200万語通過〜ヤツのレベル分けを信じるな〜

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/5/2(09:36)]

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5255. 200万語通過〜ヤツのレベル分けを信じるな〜

お名前: 杏樹
投稿日: 2003/9/9(23:16)

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今日は9月9日、ゾロ目の秋男さんの日ですが(律儀に報告を入れるところがさすが)、200万語通過したので報告します。
タイトルは見る人が見たらわかる「メメント」ネタ。
昨日のトオルさん迎撃オフに間に合わせたいと思いましたがあと少しのところで間に合わず、1日遅れの通過になりました。

4月19日〜9月9日(別に9が好きなわけでは…)
の100万語の内訳:
レベル0…5冊
レベル1
 絵本…19冊
 MGR2…11冊
レベル2
 PGR2…5冊
 OBW3…2冊
 OFF2…2冊
レベル3
 OBW4…5冊
 CER3…3冊
 MGR4…10冊
 OFF3…1冊
 MTH……14冊
 ミシェル…3冊
 その他児童書7冊
レベル4
 PGR4…2冊
 OBW5…2冊
 児童書…8冊
 その他…2冊

レベル4もそろそろ読めるかな〜という状態で100万語通過したものの、いまだにレベル4。しかも途中でレベル3の児童書に立て続けにフラれてすっかり自信喪失状態に。しかもOBW4もどれもこれもよくわからないものばかり。しかもOBW3に戻ってみても、これまた読めない。「なんでこんなに読まれへんねん!」という状態に陥りました。
それで175万語あたりでうだうだ言っていましたが、みなさんがいろいろアドバイスしてくださって、本を貸してくれたり新しい本を注文したりしました。多読セットの5Aも注文しました。そうして未読本が増えると、「あれも読みたい、これも読みたい」という気持ちになりました。ポロンさんの言うとおり、未読本を積み上げるとモチベーションが高まりますねー。

結局読めない本と言うのは、その時の気分とか相性とか、いろいろな要素があって、レベルだけが問題ではないようです。レベル3でてこずってるからもうレベル4なんて読むのは無理、とかそんなことはないようです。あまりレベル分けにこだわるよりも、読みたい本を探す方が大切だと思うようになりました。確かにレベル分けは目安にはなるのでないと困るんですが。しかし自分にとっての読みやすさと言うのは必ずしもレベル分けには表れないもので、最終的には自分の読みやすさを重視するのが一番だと言う結論になりました。ということで、他人のレベル分けを盲信するな、という警告を込めて表題の心境に至った次第です。

しかし195万語を越えたころ、映画「HERO」を見てしまったため小説版が読みたくなり、そちらに寄り道してしまいました。読むのが大変だったため時間もかかるし、もう少しで200万語なのにしばらく中断…。何とか読み終えてさあ、英語に戻ろう、と思ったらすんなりエンジンがかからず。とりあえず「My Humorous World」なら読みやすいしこまぎれで読めると思って肩慣らし。とにかく早く200万語を片付けてしまいたくなり、残り語数のみを基準にしてOBW5の「I,ROBOT」での通過になりました。

175万語以降に読んだ本の中から…

レベル0は全部Little Bearです。いいですね〜。おかあさんやおとうさんのお話、キスの回しあい、どれもじんわりと心に響いてきました。

アーノルド・ローベルも片っ端から。
Uncle Elephant
Small Pig
Grasshopper
Mouse Soup
Owl at Home
どれも良かったです。単なるほのぼの、ではなくて大人の鑑賞に堪えるほのぼの、って感じで。

PGR2では
Canterville Ghost
がおもしろかったです。オスカー・ワイルドだということでびっくり。こんなオフザケ書くんですね。幽霊も恐がってもらえないとギャグになる、というおかしさ。最後はしんみりしましたけど。

MGR4は、OBW3,4に疲れた頭には丁度いい読みやすさ。読みやすい、わかりやすい、でどんどん進みました。これのいいところはGLOSSARYです。OBWではアルファベット順ですが、MGRは言葉の登場順に、本文に番号を振ってあります。OBWではわからない単語があって、後ろを見ても載ってなくてガッカリすることがありますが、これなら載っている単語がすぐわかるから大丈夫。しかもOBWみたいに一般的な辞書的意味ではなくて、文脈に沿って説明してくれるので非常にわかりやすい。時には登場人物の名前を出して、○○は××という状態になっているのでそれを※※という…みたいな。

The Good Earth
ずっと昔読んだ「大地」の原題がこれだったとは。挿絵が少々変ですが、パール・バックはさすがに中国に対して造詣が深いです。これは清朝末期から辛亥革命による中華民国創設の時代を背景に、わざと特定の年代や地名を特定しないように書いてある模様。単にrevolutionと書いてあるのがおそらく辛亥革命だと思われますが、それによる社会の変革の影響はあっても、登場人物が直接かかわるわけではありません。
そこで気になるのは、物語の前に書いてある予備知識。ここには旧中国のおおまかな説明がありますが、欧米列強による侵略には一言も触れていません。そもそも19世紀半ばにアヘン戦争を起こして中国の植民地化を始めたのはイギリスで、その後いろいろな国が中国の領土争いを始めます。それを書いてないのは説明不十分。それならそれでお目こぼしをするとしても、最後に日本が満州国を作ったと書くのは全くの蛇足です。「大地」が書かれたのは満州国成立よりもずっと前です。作品の予備知識としては全く関係のないものです。しかも中国を侵略した国はたくさんあるのに、日本のみを固有名詞で出すのは偏っていると思います。イギリスはつい最近まで香港を領有していたというのに、やはりイギリスにも、自国が他国を侵略した事実にはできるだけ触れたくないと言う人種がいるのでしょうか。
あと具体的な地名が出てこないので地図も役立たずです。

The Tales of Goha
書評をあげる前に返却してしまい、データがわからないまま登録しそびれた本です。
むかしむかし、バグダードの都のカリフのお気に入りの詩人で道化、Gohaのとんち話集。

Woman of Iron
二十世紀初頭、5歳で中国からシカゴへ移住した女の子が父親の店を広げ、やがて銀行家として成功する話…だが、危機に陥ってそのまま終わるので消化不良。

あとは書評が少ないのでせっせと上げてあります。

PGR4
The Client
The Street Lowyer
グリシャムはよく知りませんでしたが、両方面白かったです。ダイジェストだな〜という大ざっぱな感じはありましたが。

OBW5
OBW3と4が読めなくて壁にブチあたっていましたが、多読セットに「大いなる遺産」があるのを発見。3、4のカタキを5でとってやる!と挑みました。なにしろこれは原作も読んだし、映画も見た。(昔のモノクロのやつ)。内容ならよく知ってるぞ!と挑戦。ぶっ飛んだ展開、とんでもない人物が出てくるので、やはり予備知識があったほうが正解だな〜と思いました。墓場でいきなり脱獄囚にシメ上げられたり、黄ばんだウエディングドレスを着続けている不気味なおばさんが出てきたり、意外な事実が次々と判明して息もつかせぬ後半の展開。エステラの両親にはビックリです。

I,ROBOT
単に語数だけで選んだ…と言っても、小学生の時に読んだ覚えがあるので。ロボット三原則も知ってるし、内容もほとんど忘れてましたが、それでも覚えのあるところも少々。最後は…それでええんかい?そういえば、昔はヒューマイノイドロボットがいつか現れると思ってましたね。21世紀になった現在、ロボットは必ずしも人間の形をとるわけではなく実用品として役に立つ形をするものになっています。しかし当時はロボットは人間に近づいていくものだと思っていたような気が。

その他児童書
Mr Majeika
もと魔法使いで、時々無意識に使ってしまう魔法で騒ぎを起こしてしまうMajeika先生がとっても面白いお話。

SIDEWAYS STORIES FROM WAYSAIDESCHOOL
ひたすらおっかしい〜!
シリーズものになっていますが、全部お勧めできますか?
今のところFalling Downだけ持ってますが、他のもそろえようか思案中。

INKDRINKER
けったい本かしら…。最後の方がよくわからなかったので、もう少ししたら再読してみます。

そしてこの100万語の白眉!

WALK TWO MOONS

実は「読んだ」って公表してないですね。
書評など評判があまりにいいので是非読みたいと思っていました。そしてのぞいてみると…読めるかも、と思いました。しかし最初の2〜3ページで「読めそう」と思ったのにえらい目にあうことが多い。これもやはり難しかったです。しかし物語の枠組み、おじいちゃん、おばあちゃんと車で旅をしていて、回想シーンで引越し先の友達などの話がはさまってて…という構成なのでは?ということに気がついたら読みやすくなりました。それで最後はやはり「うわー!えーっ?!」ということに。難しかったけど読んだ甲斐がありました。しかし停滞しているのに本当にこんな本が読めたのか自分でも実感が湧かなくて、オフ会とか人に会う時には忘れてる…。

レベル4の「その他」は「My Humorous Japan」と「My Humorous World」です。

そして、これから…
300万語までにはレベルにあまりこだわらないで色々な本を読むようにしていきたいです。レベル2〜3はけっこう読んだから、きっと基礎体力はついているはず。そうしてもっと上のレベルも自由に行き来できたらいいな。
ところで、ブッククラブの期限が来ましたが更新しませんでした。ビンボー症なもので、どうしても目いっぱい借りて、がんばって読んでしまう…。読みたい児童書が少ないので、絵本やGRでセットでないもの(特にMGR)中心になってしまうのですが、そうすると読みたい児童書がどんどん後回しになっていきます。そうなるとなんだか語数稼ぎの消化試合みたいになってきて。それで、もっと本当に読みたい本を読もうと思ったのです。
ダレン・シャンも不幸本も2巻までしか読んでないからこれからもっと読んでいきたいですし、ダールもレベル4まで読んでしまいましたがレベル5以上に挑戦していきたいです。そろそろナルニアものぞいてみたいです。

ということで
Happy Reading!


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