【報告】Hanahou倶楽部　第３０回例会

こんにちは。ポロンです。

2007年もおしつまってきました。
みなさん、年賀状書きや大掃除はおすみでしょうか？

今年最後のHanahou倶楽部　例会の活動報告です。

今月も楽しかったー！！
12月ということでクリスマス絵本はもちろんのこと、
実に多様な絵本が集まりました。
お時間のある方は、ゆっくりごらんくださーい。

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第３０回　Hanahou倶楽部　報告

日時：２００７年１２月１１日（火）１０：３０〜１２：３０
場所：横浜駅近辺
参加者８名：しお、葉っぱ、たんぽぽのわたげ、もつこ、
　　　　　　はらぺこあおむし、タバサ、パピイ、ポロン
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　※紹介した本（BT：ブックトーク、ST:読み聞かせ）

■Pooh's Christmas Sled Ride / Isabel Gaines, A. A. Milne, Studio Orlando (ST)
ISBN-10: 0736421653
ISBN-13: 978-0736421652

Random houseのStep int reading 1(YL0.5 160 wordsくらい）なのでとってもうすくて読みやすいです。
プーさんといつもの仲間がそりすべりにいくけど、ちっちゃいPigletがそりからすぐおっこっちゃう！
そのたびにみんなで探しにいって。。。またおっこちて、の繰り返しが面白いです。
最後はみんなですべれてよかったね。
（もつこ）

■Three Little Rabbits' Christmas / Ruth McCarthy, H. Henry (BT)
ISBN-10: 0434943371
ISBN-13: 978-0434943371

3匹のウサギの兄弟Hoppy, LoppyとLibby（この子だけ女の子）は、お母さんにたのまれて
おじさんのMr. Nicholasをうちのクリスマスパーティに招待するために家にいってみますが、
お留守。しかたがないので町にいくと、Father Christmas(サンタさん）がいたのでかわりに来てくれないか
頼んでみたら。。。OKもらって大喜び！
みんなで準備をして、お客さんも到着して、サンタさんがくるのをまっていると、
やってきたのはMr. Nicholas。あれー？Father Christmasじゃない。
と思ったら。。。ちょっとまっててね、と部屋に入ってでてきたのはFather
Christmas！
（この変身劇（？）予想がつく人も多いと思います。Mr. Nicholasという名前で。
だって、St.Nicholasもサンタさんのことですから。）
みんな大喜びでお話をきいたり、ご馳走食べたりダンスしたり、たのしーいパーティになりました。
絵がほのぼのしててとてもかわいい本です。（YL1.5　760 wordsくらい）
ほかにもThree Little Rabbitsシリーズは3冊ほどあるようです。
（もつこ）

■David Goes to School / David Shannon(ST)
ISBN-10: 0439954517
ISBN-13: 978-0439954518

クラスの困り者Davidはいつも先生におこられてばかり。
遅刻する、教室でガムはかむ、休み時間がおわっても入ってこない・・・
（子どもの保育園の友達のクリスマス会で読み聞かせしたら、Davidの困ったちゃんぶりが
小学校の先生ママに「いるいる、こんな子！」と大うけでした！）
とうとう、居残りに。でも最後にはとってもいいことをして先生にほめられて
意気揚々と帰る後姿がかわいいのです。
(YL 0.5 75 words)
（もつこ）

■Ten in a Bed / Mary Rees (ST)
ISBN-10: 0862641977
ISBN-13: 978-0862641979

女の子の家に9人の仲良しがお泊りにきて大きな１つのベッドでねました。
朝になって端っこに寝ていた一番ちっちゃいその家の子が"Roll over! Roll over!"
とみんなを転がして、1人ずつベッドから転がり落ちます。
転がり落ちた子はとっても不満そうな顔をして起きていきます。
そしてベッドには9人。また"Roll over!Roll over!"がはじまって8人、7人とどんどん減って
最後は？？
転がすときのちっちゃい女の子のいじわるそうな顔も転がされた子の不満そうな顔も
とってもかわいいです。
読み聞かせの時はみなさんに一緒に"Roll over! Roll over!"といってもらいました。
（もつこ）

■Little Sister Rabbit / Ulf Nilsson　(BT)

古本で買った千趣会頒布の復刻本のようでISBNはありません。
おねえちゃんうさぎと妹の赤ちゃんうさぎは、パパとママがにんじん探しにでかけるので
初めて2人でお留守番。お姉ちゃんははりきって妹のお世話をします。
本を読んであげたり、耳をしゃぶらないのよ（指のかわり）と注意したり、いそがしい。

お散歩の時はこわーいキツネにつかまらないように注意しなくちゃいけないし。
ご飯もちゃんとつくって食べさせます。一番大変なのはおむつがえ。
すぐ動いちゃうからなかなかうまくいかないけどがんばったらできた！
最後は寝かせ付けまで。友達が外で遊ぶ声が聞こえてもがまんがまん。
パパたちが無事にかえってきてくれて、ほめてくれました。
特におむつがえができたときの誇らしいお姉ちゃんの顔がかわいいです！
(YL 1.5　 2000 wordsくらい）
（もつこ）

■Who's That Knocking on Christmas Eve? / Jan Brett (BT)
ISBN-10: 0399238735
ISBN-13: 978-0399238734

Jan Brettさんの絵本は、余白を上手に使い、話の前後の展開を楽しませてくれ、
さらにすみずみに配されたオーロラや美しい雪の結晶は、
私たちをいっそう素敵な絵本の世界へと、いざなってくれます。
雪に閉ざされ、凍てついた山深い一軒の家に立ち寄った少年と白くまは、
どんな北欧のクリスマスに遭遇するのでしょうか。
寒色中心の絵に、巧みに赤が取り入れられているのが印象深く感じられました。
（葉っぱ）

■Ella: the Elegant Elephant / Carmela D'Amico, Steven D'Amico (BT)
ISBN-10: 0439627923
ISBN-13: 978-0439627924

インド洋のあるところに、深い霧につつまれて
誰にも知られずに象たちが暮らしている島がある。
（ピーターラビットのように擬人化され、２本足で立って服を着た象たちです）
　
不安でいっぱいの転校生ellaは、物置でおばあちゃんの帽子をみつけ、とても気に入る。
おばあちゃんが「good luck hat」と呼んでいた帽子。
新しい学校では「ヘンな帽子」と言って仲間はずれにされるが
弱虫だったellaが、思わず やさしさと勇気をふりしぼったとき
この「good luck hat」は…。

まるっこい感じの絵がかわいい。
それにぴったりな、まるみのあるフォントも かわいらしくて読みやすく、
文もやさしいです。
（たんぽぽのわたげ）

■Black Meets White / Justine Fontes, Geoff Waring (BT)
ISBN-10: 0763619337
ISBN-13: 978-0763619336

まず、「黒」があったとさ。
そして「白」。
この二つが出会うと…。
水玉もようになったり、チェックになったり、次々変化していく。
ページに穴があいていたり、めくるところがあったりとちょっとした仕掛けがあり、
最後に二つは混じりあうのです。
最後の仕掛けは… Yakonekoさんねらいだったんだけどなぁ、彼女欠席で、残念でした（＾＾；；
（たんぽぽのわたげ）

■Letters from Father Christmas / J. R. R. Tolkien (BT)
ISBN-10: 061800937X
ISBN-13: 978-0618009374

指輪物語のトールキンが、自分の子どもたちに宛てた「Father Christmas
からの手紙」をまとめた本です。Father Christmasが子どもたちに北極点
の近況を知らせる、という設定で、２０年以上も書き続けたそうです。
こんな手紙をクリスマスにもらったら、どんなに嬉しいでしょうね。
手書きの切手やイラストが美しく「トールキンさんて絵も上手いんだ！」と
びっくり。Father Christmasはとても年寄りなので手がブルブルして筆跡が
震えているという凝りようです。
前半は、Father Christmasと一緒に住んでいるやんちゃな北極熊が起こす
騒動がメインです。ふたりの掛け合いが愉快ですよ。
（しお）

■Dance Me to the End of Love / Henri Matisse, Leonard Cohen (本とCDによる紹介)
ISBN-10: 1932183930
ISBN-13: 978-1932183931

ジャズナンバー、Dance Me to the End of Love（哀しみのダンス）
のlyricsを、Matisseの絵で楽しむ。絵本の会で、というよりは、
ライトを落としたカウンターバーの片隅でバーボンのロックを片手に、
といきたいところ。
なお、この本にはCDはついておりません。今回のHanahouでは、
女性歌手Madeleine Peyrouxの歌声で、絵と音楽を楽しみました。
大らかで明るく躍動感あるMatisseの絵と艶あるジャズボーカルの
組み合わせ。しびれます。
（はらぺこあおむし）

■The Emperor of Absurdia / Chris Riddell (BT)
ISBN-10: 1405090286
ISBN-13: 978-1405090285

主人公は、SkyfishたちがUmbrella Treeをかじる音で目が覚めます。
この国では、ディナーはランチの前に始まるし、
先のとんがった鳥は、彼のマフラーを巣に使うし、
毛むくじゃらのWardrobe Monsterが服を選んでくれるし、
翻訳されたら「不条理国の皇帝」というタイトルにでもなるのでしょうか。

そして、ディナーの卵から孵ったドラゴンを追いかけて、
奇想天外な冒険が始まります。
そして冒険の果てに待っていたこととは…

内容はセンダック的で、絵は精密でかわいい上に、
隅々まで見るととても楽しめます
（パピイ）

■Ella's Big Chance / Shirley Hughes (BT)
ISBN-10: 0099433095
ISBN-13: 978-0099433095

扉絵を開いたとたん、けだるいジャズの響きが聞こえてきそうなこの絵本。
1920年代、アールデコ華やかなりしときの『シンデレラ』です。
エンディングがこれまた粋！
これは、絵本であり、ロマンス本でもあるのです。
ケイト・グリーナウェイ賞受賞作。
（ポロン）

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来年のHanahou倶楽部の予定は、下記のとおりです。

2008年1月17日（木）
2008年2月7日（木）
2008年3月6日（木）

時間は、10時30分から、場所は横浜駅近辺です。

では、みなさま、どうぞよいお年をお迎えください！