Re: 多読1年座談会をスタートします。

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242. Re: 多読1年座談会をスタートします。

お名前: kirino
投稿日: 2003/3/2(09:25)

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kirinoです。
のっけから大きく出遅れました。

〉いつくらいから「私にもできる」と感じられたかをお話して
〉いただけると嬉しいです。

「(何が)私にもできる」の”何が”の置き方によって異なりますが、
多読という方法が、自分にも何らかの効果があると思われたごく初期の
出来事を読書記録をもとに振り返ってみました。

●多読開始時
先ずLevel 0を読んで、速度が85w/m程度なのに愕然としました。
こんな中学英語程度のものを読むのにこんなに時間がかかるのか と
思い、自己紹介のところに書いたように、それまで他の勉強方法ですが
色々やって来たのにこの速度ということは、本当に才能が無いのかも
知れないと思いました。

その後立て続けに10冊読んでも、110w/m程度。基準の10冊を超えて14冊
読んだところで、たまに130、140台が出たことをいいことにLevel 1に
移りましたが「本当に才能が無いのかも」という不安は消えていません
でした。

●最初の効力感(速度が上がる)
早く上のLevelに行きたいという気持ちから、これも掲示板の基準どおり
Level 1を10冊。でも速度が上がらず、基準の10冊以上の14〜5冊読んで
もパッとしないまま、Level 2も10冊、Level 3に4冊ほど手を出した後で
Level 0を読んだら、コンスタントに150w/mを超えました。
これで、自分は基準より遅いけれども、続けていくうちに進歩はあると
思えるようになりました。
(総語数:30万語くらいの頃)

当時、まだパンダ読みの勧めなどありませんでしたが、GRの入手状況が
悪い所為で、遅れて届いた低いLevelのGRことで、結果的にパンダ読みを
していたのですが、このパンダ読みに対する信頼もこの時に芽生えました。

●次の効力感(のめり込んでる実感)
通勤の往復の電車の中と休日が多読の時間でした。この頃は英語を上達
させたい悲壮感100%で読んでいましたが、通勤電車の社内アナウンスや
おしゃべりなオバちゃんの会話などがうるさく感じていました。
丁度44万語の頃、満員電車の立ち読みでしたが、COUNT OF MONTE CRISTO
で、周囲の音から切り離されストーリーに没頭することがありました。
続いて同時期に、渋谷駅のモヤイ像で待ち合わせ時にTwo Livesを読んで
周囲が気になるどころか、物語に没頭し、主人公に感情移入して胸が熱く
なるという出来事がありました。

この辺りが、「自分も読めてる」という実感だったと思います。

●その後
実は100万語って、100万語の報告にも書きましたが、語数上の達成感は
あったものの、効力感はありませんでした。
GRのLevel 4も読みにくいものがあったし、200万語の時にSheldonの
The sky is fallingを読めた事、次に何冊かSheldonを続けてみて何とか
読めたことで、最終的な続けていける自信になりました。

その後、Sheldon以外に手を出し、撃沈されたりしてその自信も揺らいで
おりますが...(笑)
ここから上のレベルに行くには、shinさんという良いお手本がいらっしゃい
ますので、引き続き語数を積み重ねていこうと思っています。

●酒井先生の一言
見ていただくと、HPの読書ガイドにかなり厳密に沿って多読を進め、その
基準に満たない自分に不安を感じていたのが分かると思います。
そんな中で、掲示板で交わされる議論が大いに助けになったのは事実です。
逆説的ですが、酒井先生の「多読って、まだ始めたばかりで、まだまだ
わからないことだらけなんです」という発言は、正直「おいおい」と思う
一方で、「自分に合う方法を模索していいんだ」と思わせてくれたという
意味でとっても大きな転機になる発言でした。
それから、それをより具体的に示したK子さんの「自分にとって快適な
速度」ですかね。大きかったのは。

以上が簡単な振り返りですが、ひこさんの

〉いつ(時期、総語数)できるようになると思ったかというよりは、何かしらの
〉出来事を感じて、できると思えるようになるんじゃないかなぁと、ふと思いました。
〉とすると、できると思った出来事は何か、それが起こった時期はという
〉とらえ方も面白いんじゃないかと思います。

これ賛成です。
自分には「頭の中を情景が流れていく」という出来事はまだ起きていないの
が寂しい限りですが....


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