多読素材としての英語月刊誌は?

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/5/18(14:56)]

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9321. 多読素材としての英語月刊誌は?

お名前: KYO
投稿日: 2004/1/8(23:50)

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タドキストのみなさん、こんにちは。KYOと言います。こちらの掲示板は初めてです。長めになってしまったので自動改行で読みにくいと思います。ごめんなさい。

やさしめのPBなら一応は読めるレベルでスタートしていますが、SSS多読ではまだまだ新参者で、60万語ほどしか読んでいません。過去ログなども暇を見つけて読んではいるのですが、あまりにもこの掲示板の情報量が膨大で。以下の書き込み、もう話題になったことだったり、まったく的外れなことを書いていたらどうぞ教えてください。

多読の素材として、英語の月刊誌はどうでしょうか?

自分自身が英語を習得する際に、音読と多聴中心でやってきたのですが、読むことも必要と考え、いくつかの素材を利用しています。私が主に利用したのは英語で書かれた雑誌で、『タイム』などの報道雑誌は主にリーディングスキルを使って読む練習に使いました。(新聞は苦手なんです、あの広げて読むのがイヤで)多読の素材としてはミステリなどのエンターテイメント系のペーパーバックスも多少は読みましたが、月刊の雑誌を楽しんで読んでいました。お勉強モードから何としても離れたい、とにかく楽しんで読むことを大切しようと思っていたので、辞書はもちろん引かず、書込みなどとんでもない、読んだ記録もまったくつけず、暇があるとパラパラとめくっては面白そうと思える記事をあれこれ拾い読みしていました。

一番長く読んでいたのは、若い女性向けの『コスモポリタン』(Cosmopolitan)で、「あなたはどれだけ奔放な女? 三択に答えてわかるあなたの放縦度」とか「私が過ごした一番ロマンチックな夜」とか、こう書くだけで何やらおバカっぽい記事をせっせと読んでいたものです。あるアメリカ人の女性から「コスモポリタン? 懐かしいわ、大学時代よく読んでいたのよ」と言われてやはりそれぐらいの年の女性をターゲットにしたものかと再認識。年齢ギャップを感じつつあったので、年相応に『グッドハウスキーピング』(Good-housekeeping)にのりかえたのですが、こちらはあまり興味が持てず、それほど熱心に読めませんでした。

その後、隔月誌の『ミラベラ』(Mirabella) を購読してみたり、男性誌の『エスクワイア』(Esquire)を時折見てみたりしたのですが、これらは読み物としての洗練度が高すぎてなかなか気楽に読めないのです。『タイム』のshowbiz関連の記事が読みずらいのと似ています。映画も好きなので『プレミア』(Premiere)を1年ほどとっていたこともありますが、まったく日本に情報が入ってきていない新しい映画の記事は思いのほか難しくギプアップ。1年ぐらい経ってから読むと、すでに公開された映画になっていてすごくおもしろかったりするのは皮肉でした。これまで雑誌を読んだことがない人によく私が勧めるのは、『リーダーズダイジェスト』(Reader's Digest)、ごく地味な雑誌ですが、読みやすい記事が多くとっつきやすいです。でも自分で読むときには今ひとつ興味がもてません。

雑誌に書かれている英語というのは、小説などに書かれている英語とはだいぶ趣きが違うなあという印象を持っています。日本の女性誌などでは相当くだけた書きぶりの記事もよく見かけるのですが、英語の場合は、読み易すそうな雑誌でも読み物としてのformalityが結構高い感じがします。たとえ『プレーボーイ』(Playboy)の記事だって読み物としてはかなりきちんとしていていると思います(買ったことはないデス)。英語を教えるときにちょっと使ってみたことがありますが、語彙的にも構文的にもさほど難しくなくても、読み慣れていないとどうも読めないらしい。たぶん、日本語だと個別具体的でくだけた言い回しや表現を使うところを、英語の雑誌だとわりに抽象度の高い表現が並ぶせいではないかと思います。だから逐次訳がなんとかできても、具体的にどういうこと?とたずねるとわかってないのです。

高校生の息子お勧めの、ある著名な英文解釈本をパラパラめくっていたら、いかにも『グッドハウスキーピング』あたりに出てきそうな英文が文法的に切り刻まれ、ものすごくガチガチの訳がついていて、”うああ、訳読法だと読みやすい記事もこうなるわけ?”とビックリしたことがあります。この著者は英文のformalityの程度が読めないのか、それとも受験生向けならこうだろうということで書いたのかわかりませんが、英文のライターさんたちはたわいないことでも、しっかりした組み立ての、わりと抽象度の高い文章を書くので、こういう解釈になってしまうのだろうと想像します。(Cosmopolitanのhow to make love みたいな記事をこんな風に解釈したらどうなるんだろう、おもしろそうです)

そんなこんなで今現在、定期購読している月刊誌が現在はありません。タドキストの皆さんで、もしこんな雑誌がおもしろいよというのがあったらぜひ教えてください。

私がせっせと雑誌を読んでいた時期には、周囲にはだれも英語雑誌を読んでいる人がいなかったのですが、多読がこれだけ広がってきた今現在ならそんな人も結構いるかもしれないと密かに期待しています。「今月号のあの記事おもしろかったねえ」とか話せる人がいたら、きっとまた雑誌も読みたくなるだろうと思うのですが。


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