第9回、絵本の会活動報告(1月20日)

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[報告] 3204. 第9回、絵本の会活動報告(1月20日)

お名前: ポロン
投稿日: 2004/1/31(00:37)

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こんにちは。ポロンです。

1月20日、第9回絵本の会が行われましたので、報告します。(^^)/

参加者:7名

■絵本の紹介
○Kaakoさんからは、前回と同じくコールデコットの絵本の紹介です。

1)A Frog he would a-wooing go(かえるくん恋をさがしに)
 ナーサリーライムの1編。
 後の絵本作家に多大な影響をあたえた傑作だそうです。
 ビアトリクス・ポターのジェレミー・フィッシャーを思い出します。

2)Come Lasses and Lads (おいで 若い娘と息子たち)
 これもナーサリーライムです。
 5月1日の五月祭のときにメイポールダンスで歌われる歌。
 
3)Hey Diddle Diddle and Baby Bunting
 有名なナーサリーライムですね。

4)The Babes in the Wood(森のふたりの幼い子ども)
 16世紀から歌い継がれてきたというバラッドにもとづいた絵本。

5)The Queen of Hearts(ハートのクイーン)
 クイーンが焼いたおいしいタルトを盗んだのはだれ?
 ナーサリーライムから。
 ルイス キャロルが「ふしぎの国のアリス」の法廷の場面にも使っています。

 #コールデコットの絵本16冊セットは、福音館書店から復刻されました。
  こちらです。↓

 [url:http://www.fukuinkan.co.jp/bookdetail.jsp?goods_id=1087]
 [url:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4834031373/sss-22/qid%3D1074042339/sr%3D1-1/ref%3Dsr%5F1%5F10%5F1/250-8435458-331945
7]

○ユニコさんからの紹介
●Gingerbread Baby / Jan Brett (書評あり)
 オーブンから飛び出したのは、Gingerbread Boyならぬ
 Gingerbread Baby。彼の行く末は?
 Jan Brett の緻密な絵が素晴らしい絵本。

●The Gingerbread Man / Jim Aylesworth, Barbara McClintock (絵) (書評あり)
 こちらも、クッキーのGingerbread Man のお話。
 絵がとてもかわいいです。

 Gingerbreadのお話は、他にもいろんなバージョンがありそうですね。

●Tabby / Aliki
 生まれたばかりの子猫のTabby。女の子のうちに連れ帰られて、
 1歳の誕生日を迎えるまでが描かれています。
 文字なし絵本ですが、絵がユニーク。心温まります。

以下2冊は、バレンタインにちなんだ絵本です。
●Mouse's First Valentine / Lauren Thompson, Buket Erdogan(絵) (書評あり)
 Mouse's First .........シリーズのうちの1冊。
 とにかく絵がかわいらしい!子どもへの読み聞かせにもおすすめです。

●The Day It Rained Hearts / Felicia Bond (書評あり)
 ある日、ハートの雨が降ってきました。
 女の子がひろったハートは、大きさもいろいろです。
 女の子は、それぞれのハートを使って、それにぴったりのお友だちに
 バレンタインカードを作って送りました。さて、どんなお友達に?
 すてきな絵本です。
 
 
○はねにゃんこさんからは、2003年度コールデコット賞受賞作品の紹介。
●My Friend Rabbit / Eric Rohmann
 ぼくのともだちのウサギくん、いいやつなんだけど、いつも
 トラブルを引き起こしてしまう・・・・。木の枝にひっかけてしまった
 おもちゃの飛行機を、さてどうやって取り戻す?
 とてもシンプルで、思わずくすりとくるユーモラスな絵本。
 子どもさんにもおすすめです。
 コールデコット賞受賞作です。

●Hondo & Fabian / Peter McCarty
 邦題 「ホンドとファビアン」 江國香織訳 岩崎書店
 作者の飼い犬ホンドと飼い猫ファビアンの一日を
 対比させて描いた絵本。
 そして、作者がラストページで描くのは・・・・・。
 淡い色彩とやわらかなタッチの絵を見ているだけでも
 幸せな気分に浸れます。
 コールデコット賞オナーブック。

●The Spider and the Fly / Tony DiTerlizzi (書評あり)
 Mary Howitt の有名な詩を、Tony DiTerlizziが見事に味付けして
 ユニークな絵本に仕立て上げました。
 Spider の館へ招かれていったFlyのお嬢さん。
 警戒心の強いFlyは、そう簡単にはSpiderの甘言にのらない、
 はずでしたが・・・。
 モノクロームの緻密な絵が、まるでホラー映画でも見ているかのよう!
 コールデコット賞オナーブック。

 Mary Howitt の原詩はこちらです。
 [url:http://eir.library.utoronto.ca/rpo/display/poem1076.html]
 この詩は広く親しまれ、伝承童謡としての扱いを受けているようです。

●Noah's Ark / Jerry Pinkney
 「ノアの箱舟」を、聖書に忠実に描いています。
 コールデコット賞オナーブック。

○ポロンからの紹介
●The Tomten / Astrid Lindgren (Viktor Rydberg の詩からの再話) : Harald Wiberg (絵)
 (書評あり)
 Viktor Rydberg の詩をもとにLindgren が書いた文章が
 絵本になっています。
 スウェーデンの伝説上の小人、Tomtenのお話です。
 雪の降る積もる静かな夜更け、だれもが寝静まった頃、Tomtenは、
 動物たちや人間のもとに現れ、それぞれに詩をうたいます。
 でも、その姿を見たものはだれもいません。
 読んでいるだけで、心が静かに落ち着いてくる絵本です。

●Rotten Ralph / Jack Gantos (書評あり)
 邦題 「あくたれラルフ」 いしいももこ訳 童話館出版
 飼い猫Ralphはいつもあくたれてばかり。
 あまりのあくたれぶりに、お父さんの堪忍袋の尾がきれてしまい、
 サーカスにおきざりにされます。
 子どもが自己投影してしまうRalphの描かれ方。
 最後にはちゃ〜んと受け入れてもらえるところがじーんときます。
 Rotten Ralph は、シリーズになっています。

■読み聞かせ
●Little Witch's Big Night (Step Into Reading) (書評あり)
 Little Witch の唱える魔法の呪文が、韻を踏んで
 リズムがいいので、声に出すと一層楽しい本です。

コールデコットの絵本5冊とThe Day It Rained Hearts の
紹介のコメントは、Kaakoさんからいただきました。

以上、絵本の会活動報告でした!


▼返答


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