3周年を迎えます。

[掲示板: 〈過去ログ〉1000万語・3年以上報告 -- 最新メッセージID: 980 // 時刻: 2024/5/12(18:57)]

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401. 3周年を迎えます。

お名前: Raquel
投稿日: 2006/11/30(09:03)

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みなさま、こんにちは。Raquel@元シンガポールです。

12月3日、タドキスト大会の日に3周年を迎えます。
日本に帰ってきてから、丸1年すぎ、語数は、約1560万語になりました。

あちらにいたときは、図書館をうろうろしては、何となく気になる児童書や
絵本も読んでいたのですが、そんなことも叶わず。
今年は、ロマンスPBばかり読んでいました。

○ 感想

3周年の感想ですが、読むこと以外は殆どしていないので、どこかが如実に変わったという
感じはありません。
あ、でも、読むスピードは速くなっていると思います。

2003年12月 3日 多読開始
 〜 2004年末   1年で読んだ語数 3575299語
 〜 2005年末      〃     3449064語
 〜 2006年11月末    〃     7231391語

でも、2倍速で読めるようになった筈もなく、読書に費やしている時間が、
1.5倍くらい増えているんだと思います。

あまり前と変わっていないと思っていましたが、最近感じることを書いてみます。

○ すごく感覚的

読んでいて意味は分かってるんだけど、それを日本語にすることができません。
未だに、というか、前より悪化している気がします。
英語で頭に浮かんでいるイメージを、一つの単語に結びつけようとしても、
なんか違うんだよなぁ。。。と思ってしまいます。
「こんな感じ」とか「あんな感じ」としか言い表せないんですよね。
これは、日本語力の問題なんでしょうかねぇ。

そんなわけで、英語でしか考えられないときがあります。

読んだ本のレビューをブログに書くために、いろいろ考えていても、
どうしても日本語にならないのです。
英語で読んでると感想も英語になっちゃう。

去年くらいまでは、キーワードがポンッと英単語で思い浮かぶということが
多かったので、無理やり日本語に当てはめていました。
最近は、どんなこと書こうかなぁと考えていると、英語の文章で
ワーッと押し寄せてくることがあります。
文章全部のニュアンスを日本語の文章におきかえることができず、
どうにもならないときは、英語で書いてしまいます。
(英語で書いてから日本語にしてみたこともあるけど、ひどい文章になってしまいました)
この現象は不思議なことに、すごく面白かったときとすっごく面白くなかったときに、
顕著に起こります(笑)

正しく書けてるのかは分からないけど、英語で表現するのが楽になってきている気がします。

○ 目標達成

先日ついに、ロマンスPB100冊読破をすることができました♪
それから、多読以前(7年前)に買ったPBを、ついに読むことができました。
多読の目的は、ロマンスPBを気軽に読めるようになることでしたが、
「気軽に」という域に段々近づけているような気がします。
それでもまだまだ、10万語以上ある本は、分厚いなーと思います。

でも、来年は今より絶対、もう少し気軽に読めるようになっていると、
思えてしまうのは、多読のおかげですね。

○ 面白かった本

ロマンスPBの感想は、PBの掲示板に投稿していますので、こちらでは割愛。
ロマンスの要素があるYAを何冊か読んでいます。

・"Sorcery and Cecilia or Enchanted Chocolate Pot"  YL6〜8
by Patricia C. Wrede & Caroline Stevermer

従姉妹同士のふたりの少女が、魔法のチョコレート・ポットを巡って、
魔法使いの争いに巻き込まれるストーリーです。

前に、"Enchanted Forest Cronicle"という、竜に囚われ志願のお姫様や、
魔法の森の王様の出てくる四部作をご紹介したことがありますが、
その作者の作品です。
あちらは、おとぎ話のパロディになっていましたが、こちらは、
リージェンシー・ロマンスのパロディになっています。

・"A Great and Terrible Beauty"  by Libba Bray  YL6〜7
ヴィクトリア朝時代のインドとイギリスを舞台にした、パラノーマル風味の
YA。

インドで育った少女が、悲劇的な事件をきっかけに、イギリスの寄宿学校に
入学することになります。
未来や過去のビジョンを見るようになり悩みますが、実は、彼女は魔法の力を
持っているようで。。。

メル・ギブソンが映画化権を取得したという三部作の1作目。
ダークなストーリーだなぁと思っていたら、実はサスペンスでホラーでした。
下手なヒストリカルより、よっぽど時代の雰囲気を捉えていて、よかったです。
ロマンスもあるかなーという予感は、この先の巻まで引っぱっているようです。

・"Hawksong"  by Amelia Atwater-Rodes  YL6〜7
こちらは異世界もの。
エジプトの神によって、別の姿を与えられたという shapeshifter たちが主人公。
普段は人間の姿だが、第二の本性は「蛇」と「鳥」というふたつの種族は、
何千年もの間、死闘を続けてきました。
鳥族の若き王位継承者 Danica と、蛇族の王位継承者 Zane は、
むなしい戦いを終わらせたいと思うようになりますが、和睦のためには、
両王家が確かな絆=結婚で結ばれなければならず。。。

ロミオとジュリエット的ですが、相手の一撃で自分が死んでしまうかもしれない
という緊張感の中で、信頼を築くことができるかというストーリーで、
なかなか面白かったです。
作者は、14歳でデビューしたという作家。この作品は、17歳の時に書かれたそうですが、
エキゾチックでよくできた世界でした。

・"Princess Academy"  by Shannon Hale  YL5〜6 
今年の New Berry賞、Honor の1冊。
ファンタジックなおとぎ話風ストーリー。

貧しい炭坑の村に、ある日王家の使いがやってくる。
この村の誰かが、王子の未来の伴侶だというお告げがあったというのだ。
12歳から18歳の少女は皆、プリンセスとしてふさわしい教育を受けるため、
Princess Academy に入学することになる。
年の割には小柄で、みそっかすな少女が、プリンセス教育を受けるうちに
自分らしさを見つけていくストーリー。
胸キュンですよ。

こちらは大人向け。

・"A Good Yarn"  by Debbie Macomber  YL6〜7
最近話題の、"The Shop on Blossom Street"の続編です。
実は、前作を飛ばして読みましたが、全く問題ありません。

彼女はもともとロマンス作家ですが、最近はロマンス色の薄い作品が多いようです。
MIRAから出ている昔の作品の再発ものは、結構愛憎激しいものがあったりするので、
そういうのが苦手な方は避けた方がいいかも。

・"Quilter's Apprentice" by Jennifer Chiaverini YL6〜8
こちらも手芸もの。私にしては珍しく、非ロマンス。

夫の転職についていくために、仕事を辞めたヒロイン。職探しが上手くいかず、
落ち込んでいるときに出会った老婦人のところで、アルバイトをすることになります。
老婦人はキルト作りの名人で、報酬の一部として、キルト作りを教えてもらいます。
気むずかしい雇い主とキルトを通じて心を通わせ、彼女の悲しい過去を
知るようになるうちに、ヒロインも老婦人も変わっていきます。

女性の友情もの。シリーズとして7作ほど?出ています。近々新刊も出るようです。

○ これから

これからも、読みたいものを読みたいように、ひたすら読んでいると思います。
報告としては、一年一回の Annual Reportになってしまうと思いますが、
掲示板はうろうろしていますので、ロマンス本の話をしたい!という方がいらっしゃったら、
ぜひお話ししましょう。

ではみなさま、楽しい読書を♪


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