本当は・・・なグリム童話

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6384. 本当は・・・なグリム童話

お名前: 杏樹
投稿日: 2003/10/9(01:15)

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みちるさん、こんにちは。

〉おぉ、お詳しいご説明ありがとうございます!
〉なるほど、グリム童話を本当は怖いグリム童話にしたような脚色があるのですね。
〉イメージとしたら、「中国笑話集」の艶話くらいに思っておけばいいのかな。
〉うん、なんとなく分かるように思います。

わかりましたか?良かった。
グリム童話は「怖い」と言うより「残酷」ですね。「シンデレラ」は靴の入らないお姉さんたちに継母が「足の指を切り落としなさい」とか「かかとを切り落としなさい」なんて言って実行して「靴が入りました」って言ってお城に向かうし(トーゼンばれて追い返される)、その後こりずにシンデレラの結婚式に行って鳥に目をつつきだされるし、白雪姫の継母は最後に真っ赤に焼けた鉄のスリッパをはかされるし…。
グリム童話は英訳が面白いという話ですので、こちらは英語で読んでオッケーのようです。

〉うーん、やっぱりオマル・ハイヤームのイメージが私にとっても強かったのかな
〉などと思いました。

オマル・ハイヤームといえば、面白い小説があります。
「サマルカンド年代記」(アミン・マアルーフ著)。今すぐ出てこないので出版社がわからない…。国書刊行会だったと思います。2部構成になっていて、1部がオマル・ハイヤーム本人の時代、2部が20世紀初頭のヨーロッパでオマル・ハイヤームに取り付かれた男女の物語。

〉邦訳本は、訳比べするとずいぶん違っていたりしますよね。
〉それにしても「女武者」はすごすぎですね。

でしょー?
私は海外文学ばかり読んできたので、いつも「これは原文ではない」という意識がどこかにあります。わかりにくいところ、変なところがあると訳が悪いのかな、と思います。たまに日本語の本を読むと「これは本当に作者が自分で選んで書いた言葉なんだ」としみじみ感動したりします。

〉プルーストは、間に何も挟まずに、もう身を任せるようにして、その空気にひたる
〉というのが、一番いいような気もしますね。。
〉たらたらたらとエンドレスに読んでいくと楽しそうです。
〉(ちょっと危なくなってしまいそうな気もしますが。)

変に他の本をはさみながら読むよりずーっとかかりきりで読んだ方がいいのかもしれませんね。「ダルタニヤン物語」ほどは長くないと思いますので読めるのでは…。

〉杏樹さんの雑談って、教養講座のようですばらしいです。
〉ぜひぜひ、女王になって下さい。

「ツッコミの女王」よりマシなタイトルかも…。

秋男さんが読んでるかどうかわかりませんが、オーストリアへ行った時、即席でドイツ語を詰め込んでいって、Bitte!を良く使いました。英語のPleaseと同じように使えて応用範囲が広くて便利でした。ほしいものがあれば指を指して「Das Bitte」と言えば通じる、と書いてたあったので実行したらちゃんと通じました。

それでは。


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