Re: 恐怖の熟語軍団と、悪い習慣の関係がわかりました

[掲示板: めざせ100万語! -- 最新メッセージID: 25675 // 時刻: 2024/4/29(15:06)]

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20143. Re: 恐怖の熟語軍団と、悪い習慣の関係がわかりました

お名前: ako
投稿日: 2004/10/9(16:41)

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杏樹さん、こんにちは。akoです。

〉20万語、おめでとうございます!

入門広場で投稿を始めた頃から、杏樹さん、いつもありがとうございます。
「感無量」という題、少々大袈裟ではありますが、そういう時のことも思い出しての気持ちです。

〉〉英語を「読む」…、、どうやら相当苦手です。

〉のっけからどーん、ときましたね。

ハッキリ書いてラクになりました。
読書は好きな方だ、と自分では思っていたのですが、SSSには、和書も洋書もウルトラ読書人が多くて、
自分のことがわからなくなっていたようです。

〉〉この恐ろしい日本語熟語軍団に押しつぶされて挫折、逃避、諦めてました。

〉省略させていただきましたが、学生時代よほどがんばって勉強した様子。
〉並んでいる熟語がまたすごい。そんなになるまで英語と付き合っていたということですね。私は「コイツとは仲良くなれない」と思ってさっさと放棄してしまい、おかげで成績は………。

学校英語に早い段階で見切りをつけた杏樹さん、それ正解だったですよー。
akoが英語の「勉強」を頑張った時代というのは、学生時代よりももっと後だから始末におえないんですわ。

社会人になって、最初は英語に関係ない仕事でしたので、すっかり何もしない時代がありましたが、
その後「やり直し英語」と思って再開した時、…… これがSSSならよかったのですが(当時SSSは無かったけれど)
大学受験用の教材を使っての勉強だったから、
あのような不幸な熟語軍団に囲まれるようなことになってしまったんです。

大学受験も問題ですが、もっと根深い問題は、
社会人が「さぁ、やり直し英語だ」と言って、再スタートした際に、
受験教材しか思いつかなかった、というところが、akoの失敗のポイントがあると思います。

〉〉今、akoにとって英語と言って最初に浮かぶものは……、
〉〉SSS、オフ宴会、SEGの男子高生見物(はぁ?)、レベルゼロ、美しい絵本、赤んぼ、うん○、お○ら、カエル、少年、いたずら。心躍る世界。

〉もう、この変わり方、たまらない〜。すばらしすぎ。多読ってすごい。
〉で、冊数がまたすごい!これだけ読んだら↑ができあがる、というのがよくわかります。

なので現在は、「akoの失敗」等と書いておりますが、それほど悲壮感はありません。
このように平然と書けるほど、その失敗時代のことを笑って回顧できるようになれた、ということかも…です。
過去の失敗を後悔するより、今、読むのが苦手という問題のほうが、よほど重要です。

〉〉英語を読み続けることに耐性がないです。
〉〉「読む」となると、あと残りどれくらい?……と、本を下から見てため息ついたり、
〉〉絵のディテールを眺めたりして、すぐに英語から離れようとしてしまいます。

〉おもしろい、と思って読んでいてもですか?

これまでに何度も、英語の本、面白いです、という報告を書いてきた通りで、
楽しく一気に読み終えた本もあります。

問題は、それ以外にのところにあるようなんです。
自分で「耐性がない」と書いたのは、
以下のような事実を元に、自分の読書行動形態の傾向を考えてみたんです。

●「リサとガスパール」がいつも休まず読めた。どれも500語ぐらいの本ですね。
 杏樹さんも大好きなシリーズでしたね〜 ついに読んだんですよ〜
●ORT/LLLのstage or STEP7の、1冊700語〜800語ぐらいのものは、
 休みながらでしか読めなかった。
 一つステージを下げると、休まず読めている。このあたりに焦点がありそう…。
●730冊の中は、1冊当たり100語とか200語程度までの本がかなり多いのですが、
 そういう本を、次々と同じ日に読むことはできるので、最後まで読み終われるなら、
 英語自体を休まずにたくさん読んでいる時はある。
 (同じ本で何時間も、というのが苦手とすると、内容面での飽きが原因か?)

等です。

今、ここまで書いていて、思いつきました。
730冊の内訳を総語数別に集計してみよう! 一体このうち何冊が、600語あたり以下なのか。
杏樹さん、いいこと聞いてくださって、ありがとうございます〜
(そんな暇あるなら英語を読めばいいのに、すぐこうやって違うことを楽しく感じる点が問題ですね)

〉〉過去の習慣とは明らかに方向性の違うことをやろうとしているため、脳内で摩擦を起こしているのかもしれないです。
〉〉うう…、麻薬中毒患者の禁断症状みたい…

〉あー、それなら納得かもしれません。今までの英語の付き合い方との落差がありすぎるんですね。あの熟語群を見れば確かにそうでしょう。だったらなおさらこのペースで絵本をじっくり読んでいく、というのが一番いいやり方かもしれません。

杏樹さんが納得していただけるとしたら、この仮説も一つ確度が高まりました。

〉〉かつて自分は、テストや教材の英語しか見たことなかった、ってことかもしれないです。

〉気がついただけでも大発見!でしょう。いまだにTOEICとか、テストでしか英語に触れてない人も多いでしょうし。

世の中全体の英語学習者、と考えると、やはりそうなのかもねー。
気づけてよかった〜 これが早期発見だったことを祈るばかり!

〉〉▼読まない日のこと
〉〉4〜5日読まない日がいくらでもあります。しかし数日ぶりに英語を読むと、
〉〉なんだか英語が懐かしい〜 ホワワ〜ンとした幸福感を感じます。

〉読まない日にも意味がある、という投稿がありました。カラダの中で熟成してるんですよ。

ホントに熟成されているのであれば、すごく嬉しいです。何しろ見えない世界のことですからねぇ。。。

〉〉英語を懐かしく感じるなんて、自分にはあり得なかったことです。

〉10万語〜20万語でこれだけの変化があったんですね。

前回の語数報告を書いた時には、こういう感触を得られるなんて予想もしてないですから、ホントに面白いです。
自分の中で何も変化がなかったら、語数が区切りのいいところに来ても、何とな〜く投稿できないです。一応、事務的に、語数とか冊数とか、数字の推移だけは書けますけどねー。

〉〉▼読速は上がりました! ちょっとだけど…

〉ぱちぱちぱち!

カワイイ! この「ぱちぱちぱち」っていう平仮名!
杏樹さんは、通常、冷静で落ち着いた文体の人だけど、こういう部分で、お茶目なところがぽっと表に出るから、とっても好感!

〉〉(当面、休まないで2000語こえるのが目標) I wish I could !!

〉I bileave you could!!
〉…で、いいのかな…。(これだけの英語も自信ない…)

ありがとうございます〜 
英語がどうかというのは酒井先生にだけ言っていただけばいいことで、
自信もないのに書いて下さった、その心意気、その気持ちが嬉しいです。
ホントにありがとうございます〜

ちなみに酒井先生は、多読の授業の方の3原則で「教えない」ってのがある、ってことだから、
英語がどうかってことも、言わないかもしれないですね。
現職教師をしている人が、「評価をしない」っていう方法論、革命的なことですよ!
こういう授業の方法論、akoは本気で瞠目してるんです。

〉〉■Leo Lionni
〉〉■Dr Seuss
〉〉■Shel Silverstein

〉う〜〜〜〜む。絵本、あなどるべからず。英語の絵本はやっぱりすごい。絵本でこれだけの内容を表現できる…。(中国語の絵本が貧しく感じられて寂しいもので。中国語でも絵本でそういう読書体験ができたらいいのにな〜)

きっと中国は、古典が充実しているから、子どもに読ませたい本の出版事情は、英米圏とは初期条件が違うんじゃないでしょうか。
以前、杏樹さんに、児童書の存在意義のことを話していただいたことがありました。
こういうのって、かなり各文化圏の歴史的背景が違うことから来ていそうで…、あ、部活になりそう… 引越しかしら。
危険危険(笑) 英語の話に戻らなきゃ。この広場の主旨、主旨。

〉〉●文字なし絵本に驚く
〉省略させていただきましたが、開くたびに異なる英語表現が出てくるってすごいです。文字なし絵本にそんな力があったとは。というか、これこそ「ako現象」かも?

ははははhh 親子広場でもご報告がありますよ。akoに限られた現象ではないみたいで嬉しいです。
皆がそういうことを楽しめて、共有できたら嬉しいので、他の方も、報告があるといいな〜って思ってます。

私は「The Snowman 」が、原著は文字の無い本だっていうことさえも知らなかったのですが、最近、初めて読み(見)ましたら、最後のページで、「Snowman melted away......」って言ってました。

英語を勉強してきた自分、という視点から考えると、away が出てきたことに自分で「どうして?」って感じます。
でもここは、「Snowman melted. The End. 」では、なんだか身もフタもない、って感じで興ざめしちゃう。
最後にアウェ〜〜イってのを、感情こめて、静かな吐息と共に言わないと、
あのお話の最後の感じが全然でない〜〜〜〜〜っていうカンジなんです。
人の想像力(脳? 心?)って、不思議ですね。

〉〉●英語を書きたくなった
〉チャットの広場をみるとすごい書ける人みたいです。文の判断は出来ませんけど、自然にラクに書いているような感じはします。すごいですね。英語が湧いてくる?

間違いのある英語かどうかは別として、ちょっとしたことでも書くと、「英語ができる人」と見られますよね。
自分でも、英語を書けるなんて、すげーーーと思う方でしたので、自分で、後から読み直すと、「これホントにアタイ?」と言ってます。

でも自分としては、何度も同じことばかり繰り返し書いているだけような気がして、たいしたこと書いているようには思えないんです。

そんなことより、杏樹さんが「自然にラクに書いているような感じはします」っていう部分、そういうことがわかるってのが凄いです。
そして、そのように感じてもらえたことも、すごく嬉しいです。
もう〜〜、杏樹さんたら〜〜、何もかも嬉しいことばかり〜

〉〉●シャドウイングのこと
〉〉「書く」ってことは最後に来るもんだ、と勝手に決めつけてました。

〉「書く」って難しいと思いますし、最後に来る、と思うのもわかります。話す、というのは相手のあることですから、少々デタラメでも身振り手振りとか、聞きなおすとか言い直すとかゴマカシようもありますが。

そうですね。「話す」と「書く」って、「出す」方という点では同じ方向のことなんですね。
akoは、長い間、英語の4つのことを2つずつに分ける時って、
「読み書き」と「聞く話す」っていう分け方をして考えていたんですが、
いつの頃からか、「読む聞く」と「書く話す」と分けた方が、自分の体感として馴染むようになってきました。

〉〉デタラメとはいえ、どうして書けるんだろう。
〉〉読書のインプットはまだ20万語ですから、しれてます。

〉20万語であれだけ…とビックリしていたら…

ビックリしたのは自分もです。英語はすっかり諦めていたので、シャドウイングも、もう何年もやってなかったですから。今回、投稿に書くために昔の手帳とか出してきて、いつ頃やっていたか整理しましたよ。

〉〉シャドウイングを語数カウントするなんて思いも付かない時代ですから、
〉〉何語やったか見当もつきません。500万語?1000万語? 
〉〉アバウトですが、十分超えてると思います。

〉コレ↑。すごいことをやっていたではありませんか。やはりルークへの「愛」でしょうか。

ここの部分ね、昨日あたり、外を歩いていて「あ」と思ったんですけどね、
杏樹さんが、愛で『指輪』を読めた、と報告した話と共通してるかもしれないですよ。
だって、映画のセリフなんて、キリンもキリンもいいところです。超キリンです。
適度なキリンはいいけれど、過剰にキリンしすぎると英語が続かないっていう話、よくわかります。
akoがレベル0や1しか読みたくない心理って、このときのトラウマがあるのかも… 
はぁ、傷は深い。回復の道は長そう。

〉〉この経験が、今、書くこととどのくらい関係があるか、わかりません。
〉〉多読によって活性化された可能性があると思うのですが、推測の域を出ません。
〉〉酒井せんせー、どうなんでしょうかぁぁああ。

〉大量インプット、ということでは充分意味があったんでしょう。お勉強英語だけじゃなくて、これだけの英語に触れていたのに、あのおぞましい熟語群から自由になれなかったというのが、トラウマの深さを感じさせます。大量インプットして眠っていたものが覚醒したのかもしれません。

あの熟語軍団、初めから意図して書いたわけじゃないから、自分でも怖いです。
最初の一つ二つ(競争と評価あたり)を書いているうちに、次々出てきて、止まらなくなってしまったんです。
あんなに止まらなくなるなら、akoはあまり書かないほうがいいのかもしれないと思ってしまいました。
でも体内から毒を出させてもらったような気もします。(ああ、管理人さん、また、ごめんなさい…)

〉〉●読むと書きたくなる・書くと読みたくなる。螺旋階段です

〉螺旋階段というより好循環ですね。

今後、本当に毒を出し切れて好循環になれば嬉しいです。
「読・書・聞・話」の4つが同時、という機会はなかなかないから、
まず読書、そしてLRとシャドウイング、書く、ということを、やりたい時だけやろう、と思います。今かいてて気づきましたが、「読書」っていう漢字、「書物を読む」だけど、「読み書き」でもあるんですね。ミニ発見!

〉その四つを好循環で回せるなんて、なかなか出来ないことだと思います。私と比べるのは間違ってるでしょうが、今のところ「読む」以外に興味が湧かないので。

自分はどれが楽しい、ということがハッキリわかってさえいれば、それを続ければいいのではないでしょうか。
そういう人は、自分がしないことをやっている人のことを、無闇やたらと羨ましがったりしませんし、
焦ったりもしないように思います。杏樹さんみたいに。

焦り出すと、人を妬んだり憎んだりし始めてしまって、人間関係のトラブルの元ですもの。
こういう感情、私はテニス部でさんざん経験しましたから、もうたくさん、って思ってます。
何かが出来るようになる経路って、タイプの違う人は明らかにいるんだと思うしかない、というのが正直なところです。
お互いに、違う経路をたどっていく相手を、楽しく観察しあって遊びましょ〜〜〜〜〜
(それってakoが杏樹さんを観察してるってこと…? かなり失礼ですね…。でも杏樹さんの中国語多読の経過はホントに面白い。
杏樹さんは、akoのことを虫の観察程度に思って下さってていいですからねー。何の虫がいいかしら〜ん やっぱ洋書絵本出版のLadybirdかな〜)

〉20万語でこれだけ濃かったら、これからどんな進み方をしていくんでしょうね。フツーの人の20万語の何倍もの体験をしているようですから。そのためにも8ヶ月という期間が必要だったんでしょう。人は例え悪いとわかっていても、それまでの習慣から抜け出せないものです。心の奥では、新しいことをするよりも、習慣を手放してしまうことの方が恐いんです。恐怖の熟語群を手放して、新しい概念を注入するのにはそれだけの手間がかかるということでしょうね。


…(感動のあまりしばし沈黙)

…杏樹さんは本当に素晴らしい。akoの体験をそのように説明していただけて、実にわかりやすいです。
習慣の話、実にその通りと思います。

英語広場でのことですが、まだakoは単語の「一対一対応」の習慣が抜けてないらしく、
その部分をしっかり酒井先生に指摘していただいています。これは是非見てください。
酒井先生が投稿して下さった指摘、初めは意味がわかりませんでした。
先生の投稿があった時、「あっ、akoが書いた英語を、正しい英語に直してもらえるのかしら?」と思ったからです。

でも違うんです。すごいです。
英語全体に対する姿勢とか発想そのものの部分なんです、先生が見ているのは。
しばらくわからなかったです。
この感覚、まだ初めてで、今、自分がボーダーラインに立っているような感じがします。
熟語軍団に代表される旧来の思考習慣からは簡単には抜けられないと思います。一度二度指摘されたぐらいでは、また忘れてしまうかもしれない。
でも、この先生の指摘で、悪い習慣が自分から抜けていないことに気づかせてもらえました。
電通大の学生になりたくなってしまいました。

〉さあ、次の10万語では一体何が起こるのでしょう。
〉それではHappy Reading!

akoの長い投稿に、貴重なお時間を割いてお付き合いいただいてありがとうございました。

〉で、世界史クラブの進捗状況はいかかでしょう?私は当分報告できそうにないのですが…

うっ! 杏樹さん、練習広場の成果発揮しましたね。(話をそらしている…) ORT編(後半)の進捗状況ですが、Stage 6-9 で行こうと思っています。ところがステージ7からは1冊が800語平均になるので、少々…読むのが…あうあう…頑張ります、あ、頑張りません。杏樹さんも当面、中国語がノッテる時のようだからそれをお大切に。趣味はいつでも復活可能ですからね


▲返答元

▼返答


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