第65回 SSS大阪絵本の会 活動報告

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[報告] 9780. 第65回 SSS大阪絵本の会 活動報告

お名前: Kaako
投稿日: 2006/9/10(23:21)

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今回は酒井先生を迎えて、たくさんの参加者で絵本を楽しむことができました。
そして、大阪絵本の会も活動を始めて3年たちました。
いろいろな絵本を紹介してもらったり、読み聞かせてもらったり
絵本をいろいろと楽しむことのできた3年でした。   (報告 Kaako)

★絵本紹介★

■Lily's Bad Dream / Anne Gutman, Georg Hallensleben

Lilyはおばあさんの家で子どもを食べる大きな狼の
映画を見ました。
「あんな狼近くにいないよ」って自分に言い聞かせながらうちに帰るLily
でもその晩怖い狼の夢を見てしまいます。
次の日もまた次の日も
Lilyはどうしたら怖い夢を見なくなるのかな? (ぽんた)

■How do I eat it?/ Shigeo Watanabe, Illustrated by Yasuo Ohtomo(書評あり)

「いただきまあす」の英語版です。
小さなクマ君がスプーンとフォークを使ってごはんを食べようとしています。
うまく食べられたのかな?(ぽんた)

■Yummers! / James Marshall

ブタのEmily はご機嫌斜めです。なぜかわからないけれど、
体重が増えていたからです。そこでエクササイズに励んでいた
のですが、そこへ友達でカメのEugene がやってきて、「散歩
のほうが楽しいよ」と誘ってくれます。しかし散歩をすると、
どんどんおなかがすいてくるのでした。そして途中には誘惑が
いっぱいいっぱいあるのでした。
へろへろした線で描いた上に、水色、緑、ピンクの三色だけ
で彩色されているところと、話の力の抜け加減がよくあっています。(オシツオサレツ)

■The Bear / Raymond Briggs

眠っている女の子の部屋に、大きな北極熊が入ってきました。
熊に抱かれて眠ったTillyは、翌朝、その素晴らしさを力説。
両親の仕事中は、熊くんのお風呂に食事にウンコの片付けと大忙しです。
帰宅した両親は、空想と思いつつ一緒に楽しんでくれます。
やがて、月夜に出て行く熊。
悲しむTillyにお父さんが優しく語り掛けます。
大きな絵本で迫力があり、熊の大きさや温かさ、Tillyの懸命さ、
そして両親の愛情がよく伝わってくる素晴らしい絵本です。(Fuuko)

■"Could Be Worse !" / James Stevenson(書評あり)

おじいちゃんはいつも同じ生活をして、いつも同じことしか言わない。
何があっても"Could Be Worse"
おじいちゃんには、面白いことなんて何も無いに決まってる。
でも、次の日の朝おじいちゃんが言った言葉は"Guess What !"
何があったのかな?とっても楽しいお話です。 (Fuuko)

先生の提案で、皆で"Could Be Worse !"にぴったりな日本語表現を考えてみました。
訳さない多読だからこそ感じ取れる、場面に合った感覚を皆さんも楽しんで下さい。

■WHALE SHARK 『じんべえざめ』 / 新宮 晋

新宮晋は、風や水といった自然の力で動く彫刻を作る芸術家です。
彼の作った3冊めの絵本です。
地球上で最も大きな魚、じんべいざめ。
そのゆうゆうと回遊する姿と、ゆったりと暮らす様子を
ブルーの美しい絵本で楽しめます。
日本語、英語 両方で書いてあります。(ヨム象)

■Really, Really / Kes Grey & Nick Sharratt (書評あり)

A Daisy Bookのシリーズの1冊です。
「ほんとにほんと」という題で邦訳されていています。

シッターのお姉さんに預けられたDaisyは、
「家ではいつもこうしているのよ。」と言って夜更かしをしたり、
好きなものを食べたりします。
でも、そんなことお母さんが迎えに来たらわかっちゃいますよね。
Daisyと一緒になって遊んでいるこのお姉さん、大好きです。(グルメ)

■Jungle Animals / Louisa Sladen , Luana Rinaldo

色々な動物の色を当てる仕掛け本です。
各ページにあるタグを引っ張ると、真っ白だった動物の色が現れて来ます。

すぐにどんな仕掛けか判った人、暫く考えてやっと原理が判った人、
最後の最後まで判らなかった酒井先生など、様々でした。(グルメ)

■The Silk Route 7000Miles of History / by John S.Major Illustrated by Stephen
Fieser  (書評あり)

A.D.700・・・絹の国、中国は唐の時代です。隊商が都の長安を出て敦煌、
タクラマカン砂漠を越え、パミールを越えてバグダードへ、
そしてビザンティンの都にたどり着きます。
絵が緻密で、当時の各地の様子を生き生きと伝えてくれます。 (杏樹)

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絵本の会だからといっても絵本ばかりを読んでいるわけではありません。
こういう本も例会で紹介されました。ひとつの本から興味が広がってゆくのですね。

★本の紹介★

■The Moon and Sixpence / W. Somerset Maugham

御存じモームの”月と6ペンス”です。
最初の10ページぐらいはやたら難しいですが、以降そうでもないです。
画家のゴーギャンをモチーフに書かれたそうで、文学的表現をのぞけば、
画家になるために、 奥さんと子供を残し突然いなくなってしまい、
助けてもらった恩人の奥さんと○○○になり、×××してしまう、という
思いっきり酷い話なのですが・・・。 (間者猫)

■Paul Gauguin(Getting to know the world's Greatest Artists) / MIKE VENEZIA (書評あり)

一応、ゴーギャンのことも知っておこうと思い読みました。
このシリーズは簡単な英語で書かれていて本当にイイ。
美術史を知りたい方は是非お薦めです。   (間者猫)

★和書★

■アメリカ文学史—駆動する物語の時空間/巽孝之

少し文学作品を読めるようになってきたのと、
アメリカ合州国の本質を知るために文学的側面から概観してみたい、
と思い読みました。
アメリカだけではないと思うのですが、戦争や経済撹乱が時代を分断し、
雰囲気を変えていくのだなと実感。
ピューリタニズムから金ピカの時代、ロストゼネレーション、ビート。
なかなか面白かったです。          (間者猫)
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★読み聞かせ★

■Outside over There / Maurice Sendak (書評あり)

ゴブリンの置いていく氷の人形は気色悪いです。
しかもお母さんが最初と最後にしかでてきません。
この本は子供に人気があるのでしょうか?
酒井先生が来られたので、読み聞かせを聞いてもらい、
発音を直してもらいたいなあと思っていたのですが、
それ以前でした(笑)。シャドーイングやります。  (間者猫)

第26回SSS大阪絵本の会でも紹介されました。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=5577]

■The Sign Painter / Allen Say (書評あり)

砂漠の真ん中に次から次へと看板を書くことになった、
ベテランと若者、二人の看板描き。
絵本ではありますが、テーマはほろ苦く大人向きです。

仕事について、生活するということについて、
いろいろ考えさせられてしまいます。(ぷーさん)

第37回SSS大阪絵本の会でも紹介されました。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=6553]

■Tawny Scrawny Lion / Kathryn Jackson, Pictures by Gustaf tenggren

毎日、毎日、腹ペコで大きな動物を追っかけてばかりいる 
やせっぽちライオンが いました。
ライオンは、「おまえたちが 逃げなければ、ワシは腹は減らんし、
ちょっとばかし、がぶりとやらせてくれれば、満足なのに。」といいます。
困った動物たちは、ウサギに ライオンと話をする役を 押し付けました。
一番大事なことは、ライオンの側によることだ。と言って。
ウサギは、森の王様と話せる使者になったことを、とても喜んで出かけました。
けれども ライオンの近くまでいくと、彼はあばら骨が数えられるほど 痩せていま
した。
ウサギは ライオンを 晩ご飯に招待しました。
さて、ライオンの食べた晩ご飯のメニューはなんでしょうか?    (ヨム象)

■The Treasure / Uri Shulevitz  (書評あり)

アイザックという貧しい男があるとき夢を見る。
お城の橋の下に宝物が埋まっているのだと言う声が聞こえたのです。
「これは夢だ」と気にしませんが、同じ夢を3度見たアイザックは森を越え、
山を越えお城にたどり着きますが。
見つけた宝物で作った「祈りを捧げるための部屋」に一枚の紙を貼りました。
「そばにあるものを見つけるために、ときには遠くまで出かけてゆくことも必要なのだよ」
1980年のコルデコットのオナー賞を受賞。   (Kaako)

■Martine Fete Son Anniversaire / G.Delahaye et M.Martier

マルティーヌという女の子が主人公の、100語程度のフランス語の短い絵本です。
シリーズもので、たくさん出ています。
これはマルティーヌの誕生日のお話です。   (杏樹)

■ALDO / John Burningham  (書評あり)

いつもひとりぼっちでいるわたしのとくべつなともだち、ALDO。
だれもしらないわたしだけのともだち、ALDO。
わたしがこまったときにはいつもたすけてくれる、ALDO。

英語多読完全ブックガイドの絵本の章で紹介されている絵本たちは
どれも非常によいです。特に特選は端から読む価値大!
でも特選を読んだらほかのもきっと読みたくなると思います。(showatch)

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〓次回の例会のお知らせ〓

次回のSSS大阪絵本の会の例会は、
9月12日(火)、9月26日(火)大阪駅周辺を予定しています。

「絵本の会に参加してみたい」というあなた! 「ちょっと興味がある」あなた!
この活動報告に【参加希望】の形で返信していただいて、
sss_ehonnokaiあっとinfoseek.jp までメールを送付してください。
お待ちしています。


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