久々の登場&ご報告(長文ご免)

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[報告] 26. 久々の登場&ご報告(長文ご免)

お名前: 間者猫 http://www.k2.dion.ne.jp/~spycat
投稿日: 2006/3/21(19:20)

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どこに載せようかと迷ったのですが、新しい方にというわけで。

掲示板では数少ない児童書苦手派の間者猫です。
みなさん御無沙汰しております。
年度末ちゅうことで、久しぶりの報告です。

多少分からなくても気にしない。
相変わらずの”ずぼら多読”、続けております。
しかし最近は”読む”から”聴く”へ少し重心が寄りつつあります。
まだまだですけど。

最近の私の状況ですが、4つの観点から考察してみました。

【読む】
たった3年半で、よくここまで読めるようになったなあと思います。
読む方の当面の目標は
グリシャム全巻制覇(あと1冊だから。やらなきゃよかったよ)と
PB100册(あと17册)
です。
未読本はもう数えない方がいいことに気づき、
アマゾンのダンボールに詰めたままです。
PB読みはじめると未読本が累積的に増えます。

最近本屋さんでも児童書を目にすることが多くなってきましたが、
I can read bookのレベル3や4を読むと
PBに使われている表現とさほど変わらないと言うことに気づきました。

PBへの道はやはり10万語を超えるような長さへの対応ですね。
(児童書が苦手な方はここが一番辛い所です)
好きな分野の本を読むのが一番いいのですが、
これがなかなか見つからないです。
人が読みやすいと教えてくれた本でも全然読めなかったりしますからね。
まあいろいろ手を出してみる。
そうしているうちに自分の好きな作家が見つかる。そうなるとしめたものです。
こんな方法ぐらいしか思い浮かびません(謝)。
長さへの対応とも関係するのですが、字の大きさも重要です。
やっぱり字が小さくて500ページぐらいありますと
まず見た瞬間だめだという気になります。
ざっと計算すると400字×500Pで20万語近くなりますので、
分速150として22時間(1333分)、
1日集中して2時間読めるとすると11日です。
それでもかなりかかりりますね。
私の感覚からするとこれだけ読めるのはものすごくいい状況です。
まあこうやって計算してみると結構大変そうな気がしますが
原著が面白ければ全然苦になりませんし、
私でもできているので、とりあえず試してみるというのもいいのではないでしょうか?

PB1歩手前では、とはいえ、
”これもダメ、あれもダメ”とPB投げにハマり始めますと停滞の原因になりますので、
そんな時は易しいものを読むのがイイと思います。
実際に私もI can read bookを時々読んでますので。
(これが結構難しいんですよ、ホント)

レベルの高いGRについて
古典や文学作品のような原著では
恐ろしく難しい本などはGRで読む方がいいと思いますが、
レベルの高いGRは以外と読みにくいです。
PBを読む手前としてレベル5〜6ぐらいを読もうと思ったりもするのですが、
以外と読めなかったりします。私もこの辺りで躓きました。

【聴く】
”これだけ読めるようになったんだから、ちょっとぐらいは聴けるだろう”と
いうスケベ根性を出したのですが、
”聴ける”ようになるには暫くかかるなあ
というのが感触です。とにかく聴き続ける、これだけです。
楽しく続けられるものとして私はVOAとAudio bookを聴いています。
VOAは記事にもよりますが”こんなことを言っていた”ぐらいは分かります。
でも1回じゃだめですね。何回も聴かないと。
Audio bookは、
Michael Connellyの大ファンなので
”The Black Echo”、”Blood Work”、”The Last Coyote”を聴きました。
”The Black Ice”は今聴いています。
Stephen King,”The Langoliers”はもう狂おしいぐらい大好きで、
しかも朗読がWillem Dafoeさんということもあり何回も聴いてます。
でもどれだけ理解しているかは別物です(笑)。
楽しければいいんですから。

【話す】
ゼロ。必要に迫られていません(笑)。

【書く】
ゼロ。必要に迫られていません(笑)。

他言語への挑戦
【韓国語】
図書館に結構たくさん本があって、しかもドラマも結構やってるし、
少ない投資でできそうだなということで、
韓国語も始めようかと思ったのですが、
私は脳内音読派で、文字が発音できないと本が読めないことが分かり、
もっぱらCDを聞き流しているだけの状態です。
それもたまにしかやりません。
まずは文字を読めるようにするとが先決です。
でも英語よりも聴くのは楽なような気がします。
”ケンチャナヨ(大丈夫)”、”ミヤネョ(ごめんなさい)”はばっちりです(笑)。

【スペイン語】
学生の時に少し習っていたことを思い出し、ちょっとやってみようかと思っています。
(発音は一応習ったのでできるだろうと思っています)
まずはラジオ講座からでも始めようかと思います。
(ラジオを聴きながらやろうとは思っていません。ずぼらですから)
コナリーの初期のボッシュ作品や
ヘミングウェイの原著は時々スペイン語が使われていたりして、
分かれば面白いだろうなと思ったので、
さらっと読める程度にしたいです。

最近は和書(ナチの全体主義に関する本を中心に)も読んでおり、
いろいろ手を広げ過ぎて、全然進んでいないような気がしています。
まあ自然にどれかはやらなくなると思いますので時が解決してくれるでしょう。
PBももちろん読んでいくつもりなので、また気が向いたら報告します。
では、みなさんもHappy Readingで。

前回報告以降読んだ本です。

■Michael Connelly, ”The Closer” ★★★★☆ Level9
17年前に殺されたRebecca Verlorenの犯人を追うHarry Boschとkiz Rider。
なかなか話は進みませんが、ラスト50ページは一気読み。
犯人が捕まった後の最後のくだりは吃驚しました。
Boschの基本テーマは”愛”と”孤独”なんだと思うんだけど、
最近Bosch自身のの孤独感を引き立たせる部分が少なくなってきたので
ファンとしてはそこがちょっと不満。で☆ひとつ減です。(2005.10.02)

■Stephen King,”Pet Sematary”  ★★★☆☆ Level9
理解度は気分的には半分ぐらいかな?
読みやすさは普通ですけど、思ったよりも難しかった。
まあなんとか目を通せましたけど。それにあまり恐くなかったです。
なんつうか、やっぱり切ないですね。主人公のルイスは医者なのですが、
”あんた医者やろ。死んだ子供が生き返るはずないやん!”と
ツッコミいれたくなりますが、”人間とは理屈ではなく感情の生き物なのだ”と
教えられました。感謝。
しかしキング先生の作品はどの作品もマエフリが長いですね。(2005.10.25)

■John Grisham, ”The Brethren” ★★★☆☆ Level9
”300ページぐらいまで全然面白くないなあ”と思いましたが、
残り100ページちょいはまあまあでした。適当に読んでいたので
最後はドカン!と落としたんでしょうが、
私は”はあっ?!(マジャコング風)”って感じでした。
この本は再読の方が面白いと思います。(2005.11.11)

■Stephen King,”From A Buick 8” ★☆☆☆☆ Level9
こういう話で480ページも書かれると結構つらいものがありますね。
”Four Past Midnight”に収められている”The Sun Dog”に
通じるものを感じました。
”Buick 8”の描き方もイマイチやし、登場人物が薄っぺらいような気がします。
キングファンであるがゆえに、あえて厳しく☆1にさせてもらいました。(2005.12.05)

■Truman Capote,”In Cold Blood” ★★★★☆ Level8
最初読み易く、だんだん難しくなる、でもこのまま映画にでもなりそうな1冊。
”Clutter一家が惨殺され、犯人と思しき2人は逃亡中。
それを追うカンサス警察の刑事たち”と、
こう書くとスリリングなような感じがしますが、淡々と描かれています。
犯人は早い段階で分かってしまうので、謎解きの面白さはないです。
途中、犯人の証言が食い違っているので、
”もしかして真犯人が?”と思ったのですが・・・。
最後の終わらせ方がうまいなと思ったので、★1つオマケ。(2005.12.21)

■Dennis Lehane, ”A Drink before the War” ★★★☆☆ Level9
”Mystic River”に比べて軽めかな、と思ったのですが、
人種差別に根ざす矛盾を描いていて、結構”重い”です。
”重い”というよりも”やるせない”と言った方がいいかも?
Lehaneってこういう作家なのかな?
文体は全然違うのですが、Chamdlerの作風に近いような気がします。(2005.12.29)

■John Grisham,”The Last Juror” ★★☆☆☆ Level9
最後はそれなりにまとめてきましたけど。
もうちょっとスリリングな展開がほしかったです。
読んでいてだらだら長く感じました。(2006.01.18)

■Dennis Lehane, Darkness, Take My Hand ★★★★★ Level9
結構難しかったけど面白かった。久々の星5つです。
前作よりも数段良かったです。
一枚の写真が連続殺人事件をつなぐきっかけとなり、
一気に最後まで読ませてくれます。
Patrickが、Angieが、Philが・・・(分からんって)。
愛と怒りと別れがうまく盛り込まれ本当面白かったです。
ところでわざと使っていると思うのですが、
Lehaneは”and”の使い方が独特ですね。(2006.01.31)

■Nelson Demille, Night Fall ★★★★★ Level7
最初はなかなか話が進んでいきませんが、
(かといって退屈ではないんです)
半分ぐらいから、きますね。
主人公の”John Corey”、むっちゃオッサンなんですけど、
真実へのあくなき追求、揺るぎない正義感、ええキャラだしてますわ。
文中に
”Do the right thing. It's never too late.”
というJohn Coreyのセリフがあるんですが、いいですねえ。
心に刻んでおきたい言葉です。
最後の結末は”どうかなあ?”と思ったりもするけど、
デミルはホント読ませるのがうまいです。
次は”Plum Island”を読むつもりです。(2006.02.17)

■Nelson Demille, Plum Island ★★★★☆ Level8
Gordon夫妻が殺され、”Vaccine”が盗まれた。
John CoreyはGordon夫妻の周辺を洗いはじめ、捜査進める。
あるひとつの話がきっかけとなり、捜査は意外な展開へ。
最初ちょっと読みにくく感じましたが、話の筋がはっきりしてくると読みやすいです。
ラスト150ページは内容的に一気読みしたかったのですが、ちょっと細切れでイライラ。
各章が少し長めなので、ある程度時間があった方がいいかと思います。(2006.03.20)


▼返答


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