英英辞典の使い方

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9720. 英英辞典の使い方

お名前: 杏樹
投稿日: 2004/1/23(00:35)

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この間英英辞典を購入しました。英英辞典を使うのは初めてです。
ためしに時々わからない単語が出てきた時に引いてみました。
そうしたら…
英和辞典よりも意味がすーっと入ってくる感じです。
わからない言葉が「英語のままわかる」!
…当たり前と言えば当たり前ですが…。

今までも掲示板で言っていましたが、私は多読前に辞書を引いて英語の本を読みました。ポケットサイズの英和辞典を本と一緒に持ち歩いて、引きながら読んでいました。しかもポケットサイズだと太い辞書よりも目的の単語にたどり着きやすく、辞書を引くことがそれほど苦痛ではありませんでした。

でも英英辞典を使ってみると、やはり英和辞典では「隔靴掻痒」みたいな理解にしかならなかったなーと思います。日本語の訳語で理解しようとしても、すんなり英文に溶け込まないので。それでも私は辞書の訳語をそのまま当てはめるようなことはしないで、全体を読んで、「ニュアンス」を感じるように心がけていたんですが、その「ニュアンス」を感じ取ろうと「努力」していたのが、英英辞典だとダイレクトに文章の理解につながるので、「努力」がいらないことがわかりました。

それで思ったのですが…
多読を始めた人にはよく「辞書を引かないでどうして知らない単語を覚えることができるのか」という疑問があります。中には「辞書を引かなくてもいいんだ」と思っただけで進むようになったという人もいますが。なぜ辞書を引かない方がいいのか、初心者の質問があるたびにいろいろな人が返事を書きます。例えば、日本語の本を読むときにはそんなに辞書は引かないはず、と言えば多くの人は納得します。
しかし!
それでも納得しない人もいます。なにしろ日本語の本を読むときも辞書を引く、という人もいましたから。私もある程度語数が進んでからかえって「なんでちょっと引くぐらいだめなんだ」と騒いだことがあります。

辞書を引くのが苦痛でない場合、しかも辞書でわからない言葉の意味を確認したらすっとわかった、という経験があれば、全く辞書を引くなと言われると、どうしても完全に納得しがたい場合があります。

で、そういう人のために…
「100万語達成したら英英辞典を使いましょう」という提案を広めるのはどうでしょうか。
どうしても辞書を引きたい人には、とりあえず100万語までは辞書を引かないで読みなさい、辞書なしでも飛ばしても読める本を読みなさい、と勧めます。そして100万語越えたら英英辞典を使いましょう、と言えば納得しやすいのではないでしょうか。「100万語越えれば英英辞典を使えるんだ」と思えば、それまでの間だけでも辞書なしで読んでみようという気になるのではないでしょうか。

でも多分辞書なしで100万語読めば、辞書に頼る体質はかなり改善されているはずです。その時点で「英英辞典なら使ってもいいよ」と言われても、逐一引くようなことにはならないのではないでしょうか。

ということで、使いやすい、わかりやすい英英辞典の情報などもあればいいのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

ちなみに私は旺文社の「ショーター英英辞典」を購入しました。やっぱりポケットサイズの方が気軽に使えるし、使い慣れてもいるので、太い辞書はイヤだったんです。店頭で「何度もお目にかかっているのに一向に意味がつかめない単語」を引いてみたらとてもわかりやすかったので、これにしました。…しかし使ってみて始めて気がついたのですが、見出し語が少ないんです。載ってない単語がいくつかあったので気がつきました。
しかしやはりポケットサイズでは「コンサイス英英辞典」がありましたが、これは何と、日本語まで載っているんです。親切のつもりかもしれませんが、それでは英和辞典の弊害から逃れられません。実はショーター英英辞典にも一部日本語が載っていますが、これは英語と日本語が一対一で対応するような特定の名詞に限られ、しかもローマ字で記載されているので辞書を引くのに邪魔になりません。また、この辞典は語の説明が平易でわかりやすいです。でも見出し語が少ないのは困るなー。もっと大きい辞書にするべきだったかなー。でも薄いのが欲しかったし…。


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