祝 SSS 多読通信 100 号& スピコン県大会報告

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8085. 祝 SSS 多読通信 100 号& スピコン県大会報告

お名前: クッキー
投稿日: 2005/10/21(22:35)

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じゅんじゅんさん、おひさしぶりです。その節はお世話になりました。
タドキスト大会でお会いできますでしょうか。

100号発行のお祝いと酒井先生ほか、皆様へご報告のメールをどこにお出しして良いのか分からず、ここにもかかせていただきました。先程お送りしたのはどこに行ったのでしょう?ダブルかもしれませんが、貼りつけさせていただきます。

SSS多読通信 100号発行おめでとうございます!!

酒井先生のメッセージを、こみ上げてくるものを感じながら読ませていただきました。

実は、19日、「SSS多読をテーマ」に語って市内優勝した生徒の応援に、埼玉県中学英語弁論大会に行って私もその「外の冷たい風」を体験しました。

 大会前夜、心を込め、意味がよく伝わるよう「間を取って語るように」もう一度練習させました。その夜、11時過ぎに彼女から「先生!私5分以内では読めてません!これだと失格です。」と動揺した声でtelがありました。まさかと思い参加要項を読み直すと、「時間超過は審査対象外」とあります。市
内大会では何の問題もなかったので、時間のことは大丈夫と思っていた私のうっかりミスでした。

当日、緊張気味でしたが、彼女は時間内に話せて、表現も今まででは最高の出来で終わりました。しかし4分30秒で鳴った予告の一回目のベルの音で、一番大切なところが、語りにくそうでした。聞く方も集中をそがれました。

 気の毒だったのは、時間を超過し、2回目のベルの失格合図を聞かされた生徒でした。サッカーの体験を自分の言葉で語った私も感動した素晴らしいスピーチでしたが、そのベルの合図
を聞いたとき、彼の表情が一瞬曇り、語り終えて、がっくりと退場する姿は本当に可哀想でした。

後で駆け寄ってその子に、素晴らしい発表で感動したことを伝えましたが、硬い表情は変わりませんでした。

 生徒を導く教育者が、何故57回もの大会で、「時間超過は審査対象外」というような無慈悲な審査制度を続けているのでしょう。どの生徒も5分のスピーチを準備してくるはずです。
時間超過は減点の対象とすればよいのではないでしうか。それに生徒が真剣に語っているときに警告のベル、ましてや、失格を告げるベルなど鳴らして良いものでしょうか。

また、生徒に渡された審査員のコメントを見て驚きました。
幾つかのwordの羅列です。(うまくない発音に下線が引かれているのでした・・)内容に批判的で疑問を挟むようなものもありました。これが教育に携わる方のコメントと言えるでしょうか。(それに、驚いたことには、生徒の表情を見ないで、ずっと原稿を見ながら聞いている審査員もいるのです。)

 この県大会を主催者のオープニングの挨拶から、しっかり聞かせてもらい、生徒達への対処を目の当たりにし、酒井先生のおっしゃる「外に吹く冷たい風」の意味がよく分かりました。あの方達は、「生徒を育てることより、評価する事が教育」と考えているように私には思われます。

「それが決められた審査制度だから仕方がない」と言う人もいるかもしれませんが、相手はまだ中学生なのです。「生徒の心
を大切に扱い、生徒を育てる事」こそがこの大会の意義だと私は思います。

「時間を気にしないで思いっきり語りたかったけど、これも経験として受け止めます。」残念ながら入賞はできませんでが、きっぱりと言ってくれた生徒の言葉は頼もしかったです。また、会場に聞きに来ていた3人ものAETの先生方から彼女に掛けられた共感の暖かい言葉を、私も嬉しく受け止め、しっかり
持ち帰ってきました。

PS
彼女は練習の合間に読み聞かせしてやった絵本がとても気に入ったらしく、借りて帰って、英語の苦手なお母さんに、その本を読み聞かせしてやっているのですよ。「先生、意味をそのまま教えちゃいけないのですよね。絵から想像できるように言葉かけをしてあげました。」ですって!

いづこさんが特集して下さった可愛いタドキスト達の声を聞き、お母さんに英語の絵本を読んであげる、こんな生徒が育っていることに元気をもらいながら、多読通信100号をお祝いしたいと思います。おめでとうございま〜す!!(^^)/


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