代表挨拶
21世紀の社会で、必要とされる力は、既成の枠にとらわれず、新しいものを作っていく創造力、そして未来を予測できる想像力、この2つの力ではないでしょうか?
それでは、そのような創造力・想像力をつけるには、中学・高校時代にどんな勉強をすればよいのでしょうか? 僕はそのために一番必要なことは、豊かな数学・英語・理科を学んで、いろんなことの背景を知り、豊かな心を育てることだと思っています。
例えば、(マイナス)×(マイナス)=(プラス) という計算規則は、多くの中学生対象の参考書では、「覚えるべき計算規則」として与えられています。また、学校や多くの塾でも、(プラス)×(プラス)=(プラス)、(マイナス)×(プラス)=(マイナス)、(プラス)×(マイナス)=(マイナス)、(マイナス)×(マイナス)=(プラス)の4つの規則を教え、後は計算練習をさせるだけですませています。しかし、計算するだけなら、計算機で十分です。人間は計算機ではありません。どういう必然性があって、(マイナス)×(マイナス)=(プラス)となるのか、その背景には、どういう数学的事実があり、どういう発展性があるのかを考えさせる教育をしてこそ、(マイナス)×(マイナス)=(プラス)と定義できる創造力や想像力の育成ができるのです。
受験用の問題集をひたすらこなせば、入試問題を速く解けるようにはなりますが、そのような単調な勉強を続けていくと、人間らしい感受性を失ってしまいます。また、パターンの暗記をしているだけでは、非定型的な問題はいつまでたっても解けません。英語の「文法」も、背景に色々な生の英文を知っていれば役に立ちます。しかし、そういう背景なしに、「文法」だけ覚えても実際に使えるようにはならないのです。英語でも、数学でも理科でも、一見遠回りに見えても、入試後を見据えた本格的な勉強をした方が、大学生や社会人になってからのことを考えれば、実際にははるかに効率が良いのです。




