専門書という問題

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10798. 専門書という問題

お名前: maria2
投稿日: 2004/3/11(07:29)

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ええと、色々と飛んでどこに書いたらよくわからならくなってしまったので、ここに書きますね。楽しく読ませていただきました。

まず、
>maria2さんは、専門書を読むことと、訳すことを混同してらっしゃる
>ようです。その辺をもうちょっと考えてみましょう。(酒井先生)
については、それはないでーす。どっちかっていうと、ざっと斜め読みが理想です(無理なんですけれども、、くすうん)。で、読んで、自分にとっての新しい発見をしたい気分です。日本語訳とか全く考えてもみてませんので、驚いて読みました。それを前提。

それから、
>仕事で使う専門用語は、専門用語の辞典を使われるのが普通じゃないですか?
>それは、日本語でも外国語でも同じだと思いますよ。(古川氏)
んん、SSSにいらっしゃるので英語が専門の方なのでしょうか。英語という分野はこの場合特殊になりますね。
たぶん、日本人は几帳面なのでまだ日日では専門のよい辞書が存在する可能性がありますが、どの分野もたぶんどの国でも専門用語のまともな辞書を見つけるというのはかなり難しいと思います。あるとしたら相当ラッキー。医学とかありそうかな。映画とかそういうところはなさそうですね。
辞書を頼りにできないというところから専門分野の勉強はスタートしていくしかないのではないでしょうか。
基本的にはないに近いという分野が殆どではないかと思います。かなり薄いものしかないと思います。パソコンと経済はグローバル化が進んでいるので比較的理解しやすい状況かもしれませんが、パソコンはすすみもはやいですね。もうちょっと地域に根ざした部分が多い学問だと、相当苦しいはず。(建築でいうと、日本にはゆうめいな辞書と、何冊にもわたる資料集成という名著がありますが、それを海外の建築家もうらやましがって日本語のできる人で何十年も愛用して英語ではこんなのないよって言ってたし、、。ラッキーに良い辞書が存在している分野もあるかもしれませんが。)ちなみに
>また、専門辞書をひいてこの言葉を調べても良くわからないと思います。(sakigoro氏)

語彙のところで、
〉〉例えば、時事報道系、政治記事などの場合は、なんとなく読んで
いるうちに憶えられるものばかりとはいえないですよね。(maria2)
〉 そうですか?
〉 英米の人は、読んだり聴いたりして憶えてるんじゃないですか?(秋男氏)
>いいぞ、秋男さん。だいよんせー!。(酒井先生)

私はこれはどうかと思います。読んで憶えられるものも多いと思いますが、このあたりの単語に入っていく方法は多読が、最(もっとも)適かどうかはまだわからない。他もありのような。まあ、いつも他もありなんだ。物事は決め付けず、妥協し、流動しながら情況により選択していくものだと思う。
10797. Re: 専門語は日本語訳が一致する可能性が意外に高い
というところにも少し書きましたので良かったらよんでみてください。
話を戻して、

〉 英米の人は、読んだり聴いたりして憶えてるんじゃないですか?

たとえば日本語の新聞を、学校での勉強なしに読んだり聴いたりして理解することは難しい。ちなみに私はわからないでいつも、家族にこれってどういう意味って聞いてるし。政治とか経済とか、下地が必要です。本当に読んでるだけで理解しているのかですが、どういう理解かとか、日本語での勉強度とか、日本に関する記事か、日本との共通項目かにもよります。かなり賢い!もし読んでるだけで憶えられるんなら、義務教育とか高等教育とかon the job trainingとかいらなくなっちゃう。控訴とか、公訴とか、酵素とか、、、?ペイオフとか?
もし専門用語についても派生して上記の多読によってなんとなく憶えるという考え方がありだと思われるなら、それに関しては、ええええですね。とりあえず余談ですが、なんとなく読んでいて建築用語がわかるもんならわかってみいという感じ。学生なんか絶対わかってない。教授だってたぶん苦労してるか、わかってないと思う。業界に入ったころは宇宙語みたいな用語を理解しようと(日本のほこる建築大辞典にもないか、読んでもわからん。)先輩に一つ一つ聞いて、打ち合わせ中恥をかいて、調べたりいろんな事して覚えたし。それに読むことで憶えるにあたっても、どの本を読むかという問題はすごく難しいと思います!今回の私の研究がそこまでディープにいくとは思えないので(いけるものならいきたいが、)一般論としての専門語について話を進めているのですが。私は難解語や専門語におけるベースは勉強(多読もそのひとつだけど、解説や図解などをみつけてクリアしていくことですね。)だと思います。政治だったら、その国の構造とか、いるもん。たぶん。

辞書が頼りにならないだろうということ、
勉強をして理解していかないと言葉も理解できないだろうこと、
という前提を上記により仮定すると(当たってるときも多いと思うよ!)
お返事をいただけたコンピューターと、生物の研究のために専門書を読まれたsakigoro氏とfumi氏の2人のアドバイスはきわめて的を得た現実的なものだと思って私は感謝しています。もしかすると英語が専門の人にはわかってもらえないのだろうかあとさえお返事を読みながら思ったり。こんなこと、すまんです。でも私もまだスタートしていないので、もっとわからないのですが。
解説がついているような本をさがし出すということと、そのための手段として学生が教科書として使うような本にトライしてみるということが、いただいたアドバイスの内容だったと理解しています!

多くの専門家が自分のテリトリーの記事や論文などに目を通したいときに苦労しています。小さな島国にとってもこれは苦慮すべきことです。多読による英語理解の力はそれを解決する最もよい道筋だと思っています。PB目的だけでなく、いつかはとこうした気持ちを持っている多読者も多いと推測し、自分の専門分野を読むという話に限りました。


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