Re: ドリッピー 実はいい話

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/5/15(19:10)]

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9623. Re: ドリッピー 実はいい話

お名前: ペギー双葉山 http://pegggy.fc2web.com/
投稿日: 2004/1/18(00:28)

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職人さんこんばんは。ペギー双葉山です。

〉私は数年前これをひたすら聞いていました。他に聞くものがなかったからです。
〉最初は聞きづらくて、内容もばかばかしいと思っていましたが、一度全部読んでみてから夢中になりました。
〉私はドリッピー大好きです。

 そうですね。よく読むと、いい話ですよね。

 ※知らない人のために・・

 子供が読んでも分かるように、主人公は雨粒、
 登場人物もバッタとか、ハチとか分かりやすくなってます。

 世間知らずで数の数え方や、1週間の呼び名も知らない、
 ありがとうも言えない礼儀知らずの主人公ドリッピーは、
 実は、「自分はなんでも知っていると思っている大人」
 のことを言っているのでは、とも思えます。

 ドリッピーは人間(自分)、風やバッタは世間、もしくは、
 人間を超えた存在(神?)と置き換えると、
 とたんに深い話になります。

 自分さがしの旅に出る若いOLのようにも見えるし、
 バリバリ働いて成功を収めたが、
 ふとしたきっかけで人生の意味を考えるようになった
 ビジネスマンのようにも見えます。

 おまえは100まで数えられるのか?
 というような質問に、知らないんだけど、「知ってるよ」
 と答える主人公にバッタがそれを教えてくれるシーンは、

 「おまえはこの娘を知っているか」
 「もちろんだ。私の子供だ」
 「だがおまえは何も分かっていない。
  おまえは自分の娘が何を考えているか、何も知らない」
 
 というようなシチュエーションにも思えます。
 分かっているつもりで、実は何も分かっていない。

 ドリッピー(水滴)には顔がついてますが、
 あれは、水(鏡)に写った自分の顔かもしれません。
 という訳で、最後まで読んだら書評をあげたいと思います。


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▼返答


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