1周年の報告。

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/5/21(02:50)]

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[報告] 2047. 1周年の報告。

お名前: あずき http://homepage3.nifty.com/book-s/
投稿日: 2003/6/16(13:58)

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あずきです。
昨日(2003/6/15)で丁度、SSS多読を開始してから、1周年になりましたので報告
します。
この1年間は、私にとって本当に驚きの1年間でした。
1年前の私は、私の英語の入り口がどこにあるかさえわからない状態でした。い
ろいろな英語教材本を買い、3日目で挫折を繰り返していました。ですが、英語
で本を読むことを目的に多読を進めているうちに、聞き取りや会話にも変化が
感じられるようになりました。そして、気がつきました。好きなところから始
めれば良かったんだ!と。今は、多読を中心に、リスニングやシャドーイング、
英語日記なども取り入れながら、自分なりに英語と向き合えるようになりまし
た。本当にうれしいです。何より、SSSの皆さんや、こちらの掲示板で、暖かい
メッセージや、アドバイスをいただいたことが続けてこれた理由だと思います。
本当にありがとうございます(^^

●1年経っての現在の状態です。
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読む 現在、620万語読んだところ。PBは、結構好きな本が読めるようになった。
   特に、マイケル・クライトン、パトリシア・コーンウェルが読めるように
   なったのはうれしかった。それから、比較的ゆったりした本も読めるよう
   になった。テニスの英語ニュースが楽に速く読めるようになった。
聞く 朗読CDに関しては、かなり聞くだけで楽しめるようになった。特に、
   The Lord of the ringsのラジオドラマのCDで、聞くだけでわくわくしたり
   ドキドキできる自分にうれしくなった。読めるものは聞き取りやすいとも
   思った。テニスの実況を英語で聞いても、ある程度聞き取れるようになっ
   た。
書く 週3日ぐらい、英語日記らしきものを書いている。最初は、4行書くのに
   うんうんうなっていたが、テニスの話や本の感想が書けるようになった。
   書いているのは、文法としてはL3ぐらいだが、書くことが目的ではなく、
   話すことに役立てたいから、今のところこれで十分。
話す 英会話スクールは、今のところ、1500語ぐらいを駆使して話しているとい
   う感じ。ぱっと言葉は出るが、もっと幅を広げたいとも思う。ただ、
   イラク戦争について話せたときはうれしかった。易しい言葉でも十分思い
   は語れると思った。

他  読める言葉と使える言葉のレベルは違うと感じる。特に、PBよりも、易し
   い本を読んでいるときのほうが、言葉が出やすい。たぶん「話す」に
   関しては、口語の沢山使われている易しい本をたくさん読んだほうが効率
   がよいと思う。だから、易しい言葉、実際に使う言葉をたくさん読むのは
   効率的だと思う。ただ、ここは、コンダラにならず、好きなように読もう
   と思っている。また、インプットしたら、すぐ出てくるわけではないのは
   当たり前。何より、私は100万語も話していない。もっと書いて話せば、
   インプットとアウトプットの回路もつながってくると思っている。

●1年間を振り返って
500万語の時にお約束したように、この1年間、迷ったときのこと、節目節目のこ
と、を中心に、1年を振り返ってみたいと思います。長いので、おひまなときに。
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2002/6/14 入門の広場に初書き込み。
2002/6/15 多読開始。本を読みながら、とにかく過去のログを読んだ。
     過去ログは、迷ったときの選択肢の宝庫だと今でも思う。
10万語まで とにかく読める本があることが楽しかった時期。L0中心。
      わからない単語はどんどん飛ばしていた。でも、内容はわかって、
      面白かったので良しとしていた。そのせいか妙に読むのが速かった。
20万語まで 13万語あたりで初めて迷う。丁度、理解度とスピードの関係の話が
      出ていて、英語力はないのに、妙にスピードの速い私は、他の人よ
      り理解度が低いのでは?という悩み。本が読めないぐらいになっ
      た。そのとき、sumisumiさんに、「本当は身についていないのに
      レベルをあげたとすると必ずどこかで困ることがあるでしょうか
      ら、そのときになってからもういちどレベルを下げてやりなおし
      ても遅くはない」とアドバイスをいただき、肩の力が抜けた。
      何度も英語に挑戦して挫折したんだ。もう一度やったって遅くな
      い。自分にとって楽しいことがまずは第一ということ。楽しさを
      一番の基準にすれば、無理も少なくなるし、続くし、続くことに
      よってたくさん読める、たくさん英語に触れられると思った。
30万語まで とにかくパンダ読みの毎日。パンダ読みすれば、上のレベルを
      読みたいという気持ちも満足できるし、下のレベルの強化も
      できる。読み疲れもなくなる。すごく良い方法だと思った。
50万語まで 40万語ではじめての投げ出し本。Through The Looking Glassが
      さっぱりわからなくて投げ出した。タガが外れて、前から読みた
      かったThe Children of Noisy Villageを読んだら読めちゃった。
      40万語の報告のときに、トオルさんと2時間苦しんで面白くない本
      を1万語読むなら、2時間、面白い本を2万語読んだ方がいいと
      いう話になる。今も、そう思っている。
60万語まで 今まで、GR中心に、絵本もはさんで・・・という読み方をしていた
      が、しっくりこない状態に。今で言うGRに飽きた状態だったのかも
      しれない。そこで、思い切ってA Bear Called PaddingtonとMatilda
      を読む。わからない単語はあっても面白かった!このころ、洋楽の
      歌詞が少しずつ聞き取れるように。
90万語まで 児童書を混ぜながら、GRをパンダ読み。80万語時には、100万語に
      向けちょっと緊張したが、少しずつ英語の本を読むことが趣味に。
100万語まで ずーっと、暖めていた、Harry Potter and the Philosopher's 
      Stoneを読み、100万語通過!ときどきのぞいては読める時期を探っ
      ていたが「あ、読める!」と思えたので、読んだ。読みたい本は
      買っておいてときどきのぞく、このときから、これが、私が本を
      選ぶときの規準になっている。
150万語まで 130万語〜140万語あたりで、はじめて、スランプらしいスランプを
      経験。100万語を越え、気分がハイになっていたのか、難しい本を
      読まなくてはいけない・・・という気持ちになったのが原因。ずっ
      と、パンダ読みをして、読み疲れがないよう工夫してきたのに、100
      万語を越えたからといって、いきなり読み方を変えたせいだろう。
      10万語以前の私と、今の私は違うとは思いますが、90万語の私と、
      100万語の私が大きく違うとは思えない。100万語すぎたからといっ
      て、大きく読み方を変える必要はないのだと思った。SIRから読み
      直して、立て直した。
200万語まで 大人向けのPBに手を出す。開いてみて食指が動いた本を読んだ。
      読める本より読みたい本の方が、少々難しくても楽しく読めると
      感じる。読めない本もたくさんあるが、昔、読めなかった本が
      今読める!ということの方がずーっと大事で一番の効果だと思う。
300万語まで 英語の本も、普通に本をとるように、英語の本をとるようになって
      きた。選択の範囲も、広がった。書く、話すに興味を持ち始めたの
      もこの時期。250万語あたりでシャドーイングと英語日記を開始。
400万語まで PBや児童書を読むのが普通になってきた。350万語仕事で英語が必要
      になって話相手を探しに、英会話スクールへ。レベルチェックで
      どんどん言葉が出てきたことに驚いた。
500万語まで ふっきれた。迷うことがあっても、私はここまでやれたんだ、と
      いう自信がついた。時間をずっと計測していたがもう必要ないと
      思った。語数も気にならなくなった。英語への劣等感もなくなって
      いた。
620万語現在 好きな本を好きなように読んでいる状態。多読から読書になった。

●500万語から620万語現在まで読んだ本一覧
面白かったものは、近日中に書評・レビューに載せます。
申し訳ありませんがお待ちください。
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1 The Lord of the Rings-The Fellowship of the Ring J.R.R. Tolkien※
2 The Lord of the Rings-The Two Towers J.R.R. Tolkien※
3 The Lord of the Rings-The Return of the King J.R.R. Tolkien※
 ※あまりにも面白かったので再読!何度でも読みたい!
4 Airframe Michael Crichton
 殺人が無くてもスリラーは書ける。文体がかっこいい!
5 The Blue Hour T. Jefferson Parker
6 Cause of Death Patricia Daniels Cornwell
 ケイ・スカーペッタシリーズ7作。最後がちょっと今一歩。
 酒井先生の薦めもあり、シリーズ最初から読むことにする。
7 Interview with Vampire Anne Rice
 舞台は19世紀のヴァンパイアもの。開いたとたんに世界にどっぷりはまれる。
8 Lucky Man: a Memoir	Michael J. Fox
 俳優ではなく、ひとつ壁を乗り越えた人間として見てあげたいと思った。
9 Full House -Michelle- My Two Best Friends	Cathy Dubowski
 これを読んだ後は、英語が楽に出てくる。私の話すレベルはこれぐらい?
10Magic Tree House 17	Mary Pope Osborne
 MTHファンが、17〜20を読まないと!という意味がわかった。
 二人の成長ぶりが新たな冒険を感じさせる。
11Family Secrets Brian Keaney
 現実味のある設定、アイルランドの描写、主人公の女の子の思いが良かった。

●これから
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これからも今まで通りです。好きな本を読み、リスニングし、時々シャドーイン
グし、英語で日記を書き、先生とテニスや、本についておしゃべりする。という
ことを続けていきたいと思います。何より楽しく!!!

最後まで読んでくださってありがとうございました。
それではこれからも、Happy reading !

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