感無量の20万語

[掲示板: めざせ100万語! -- 最新メッセージID: 25675 // 時刻: 2024/4/29(13:03)]

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20102. 感無量の20万語

お名前: ako
投稿日: 2004/10/6(22:48)

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こんばんわ。akoです。
SSSを始めて8ヶ月。とても重い20万語となりました。
英語を「読む」…、、どうやら相当苦手です。

みなさんのようなペースにするには、相当頑張らないと読めない。
昔、頑張って英語を勉強した時代があるので、今はもう頑張りたくないんです。
なので、ラクラク読めるものしか読みません。
ありがたいことに、SSSの皆さん「頑張らないでね、語数は関係ないよ」と言ってくれる。
助かった。(尚、akoは「頑張らない主義者」ではありません)

そこで英語を長く続けるための環境づくり、心のインフラ整備真っ最中です。
掲示板やオフ会で皆さんとお付き合いさせてもらって、外堀を埋めてます。
掲示板で書くのも、書いて人に肯定してもらって安心するという、心の習慣作りが必要みたいです。
英語に対する屈折した劣等意識があるんです。きっと。まったく英語のヤツときたら…
だから、もうしばらく(まだ)掲示板に依存させてもらいながらやっていこうと思います。
管理人さん、いつもたくさん書いてごめんなさい。

でも、びっくりするぐらい英語との関係は変わりました。
昔、英語と言って自分が想起するものは、評価、競争、報酬、勝負、商機、階層構造、昇進、選別。
日本人にとって英語という存在が持つ一面にしかすぎないのに、
その一面でしかない、選別の道具という面だけしか知らなかったんです。
英語と、そういう歪んだ付き合い方しか、したことがなかったんですね。
この恐ろしい日本語熟語軍団に押しつぶされて挫折、逃避、諦めてました。

セケンでは、英語がヒトを選別する道具になっている面、まだあると思います。
デジタルデバイトと並んで、ますます英語デバイドが進行するかもしれない。
でも、英語の持つそういう面が、akoにはSSS読書のおかげで著しく後退しました。
消えたとは言いません。後退しただけです。でも十分な変化です。満足です。

今、akoにとって英語と言って最初に浮かぶものは……、
SSS、オフ宴会、SEGの男子高生見物(はぁ?)、レベルゼロ、美しい絵本、赤んぼ、うん○、お○ら、カエル、少年、いたずら。心躍る世界。
(ここまで変わりすぎるのも危ないか…ま、適度に適度に(ーー;)

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YLレベル 0       
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 ※レベル区分と略語は読書手帳の表記に従っています。
※書評と手帳でYLレベルが違うものは、暫定的に下に入れました。

■GR■
PGRゼロ----------------------------20冊(18,100語)
OBWゼロ----------------------------4冊(6,000語)

■子ども向けGR■(←『親子100万語』の分類名に従っています)
ORT「ステージ8」まで---------------193冊(11,340語)
LLL「ステップ6」まで------------------87冊(11,289語)
ICRゼロ・1-------------------------34冊(13,485語)
SIRゼロ・1-------------------------34冊 (4,749語)
AWBL----------------------------20冊 (4,606語)
HLRゼロ・1・2-----------------------69冊 (9,003語)
AARゼロ・1--------------------------12冊 (2,210語)
PER1・2------------------------------5冊 (3,212語)
PM----------------------------------58冊 (4,449語)
新設★文字無し絵本(ORT・LLL以外)-------5冊(題の語数 13語)
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      レベルゼロ合計-------------541冊(88,456語)

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YLレベル 1
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■GR■
PGR1--------------------------------7冊(13,200語)
MGR2--------------------------------1冊(1,500語)

■子ども向けGR■
LLL「ステップ7〜」-------------------7冊 (5,312語)
ICR2-----------------------------11冊(16,240語)
SIR2------------------------------1冊 (300語)
Beginner Books---------------------44冊(28,042語)
 (このうちDr.Seuss 12 冊)
Pocket Puffins picture books----------5冊 (3,440語)
Ladybird : Read it Yourself-----------4冊 (1,160語)
 〃  :FICTION --------------------6冊 (7,415語)

■一般の絵本■------------------100冊(41,239語)

■児童書■ ★ついに初!
Nate the Great 1〜3----------------3冊 (4,727語)

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        レベル1合計    189冊 (122,575語)
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         全  合計    730冊 (211,031語)
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★「一般の絵本」という表現★
シリーズ内にレベル区分(ICRやSIRのような)の記載がないものを指します。
YL感覚が自分の中に定まらないので、暫定的に一括してレベル1に入れてますが、
実際には、レベル0〜2ぐらいの本が混在しています。

SSS書評で未登録の本は、語数広場の投稿454号を参照に概数カウントしました。
(投稿日:04/10/3「絵本の語数=…」 投稿者:古川さん)
適切な方法を示していただき、ありがとうございます。
自分のYL感覚を育て、いずれは書評登録もしていきたいと思います。

★データ表記上の問題点★
冊数報告をすることについて。
冊数報告をプレッシャーに感じる方ごめんなさい。単純な楽しみになってるんです。
冊数は、読み終わらないと報告に入れられないため、あまりこだわると、
「途中で投げるワザ」を身に付けるには、マイナスとなる可能性を感じます。
しかしこんな単純なことが、自分のインセンティブになるとは思ってませんでした。
英語読書を続けたいので、どうか今後も報告させて下さい。
ako自身は、ざっと見て「読めそうもない」と投げた本はいくらでもあります。

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●英語を「読む」について
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▼弱点判明
英語を読み続けることに耐性がないです。
原稿(日本語)など、書くほうは、寝食を忘れても書き続けていられるのに、
「読む」となると、あと残りどれくらい?……と、本を下から見てため息ついたり、
絵のディテールを眺めたりして、すぐに英語から離れようとしてしまいます。
日本語の新聞やサイトなどは、スキャンしながらさっさと読める方なので
自分でも当惑してます。(小説読むのは、日本語でも遅い)

自分なりに推測した原因は、性格と過去の英語歴?か、と思ってます。

性格面:例えば音楽好きですが、ライブを聞くより、カラオケで自分で歌う方が好きです。
    入れるより出す方が好きなのか…。
英語面:英語の印刷活字を見る、という経験が相当少ないと推測。

受験勉強時代に見るだけなら見ているはずなので、
もしかしたら英語を見ると、テストの時の思考習慣がよみがえってくるのかもしれない。
今、英「文」を見るのではなく、本全体で話の内容を読もうとしています。
過去の習慣とは明らかに方向性の違うことをやろうとしているため、脳内で摩擦を起こしているのかもしれないです。
うう…、麻薬中毒患者の禁断症状みたい…

言い換えると、かつて自分は、テストや教材の英語しか見たことなかった、ってことかもしれないです。
何てこった!ぱんなこった! テストだけだったなんて、何かカッコわりぃ〜、Drat !!

▼休まずに読めた本
一気に読めたのは、内容に心底感動した一般の絵本です。
そういう絵本と出逢えたことは、本当に大きな収穫でした。
それと最近、Nate the Great を読んでみたら、1700語が止まらずに読めたのでびっくりでした。
飽きないよう、違うタイプの本を混在すればいいかも、と思います。

▼読まない日のこと
4〜5日読まない日がいくらでもあります。しかし数日ぶりに英語を読むと、
なんだか英語が懐かしい〜 ホワワ〜ンとした幸福感を感じます。
10万語の時にも「幸せ英語」ということを書いてるんですが、あれは話の内容についてでした。

今度の幸福感は種類が別です。全体的に懐かしい感じ。
英語を懐かしく感じるなんて、自分にはあり得なかったことです。
たまたま、そうなれるような易しい本ばかり読んでいるだけなのかもしれませんが、
自分にとっては、かなり驚異です。SSSは、Full of Wonder 〜!

▼読速は上がりました! ちょっとだけど…
  (どちらも、初めて読むPGRゼロ・900語を3〜4冊計測した平均値)
スタート時(今年2月)…10分かかった。90wpm
最近計測 (今年9月)…8分になった。112wpm  HOORAY !

今後、レベルとフォントを同程度にして、
ジャンルの違うもの、語数だけが長いもの、等を選んで、
とにかく1冊全部を休まずに読むことに挑戦したいです。
(当面、休まないで2000語こえるのが目標) I wish I could !!

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●この絵本がよかった!
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■Leo Lionni
個人と集団、個性と仲間、自立と依存。摩擦と迎合。
現実の人間社会の有り様が、そのままネズミやカエルを通して語られていて、
目が離せなくなり、次々21作品も読みました。
摩擦は、個性の違いから生じるのではなく、疑心暗鬼から生じるという作品には
わが意を得たり!
『夜と霧』(アウシュビッツ収容所体験を精神分析医が書いた本)を想起
させられる作品もあり、Lionni の人間洞察の深さにはただただ、敬服です。

■Dr Seuss
ナンセンスとリズムと言葉遊びの人と言われていますが、それだけじゃないです。
人生哲学本です。
画一化や均質化に向かおうとする社会の圧力への強烈な風刺に満ちています。
もともと自己主張の強い欧米社会の中でも、さらに個性が突出した人なのでしょう。
まだ16作品しか読んでいませんが、共通するのは「自分は自分であれ!」
自分が人と違うことを、良いこととして強く肯定してくれます。
40作品以上あるので、まだまだこれからです。

■Shel Silverstein
人の持つジレンマを、こんなに簡単な絵と英語で語れるなんて天才…。
俗世間で通俗的にしか生きられない多くの人間の限界を、
しっかり見据えて教えてくれる。しかしその限界に向ける目は、温かい。
東洋の古典を読んでいるような錯覚。人の思想に洋の東西はないんですね。

こんな世界をakoは今まで知らないで生きてました。
今の自分が読めるレベルで、こんなに凄い洋書が読めたんだ!

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●文字なし絵本に驚く
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ORTやLLLの文字無しステージは、英語圏の学習教材だと思っていました。
でも学習教材ではなく、一般向けに販売されている洋書絵本にも
文字なし絵本があることを知りました。

少し前、ORTの文字無しステージを読んで、
自分の中から簡単な英語のフレーズが出てきたという体験を書いたのですが、
ORTやLLL以外の文字無し絵本でも試しました。
眺めてるとほんの少しですが、違う英語表現が浮かんでくるようになりました。

その際、特徴的な共通点が2つあります。

1 自分で英語を「うんしょうんしょ」と考えて言っているという感じはなく、
  本のほうから、英語を語りかけてくれるような感じがします。

  だから、自分の実力で英語を言っているという感じがしません。
  相手が言ってくれる「感じがするだけ」の受動的なもので、曖昧です。
  その英語が正しいかどうかも不明です。
  また、いつも出てくるわけではなく不規則です。

2 前に一度見た文字無し絵本を、期間をあけて再読(再見)すると、
  浮かんでくる英語が違うものになることがあります。文が増えることもあります。
  これって進化かも?!って思っちゃいます! 
  だから文字無し絵本は、何度でも使えるってことです!!
  もうびっくり!!  WHAT A SURPRISE !!っすよ。

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●英語を書きたくなった
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このごろ英語広場を使わせてもらっています。

日頃、英語を自分が書くような環境はありません。
路上で道案内程度のカタコト会話ならできますので、使うのもその程度です。
私にとってSSSは、とにかく「読めるようになりたい」が第一目的だったので、
あまり使われてない英語広場で「書きたい」と思うほどの気持ちはありませんでした。

なら、どうして? 
文字無し絵本を読んで、英語が出てきた事が大きいと思います。
浮かんできた英語が、消えてしまうのがもったいないので、急いでメモしたりしてます。
その頃、ちょうど、たこ焼さんが書くことについて投稿されたり、derfelさんが、映画の感想を書いてみたら、と提案してくれたりして以後、書きたい!と強く思い始めました。

両方の出来事が同時期に重なったので、自分が今よんでいる英語と、書く英語がどう関連するか、ということも興味があります。
ネイティブの人がいるようなネット上の英語チャットはちょっと……ですが、
SSSでなら話題も共通ですし、安心してオシャベリできます。
自分一人では書く気なんて起きないのに、相手ができたおかげで、
むらむらむらむら…と書きたくなりました。お二人には心から感謝しています。
もちろん、それを可能にしてくれたのは、掲示板システムのおかげです。
ありがとうございます。

▼書くのも同じ3原則
書く時は、話す時の自分になって書いてますから、辞書も何も見ていません。
受験勉強の英作文と違って、掲示板は、人とのオシャベリだから書きやすいです。

SSSの3原則通りです。
1)辞書使わない。
2)分からないところは飛ばす=分かんないことは「分かんない」と書くか、単に書かない。
3)つまらなければやめる=書くのが楽しい時だけ書く

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●シャドウイングのこと
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ペーパーバックを読めて翻訳の勉強をしている大学時代の同級生がいます。
彼女がよくボヤくのが、「読んで和訳はするけど、書けないし話せない。
話すのが先にデキルなんて信じらんない」と言います。(SSSを薦めなきゃ)
自分も、旧来の学習英語時代、自分から英語を書く練習なんてしたことがなく、
「英作文」なんて、←この文字見ただけで震えが来ます。
こんなに楽しく英語が書けるなんて、ウソみたいです。
「書く」ってことは最後に来るもんだ、と勝手に決めつけてました。

デタラメとはいえ、どうして書けるんだろう。
読書のインプットはまだ20万語ですから、しれてます。

そこで、これは自分にシャドウイング経験があるからではないか、と推測したので、
参考までに少し過去の体験を報告します。
『どうして英語が使えない』(酒井先生)が出た頃(90年代前半)だから、
もう10年前…。げげ。そんなにアタシは年なの…

好きな映画がいいということで、いきなり映画でシャドウイング始めてしまいました。
とにかく、すごく早いセリフなので、同じところを言えるようになるまで何度も練習しました。
サラリーマンだったので、平日、会社に早めに行って、誰もいないオフィスで一人でやるという形がうまく続き、週5日3年ほど、びっちり一人で続けました。土日も、やりたい日は丸一日やった日もあります。
どーーーーーーーーしても、ルークのこのセリフを言いたい!
…ファンの執念だったです。

その後、頑張りすぎたせいでしょう、だんだん燃え尽きて、回数減りました。
時折、思い出したように、NHK講座のミニドラマを録音したり、勉強チックなCD教材をちまちまやりました。
何度も中断し断続的な体験なのですが、延べ年数を足せば、シャドウイング歴は7〜8年、になると思います。

シャドウイングを語数カウントするなんて思いも付かない時代ですから、
何語やったか見当もつきません。500万語?1000万語? 
アバウトですが、十分超えてると思います。

この経験が、今、書くこととどのくらい関係があるか、わかりません。
多読によって活性化された可能性があると思うのですが、推測の域を出ません。
酒井せんせー、どうなんでしょうかぁぁああ。

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●読むと書きたくなる・書くと読みたくなる。螺旋階段です
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▼「読む」→「書く」
ちょっと読むと「あ!これって?」と電球マークがついて、「書いとかないと面白いことを忘れちゃう〜、もったいない〜」ってことで、すぐそれを書きたくなります。何かケチくさいけど。
これ、日本語の本を読んでいても、同じ症状です。

掲示板で英語を書いていると、話す以上のことを書いている気がします。
これも、日本語でも同じです。

映画「HOLES」の感想を英語で書いた時にも、そう感じました。
辞書も何も見ないで書きましたから、正確さは不明ですが、
書きながらどんどん自分の言い方で書いた感じがします。
(ネイティブが見たら、へんな英語なのかもしれませんが)

言語がナニ語でも、同一人物。行動形態は変わらないんだ〜と不思議です(笑)

もし、読んでいただける方がいらしたらぜひ見て下さい。
どうか、自慢と受け取らないで下さい。(だってどういう英語かわかんないのだから)
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-eng&c=e&id=373]

英語広場ではなく、こちらの広場で、日本語でお話したいです。
英語表現についてではなく、作品の感想の内容について、お話したいんです。
(いろいろ面白い話だったから)

▼「書く」→「読む」
実は、書くことについて、すぐに限界が来るような気がしています。
それには理由があります。
自分で感じていることですが、いつも同じような表現を書いているような気がするからです。
小さな円の中で周回運動をしているような感覚です。

もっと違うように書きたい、書けたらなあ、と思います。
I wish I could !!!・・・なんです。←また同じ英語。

だから、さらに多読したくなります。書けば書くほど、読みたくなるんです。
言葉の4つの面って、つながってるんだなーと実感した20万語でした。

最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。


▼返答


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