2.2種類のスタートパターン。飛ばし読み及び慣れだけでは壁が来るだろうこと。

[掲示板: ゼロからスタート!まずは10万語! -- 最新メッセージID: 10120 // 時刻: 2024/4/30(23:03)]

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[楽] 6181. 2.2種類のスタートパターン。飛ばし読み及び慣れだけでは壁が来るだろうこと。

お名前: maria
投稿日: 2003/12/11(03:08)

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私はstudent timesのサイトから流れてここに来たので本は読んでいないのですが、何人かがご指摘されていたようにいくつかのスタートパターンがあることも返答をいただいてわかりました。


1)辞書を引きすぎてきてペーパーバックやGRで脱落に終わっていた人がリスタートとして始める(これがベースとされている。)
2)ペーパーバックを読んできた人(差こそあれ、ある程度の飛ばし読みはしてきていると思う。でないと読み終わらないから。)が英語脳を作ったり、ボキャを増やしたり、速読をしたかったりで始める(返答してくださった何人かもこれなんですよね。うるうる。)


1)簡単なものから入って英語を読む魅力に気づいていこうという人
2)面白い本に会って英語を読みつづてきた運がいい人


1)英語力(難解な文章を読解する力)のある人
2)英語力のない人


1)ボキャブラリーを(忘れているにしろ)勉強していた人
2)ボキャブラリーがほとんどない人

私はこれらを全く同じに語るのは危険だと思います。万人に読書は有効だと思うし、スムーズに読めるものを選択するのも有効なわけですが。

以前村上春樹が翻訳をしていくうえで彼の問題は英語力がないことといっていましたがわかる気がする。やはり読んでいくだけの行為では突き当たる何かがあるようにも思うのです。まだわからないけど。英語力。語彙。それが底辺にある程度ある人とない人では勉強の仕方はやっぱり違うのではないでしょうか。
ナルニアは語彙は大して難しくないのです。飛ばして困る語もありますが、文章を理解するのがわりと難しく感じています。(GRの弊害?うそうそ)まあ、私はただ読んでいればっていうだけではない何か壁はあると思う。大きいのは発音を間違えて覚えてしまったり。語の意味を勘違いしてしまったり。読んでいけば何時かわかるようになるかもしれない。でもそれは数百万語程度じゃすまないはずです。PBだけでもないかも。ネイティブの読んでいる量からして。私は平行して語彙やわからないことを調べるという基礎はやれればやっていきたいと思っています。まあ、面倒だなあと思ってます。まあ読むことを止めてはいけないということですよね。調べてしまうがうえに読むのをストップしてしまう人がいるからといって、調べる事が駄目だということにはならないだろうと思うわけです。

私は飛ばし読み好きで、ノロノロ読みです。何年か前にTOEICで830、listningで495 reading+vocabulary+grammmerで335。要するに問題を読み終わらない。単語がわからない。文法は培ってきた勘です。難解な文章は語彙が楽なら読むより聞くほうが楽です。単語の意味はなんとなく解ってくるというのと、解っているというのはやっぱり違うのではないでしょうか。子供ってよく間違って意味を憶えたりしてるし。なんとなくなんとなくで、それがどこかにつきあたらないわけない。漢字を読めるけど書けないのと同じで、単語のスペルは書けない。それで何度信用を落としたことか。読書は有効だし、好きな手段ではあるけれども、それは全てを解決してくれるわけではない。私はまだ大して読んでいないけれど、そうして簡単なものにシフトしていこうという初心者だけれど、読書だけでは解決しない問題があるということは意識している。それでも他を選択しないのは読むということが快適だからです。階段はたぶん100万語が0.1段目なのだろうという気がします。
そうしてもし辞書にかかりっきりで読み続けられなかった経験のある人は、それはそれで、単語力みたいなものはついているはずです。きっと。そうして読む力を助けているのではないでしょうか。どんな努力も報われる。私が持っていない力だと思います。

ps:リスニングも長い文章を聞き取る集中力みないなのがついたせいか、100万語をはじめてから、なんだか楽になった気がする。やっぱこれはいいね。

I hope happy reading,
we find something good maybe way ahead

maria


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6190. Re: 2.2種類のスタートパターン。飛ばし読み及び慣れだけでは壁が来るだろうこと。

お名前: 杏樹
投稿日: 2003/12/12(00:15)

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mariaさん、こんにちは。

上でレスさせていただきました杏樹です。

〉以前村上春樹が翻訳をしていくうえで彼の問題は英語力がないことといっていましたがわかる気がする。やはり読んでいくだけの行為では突き当たる何かがあるようにも思うのです。まだわからないけど。英語力。語彙。それが底辺にある程度ある人とない人では勉強の仕方はやっぱり違うのではないでしょうか。

英語力のある人とない人の違いは、といえば、まずPGR0でも難しい、というレベルの人のためにOxford Reading Tree(ORT)というシリーズがあります。そこから始める人もいますし、PGR0から始める人もいます。そして英語力があればOBW0→PGR1→OBW1→PGR2、と、どんどん進んでいけばいいですし、それぞれ何冊読むかはその人の英語力次第です。それが多読法の「勉強の仕方の違い」です。

〉ナルニアは語彙は大して難しくないのです。飛ばして困る語もありますが、文章を理解するのがわりと難しく感じています。(GRの弊害?うそうそ)まあ、私はただ読んでいればっていうだけではない何か壁はあると思う。大きいのは発音を間違えて覚えてしまったり。語の意味を勘違いしてしまったり。読んでいけば何時かわかるようになるかもしれない。でもそれは数百万語程度じゃすまないはずです。PBだけでもないかも。ネイティブの読んでいる量からして。私は平行して語彙やわからないことを調べるという基礎はやれればやっていきたいと思っています。まあ、面倒だなあと思ってます。まあ読むことを止めてはいけないということですよね。調べてしまうがうえに読むのをストップしてしまう人がいるからといって、調べる事が駄目だということにはならないだろうと思うわけです。

「壁に突き当たる」のは語彙力のせいではありません。私は多読前に辞書を引きながら英語の本を何冊か読みました。それでわかったのは、文章が理解できないといくら辞書を引いてもわかるようにはならないということです。単語ひとつひとつの意味がわかっても、わからない文章はわかりません。「ナルニア」が語彙が難しくないのに理解しにくいのは、まさしく文章を読む力が足りないからです。辞書を引いてわかるなら、それはわかる程度の文章だったということです。

多読をすればこの「文章を読む力」がつきます。ですから「辞書なしでわかる」レベルから始めることが大切なんです。やさしい文章を辞書を引かずに読めばその分たくさん読めます。たくさん読めば文章の理解力が上がります。文章の理解力が上がれば読む本のレベルも上がります。

ではわからない単語がどうしてわかるのか?という疑問に対してはこういう証言があります。ここのKianさんのレビューを見てみてください。いつその単語を覚えたのか?と聞かれても、多分わからないと思いますよ。「いつのまにか知ってた」ということになるのではないでしょうか。

[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/sss/sssrev.cgi?cmd=review&bid=S015010]

そしてもしこの多読法で「壁を感じるに違いない」と思われるのでしたら、実際に実行してみて、壁を感じた時に報告していただけませんか?多読法はまだまだ発展途上です。多読をした人それぞれ掲示板で意見を交わしたりしていろいろな方法や理論が生み出されています。実は多読をしている人はみんな酒井先生の実験台なんですよ。でも英語の本が読めるようになって、喜んで実験台になっている人が多いのも事実です。

レベル上げの時などに壁を感じたり行き詰まったり停滞したり、色々な経験をしてきた人はいます。しかし壁を感じた人の中で「やはり辞書を引いたり調べ物をしないと英語は読めるようにはならない」という結論を出した人は今のところいないようです。
もしmariaさんがこれから多読を進めて壁に突き当たったら、そして辞書を引くことで解決できたなら、それもひとつの意見として報告してみてはいかがでしょうか。

ところで「速読」ですが、日本語の速読なら習ったことがあります。英語は知りませんが、応用できると思います。速読は単なるスピードアップではなく、一度に何行か、あるいはページ全体を見渡して読み取る訓練です。


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6233. Re: 2.2種類のスタートパターン。飛ばし読み及び慣れだけでは壁が来るだろうこと。

お名前: maria
投稿日: 2003/12/16(14:44)

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おっしゃることはよくわかります。
多読そのものではないにしろ、私もそれなりに読んできはした人間だから。単語の勉強はこれまでしてこなかったから、私もまた、だいたい見当がつく単語というもので語彙が形成されているタイプの人間です。やさしいものだけを読んできたわけではないにしろ、読書で培ってきたという点で多読経験者と同類だと思います。その点が誤解されているような気がするけど、また私の誤解かもしれないし、まあどうでもいいか。私はなにしろ、もっと読まないと駄目だっていうことなんだろうと思います。今のところ辞書をひきたくなる単語はまるっきりないので、少しは知らない単語も入ってるもののほうが語彙形成には有効かもしれませんね。
大人の理解する多少アカデミックなものも読めるようになるには多読だと5から10年ぐらいかかりそうなので、平行して専門書や語彙のupは必要なんだろうなというのが今のところの感じですね。

速読は極度の速読を求めているわけではなくって、まあそれはそれで必要だと思いますが、人並みにまず速く読むのを目標に、やさしくたくさん!していこうと思います。


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