私の報告が、少しでもどなたかの参考になれば幸いです。
それでは、皆様、Happy eigo ge-mingu!


 泊義

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