マーリー・マトリン!!←結婚に必要な幻想です

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8133. マーリー・マトリン!!←結婚に必要な幻想です

お名前: 道化師
投稿日: 2003/11/23(03:30)

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こんばんは、秋男さん。

〉 杏樹さんとの議論、ふむふむ、う〜む、と唸りつつ拝見しております。
〉 ほったらかしてごめんなさい・・・ (でも横ヤリを入れる余地が・・)

勝手に楽しんでいますので、どうぞお気遣い無く。
(でも、マリコさんは楽しみにしているかも)

たこ焼さんにも誤解を与えてるみたいだし、ちょっと解説を。

〉〉とんでもない事実に気が付いてしまいました。
〉〉名前をいつのまにか忘れていました・・・・
〉〉そう、マーリー・マトリン・・・美しかったぁ・・・・
〉〉そして、その頃、当時はまだ彼女だった妻が
〉〉一瞬、マーリー・マトリンに見えた事があったんだ・・・。
〉〉その幻影を見たまま結婚したんだった・・・。
〉〉そういう事だったのかぁ・・・・

賛否あると思うのですが、私は男が恋愛をするとき、そして結婚に踏み切る時、
ある種の「幻想」が必要だと思うんですね。
冷徹に相手の女性の事を分析評価して、
自分の男としての評価との相対値を出して、
可能かどうか判断するなんて事をして事をしていたら、
決して恋愛も結婚も出来ないと思うんです。
もし出来たとしても、それは恋愛の形をした別のもの、
結婚という形をした別のものでしょう。
恋愛や結婚を可能にするには、必ず幻想が介在すると思うんです。
その幻想が私のように相手の女性を「極端」(笑)に美化する場合もあれば、
恋愛映画のようなロマンティックな幻想のもあるし、
(男の場合は特に)セクシャルな場合もある。
もっと理知的に「自分をよく理解してくれる」という幻想もあります。
「女なんてものは」という封建主義的幻想もあるでしょう。
生まれも育ちも違う、まして性別も違う他者と精神的にも肉体的にも
他の関係とは較べ物にならないくらい濃密な人間関係をもつ訳ですから、
そのような幻想でも持たなければ、とても恐ろしくて恋愛なんて、
まして何十年も続くであろう結婚なんて出来ないと思うのです。
私の場合は、今言ったようにその幻想が、
相手の女性、つまり現在の妻を美化して見えた、いや過去形はまずいから、
見える幻想なんです。
(私と同じタイプの人は多いと思うけれどなぁ)
その幻想が、結婚した当時のある一瞬はマーリー・マトリンであり、
それ以前の一瞬では「哀愁」のビビアン・リーであり、
現在は「男と女」のアヌーク・エーメだったりする訳です。

〉 いやー、すごい事に気づかれたなと思ってました。
〉 マーリー・マトリンが道化師さんの人生にそんな重大な影響を与えていたとは・・・
〉 (そしてそれを忘れていたとは・・・)

幻想は移ろい、何の形も残さないですし、
常に現在の幻想にビデオテープのように上書きされていますから、
その時、何の幻想を見ていたか忘れてしまうんですよね。
だから今回、ウィリアム・ハートの映画が話題に上って、
「そう言えば」と何年かぶりで、当時の幻を思い出したって感じです。
 
〉 それにしても、マーリー・マトリン似の奥さんなんて、幸せ者だなー、道化師さんは。
〉 いやはや。

だから、私個人の勝手な幻想ですから、相手(妻)の実態がどうであるかは、
あんまり関係ないです(笑)
でも、一言。
この文章を読まれる日本全国の「妻」である女性の皆さーん、
きっとあなたの夫もあなたのどこかに、
そんな幻を見ているのですから、
たまには、そんな幻を醒まさないでいさせてあげて下さいね。
そんな一瞬の幻のお陰で、「明日も頑張ろう」って思えるのですから。


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