アメリカに行ってきました〜♪

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/5/12(12:08)]

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[喜] 7896. アメリカに行ってきました〜♪

お名前: たこ焼
投稿日: 2003/11/17(18:56)

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みなさま、お久しぶり。たこ焼ですー。

10日間ほどのアメリカ出張で感じた
SSS式多読の成果を報告したいと思いますー。

たこ焼がアメリカに行ったのは、今回で5回目。
1〜3回目までは、SSS以前のことです。
4回目は、 昨年の今頃、90万語ぐらいの時でしたー。

9月末からの1ヶ月ちょっと、リスニングにかなり力をいれ、
手応えもそれなりに感じていたので、
音にはかなり期待して渡米したのですが・・・。
確かに、昨年よりはほんの少し聞き取れたかのように感じました。
しかし、まことに残念ながら、音に関しては、
まだまだ実力不足を認めざるを得ませんでした。(涙)

ところが、なんと!
ほとんど練習していないアウトプットに関して
「多読の成果」を感じたのですー。(^^)

アウトプットがうまく出てこない・・・。
これがたこ焼の密かな悩みだと
以前に掲示板に書き込んだ事があります。
しかし、昨年の出張でも感じたことなのですが、
外国にいると少しは出て来るんです、不思議なことに・・・。

で、このアウトプット、
SSS以前と以後とでは質的な差があり、
特に今回、その差を強く感じることができました。
一言でいいますと、SSS以後では、
英語が日本語と同じように出てくるのを感じるときがある
ということです。

日本語での発話の過程を細かく観察すると、
何か言いたいと思った直後、あるいはほぼ同時に、
なんらかの言葉を口に出していますよね。
発話の欲求が出た時、「言いたいこと」の大まかな方向は
ほぼ決まっているのでしょうが、
「言いたいこと」をどう表現するかは決まっておらず、
まだまだ不定形の時点で発話を始めて、
どこからか湧いてくる表現をどんどんつなげ、
話すと同時進行で、「言いたいこと」の
具体的な形・表現がしっかりしてくる・・・。
あるいは、少し慎重に話すときには、
「言いたいこと」の形・イメージを
もう少し明確にしてから話し始めますが、
その場合でも、細部までは表現を決めずに、
まず口から何か言葉を出し始め、
話しながら、湧いてくるいくつかの表現の中から取捨選択し、
「言いたいこと」の形をゆっくり整えていく・・・。

もしかしたら、他の人は違うのかもしれませんが、
たこ焼は、このようにして日本語で話しているのだと思います。

いつもというわけではなく、まだまだ頻度は低いですし、
使った表現自体も、かなり稚拙で、間違いも多かったのでしょうが、
昨年と今回の渡米で、
英語でも上記に近い感覚で話せることがありました。
これはSSS以前にはなかったことです。

SSS以前では、
ほんのちょっとしたことを言いたいときでも、
発話開始前に 「言いたいこと」の形を
かなりハッキリさせる必要がありました。
「言いたいこと」をまず頭の中で日本語で文章化して、
その後、いろいろ考え、なんとか英作文して、
やっと口から自信なげに英語が出てくる・・・。
日本語化しなくても英語が出るときも確かにありましたが、
それは、HelloとかThank youとかの
短い決まり文句の時がほとんどでした。
えらく慌てていた時や、
どうでもいいや、と投げやりになっていた時などには、
日本語化のステップを飛ばしましたが、
その時に口から出てきたものは、
とても英語とはいえないようなひどいものが
ほとんどだったと記憶しています。
英語を話している、というよりも
なんとか誤魔化している、という感覚でした。(^^)

ところがSSS以後は、ごく簡単な英語なら
何も考えずにすら〜っと出てくることが時々ありました。
表現はかなり幼く、間違いも多いので、他の人から見れば、
別に大したことではない
と高く評価されないとは思います。
しかし、たこ焼から見れば、
脳の基本システムが変わったのだ!
幼稚ながらも英語を話しているのだ!
と大満足。とても嬉しかったですー。(^^)

あともうひとつ、
驚きながらも、嬉しく、かつ不思議なエピソードを・・・。

アメリカ人女性がポスターを貼るのを、たこ焼が手伝った時のことです。
このポスターは、彼女の仕事の内容をプレゼンするためのもので、
縦横1m X 1.5mとかなり大きく、
小柄な女性一人ではうまく壁に貼れる代物ではありませんでした。
そこで彼女は、たまたま近くにいたたこ焼に、
手伝ってくれ、と言ってきたわけです。
具体的な表現は覚えていないのですが、
たこ焼は、おそらく
Sure!
とか何とか言って、気軽に手伝いはじめたわけです。
ところが、これだけ大きいポスターだと、
二人でもなかなか簡単に貼れず、
ここを押さえてちょうだい・・・はい〜
水平?・・・OK〜
その辺、しわが寄っているーっ・・・Oh〜 これでいいですか〜?
などと、英語でのやりとりが必要でした。
どこから来たの?・・・日本から〜
というようなやりとりも英語でこなしながら、
たこ焼はポスターを固定しようと思って、
画鋲が入った紙コップの中に手を伸ばしたところ、
指先に画鋲がチクッと刺さってしまい、
その時、思わず反射的に出てきた言葉が、
Ouch!

驚きました。
そして、英語習得を目指す者としてはとても嬉しかったです。
それにしても不思議です。
日本にいるときには、もちろん「痛っ!」と言っています。
ouchという語は、知ってはいましたが、
単語集で覚えたわけではなく、
SSS以前に音読・暗唱した課題文の中にもなかったと思います。
イメージトレーニングで、こういうときは「Ouch!」と言う・・・
などと頭にたたき込んだことも全くないです。
この語を強く意識したことなどないので、
正確なことは覚えていないのですが、
おそらくは映画・TVドラマの中で
何回か(5回ぐらい?)聴いたことがあるのと、
SSS以後の多読で児童書の中で
1〜2回ぐらい読んだことがあるのかもしれません。
不思議です。
こうした一見頼りないような関わり方でも、
このような語が、状況に反射的に反応して、
ちゃ〜んと出てくるようになるのですね。

う〜ん、恐るべし、無意識脳!
といった結論でしょうか。

ではでは〜♪

▼返答


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