Re: 酒井先生へ

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5398. Re: 酒井先生へ

お名前: 杏樹
投稿日: 2007/3/11(23:34)

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yhiroakiさん、初めまして。

楽しく多読を続けていくことができたらいいですね。

yhiroakiさんのレスを伸ばして申し訳ありませんが…。

酒井先生、こんにちは。

〉では、Tinyさんのようなタイプと、効果を実感するタイプのちがいは
〉なんだろうか? それをぼくは1年近く考えてきました。

〉いまのところの中間的な結論だけを書くと(今後の論争の中で
〉もっとくわしくいうことになると思うので!)
〉英語力=単語+文法という考えにどれだけとらわれているかで、
〉多読による効果が決まるのではないかということです。

〉この結論の一つの材料は実はTinyさんでした。しかしTinyさんだけ
〉ではない。ほかにも程度こそ違え、たくさんの人が多読による効果が
〉期待したほどではないと言っています。

あのー、結局「従来型」の勉強方法でも使える英語をモノにできるひとがいるということではないでしょうか。

酒井先生の「どうして英語が使えない」に書いてあるような勉強方法でさっぱり英語が身につかない人、TOEICの点数にばかりこだわって、読めない、書けない、話せない人、ペーパーバックが読めない大学の先生。
酒井先生がこういう人を生み出す英語教育を警戒するのはわかります。
しかしそれは英語を「勉強」としか捕らえてないからであって、勉強ではなくコミュニケーションツールだと思って「言葉」を獲得するために勉強してきた人もいると思います。

勉強が出来なかった人、「勉強」としての英語しかやらなかった人。多読はそういう人には「目からウロコ」の革命的な方法です。しかしそうではない人もいるのではないでしょうか。
英語に挫折し、洋書に挫折し、レベル0の本を読んで「英語の本なのに読める!」と感動して多読を始めた…というレベルなら、レベル3ぐらいの本が読めるようになったりしたらそれこそ大きな効果です。とにかく英語の本を読んでるだけでも「自分、すごい」って思います。しかしレベル5ぐらいの本を読んでるような人が多読を始めて、「前よりスムーズに読めるようになった」ぐらいでは効果を感じにくいのではないかと思います。

もちろん、やさしい絵本をたくさん読めば、ネイティブが子どもの時に身につける語感を追体験して身につけることができます。単語も辞書の意味ではなく、多読で何度も出会って「こんな感じ」というのが感覚的につかめるようになるのは多読の大きな効果です。
しかし「勉強」ではなく自分なりのやり方で「言葉」としての英語を身につけた人にとって、それが必要か必要でないかは自分で決めることです。私は多読で身につける語感は他の勉強法にはない有効な方法だと思いますが、別にそれをやらなくても困らない、自分の勉強法で満足できる人には、多読をしたからといって、特別な効果を感じられないのではないかと思います。

ただ、Tinyさんは実際に1000万語読んでいますので、その上で文法、単語、精読をしたからこそ効果が現れた、という解釈もできるのではないかと思うのですが…。


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